唐突ですが、「共鳴管型スピーカー」について、しばらく連載していこうと思います。
今まで40台以上の音響管スピーカーを作ってきましたが、
最近は、バスレフ型スピーカーばかり作っています(汗)
そうしていると、やはり共鳴管型の音が恋しくなって、
またもう一度取り組んでみようか、と思っています。
「AudiFill BX-200」
そこで、この機会に、
今までの知識を整理してみようと思いました。
以前に共鳴管型スピーカーについて記載したのは、
「カノン5Dの資料室」のこのページ。
http://kanon5d.web.fc2.com/audio/kouza33.html
今回の日記では、先のページには書いていない最新の情報も交えながら、
その設計方法について解説してