8cmフルレンジ!
8cmフルレンジは、私にとって何かと思い入れのあるユニットが多いような気がします。 自作スピーカー界でも最小クラスの大きさなのですが、 なかなかの実力の持ち主でもあるのが、8cmフルレンジだと思います。 そのサイズゆえに、広い場所での大音量再生は不向きですが、 6畳間ぐらいの空間であれば、いい感じの鳴りっぷりを見せてくれるのです。...
View Article共鳴管型スピーカーの作り方 その1
唐突ですが、「共鳴管型スピーカー」について、しばらく連載していこうと思います。 今まで40台以上の音響管スピーカーを作ってきましたが、 最近は、バスレフ型スピーカーばかり作っています(汗) そうしていると、やはり共鳴管型の音が恋しくなって、 またもう一度取り組んでみようか、と思っています。 「AudiFill BX-200」 そこで、この機会に、 今までの知識を整理してみようと思いました。...
View Article共鳴管型スピーカーの作り方 その2
今日は、「共鳴管型スピーカーの作り方」の『その2』をお届けします。 共鳴管型スピーカーの設計で、一番に大切なのは、 やはり「スピーカーユニット(以下、ユニット)の選定」です。 ポイントとしては、 「バスレフ型で使えるくらい、低音が出るユニット。そのなかでも、フルレンジタイプが好ましい。」 というところです。 ----------------------------------...
View Article春の自作スピーカーイベント まとめ(集まれ塩ビ管スピーカー2017関東オフ会、第7回PARCサウンド鑑賞会)
この春にあった、自作スピーカー関係のイベントを、 Twitter(@audifill)からの転載で、紹介します♪ どれもスマホの写真なので、画質についてはご勘弁ください(汗 「集まれ塩ビ管スピーカー・関東オフ会2017」(4月29日) http://www.enbisp.com/modules/xpwiki/158.html 毎年恒例のイベントですね。場所は横浜の「横浜ラポール」。...
View Article共鳴管型スピーカーの作り方 その3
今日は、いよいよ共鳴管の設計に入ってきます。 お題は、「共鳴管の長さ」です。 共鳴管型スピーカーの設計の基礎ともいえるポイントなので、 じっくり説明していこうと思います。 -------------------------- 基本となる公式 基本となる公式は、「片開口共鳴管」の式です。 細かいことを言えば「開口端補正」などありますが、...
View Article共鳴管型スピーカーの作り方 その4
今日は、共鳴管型スピーカーの作り方、その4をお話しします。 お題は「共鳴管の断面積」です。 共鳴管の断面積は、「振動板面積の2~3倍」と言われることが多いですが、 これは本当でしょうか。 ------------------------------- 断面積の効果とは? 共鳴管の断面積は、イメージ的に低音の量感に効いてきそうなのは理解できるかと思います。...
View Article共鳴管型スピーカーの作り方 その5
連載5回目の今日は、「管の折り返し」について考えてみます。 長岡先生の著書をはじめ、何となくは書かれている項目ですが、 実際に「管を折り返すと、何が起こるのか」を確認してみましょう。 -------------------------- 180°の折り返し まずは、基本となる180°の折り返しパターンから。 ここでは、二つの断面積で、直管と180°折り返し管を比較してみます。...
View Article共鳴管型スピーカーの作り方 その6
今日は、共鳴管型スピーカーの共鳴をコントロールする方法について説明しようと思います。 以前にちょっとお話ししたように、共鳴管はそのままでは500Hz~1kHzの中域までを増幅してしまう特性があります。 ハイ上がりなユニットに対して中域からの音圧が欲しい長岡型共鳴管とは異なり、この連載で対象としている一般的なユニットにとっては「低音だけの増幅」という特性が必要です。...
View Article「第23回真空管オーディオフェア」に出展します!
皆さんこにちは。 今日は重大ニュースの発表です! オーディフィルは、 「第23回 真空管オーディオフェア」に出展します! -開催概要-(第23回 真空管オーディオフェア」) 会場:秋葉原損保会館 (秋葉原駅から徒歩5~10分) 4階 408号室 (「A&Cオーディオ」と同室) 日時:10月8日(日)10:00~19:00 10月9日(月・祝)10:00~17:00...
View Article共鳴管型スピーカーの作り方 その7(最終回)
連載の「共鳴管型スピーカー」も、今回で最終回となります。 共鳴管といえば、やはり中低域に表れる高次の共鳴をどう消すかが悩みどころとなります。 今回は、音響的な構造を利用して消音する方式を紹介します。 ・吸音管を用いた方法 共鳴管は一本の管が共鳴を起こし、低音を増幅する方式ですが、 その管を枝分かれさせることで、余分な中低音を吸収する方法です。...
View Article[試聴レポ]Stereo誌2017年8月 ムック付録スピーカー / 新BXシリーズ
さて、今年もステレオ誌の付録スピーカーの季節になりましたね。 今年は、月刊Stereo誌ではなく、ONTOMO MOOK(ムック)での扱いです。 早速、8cm用エンクロージュアに装着です! ----------------------------------------------- まずは、「Fostex OMF800P」から。 (エンクロージュア「KT-808」の詳細はこちら)...
View ArticleHandMade in Japan Fes 2017に行ってきました。/ BX-100進捗
前回の日記「[試聴レポ]Stereo誌2017年8月 ムック付録スピーカー」は、沢山の反響を頂きました。いつも読んで下さり、ありがとうございます! さて、今日は一休み。 先日行ってきた、「HandMade in Japan Fes 2017(ハンドメイド インジャパン フェス)」のことを書こうと思います。 https://hmj-fes.jp/...
View Article「スピーカー設計図面集」、制作決定!
暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。 今日は、新しいお知らせです。 「スピーカー設計図面集」を発売します! 内容は、『重低音再生を狙ったエンクロージュア設計』についてです。 (表紙イメージ、仮) 8cmフルレンジの中核モデル「Fostex FF85WK」をベースに、 低音再生に優れたエンクロージュアの製作事例集となります。 とくに、優れた重低音再生が可能な、...
View Article第23回2017真空管オーディオフェア 出展内容1
こんにちは。今日は、2017年秋開催の真空管フェアの出展内容紹介です! (真空管フェア自体の紹介は、前回の日記へ。) まず、展示品は「PR-83Sol」と「RF-1000」の二機種が決定しています。 どちらも、桧無垢材を使ったスピーカーで、 桧ならではの情感溢れる、優しい音色を聴いて頂きたいと思います。...
View Article桧の聖地、木曽に行ってきました。
真空管フェア関係は、今日はお休み。前回の日記「出展内容1」以外にも、まだまだお披露目できる内容を詰めています! さて、先日、桧(ひのき)の聖地ともいえる「木曽」に行ってきました。 ここでいう「木曽」とは、長野県の左下にあたる場所で、 京都から江戸へ通っていた中山道の要所ともされた所です。 今回の旅行では、 長野の「諏訪湖」の近くにある塩尻市から、南に下るようにして移動したので、...
View Article真空管だけじゃない! 真空管オーディオフェア♪
真空管オーディオフェアというと、いかにも「真空管だけ」のように聞こえますが、 真空管アンプや自作スピーカー関係はもちろん、オリジナリティに溢れる"スピーカーメーカー"の出展にも注目したいところです。 今日は、2017年の第23回真空管オーディオ・フェアに出展する、注目のスピーカーメーカーをピックアップして紹介します! A&Cオーディオ (損保会館 4F 408室) [web]...
View Article嬉しいお便り / OMF800P搭載の新作S-065
先日、オーディフィル"PR-10"をご購入頂いた、 富山県のM様から、嬉しいお便りを頂きました。 "PR-10"は、8cmフルレンジを使用した小型ブックシェルフ型スピーカーです。 コンパクトでありながら、全面に無垢桧を使用しているのが特徴ですね。 PR-10の詳細はこちら お便りを頂いたM様のオーディオルームは沢山のスピーカーがあり、 スピーカー好きとしてはたまらない空間です。...
View Article第23回2017真空管オーディオフェア 出展内容2 (新作S-065)
いよいよ、真空管フェアまで約1カ月となりました。 今日は、前回の日記に引き続き、出展内容の紹介です。 新作の自作スピーカー「S-065」。 オーディフィルの製品ではありませんが、こちらも桧スピーカー達と一緒に持参します! テーマは、「響け!低音再生!」として、 以下の時間に、鳴らすことを予定しています。 低音再生は、いつの時代も自作スピーカーの大きなテーマです。...
View Article第23回2017真空管オーディオフェア 出展内容3 (名脇役たち!?)
いよいよ、各種オーディオイベントが近づいてきましたね。 把握しているところでは、こんなところでしょうか。 ・スピーカー再生技術研究会 2017年第9, 10回公開オフ会(9/23、10/9) ・2017東京インターナショナルオーディオショウ (9/29~10/1) ・真空管オーディオ・フェア (10/8,9) ・ミューズの方舟 自作スピーカーコンテスト2017(12/10)...
View Article第23回2017真空管オーディオフェア 出展内容4
いよいよ真空管オーディオフェアが間近となってきました。 改めて、展示の内容をお知らせします。 -開催概要-(第23回 真空管オーディオフェア」) 会場:秋葉原損保会館 (秋葉原駅から徒歩5~10分) 4階 408号室 (「A&Cオーディオ」と同室) 日時:10月8日(日)10:00~19:00 10月9日(月・祝)10:00~17:00...
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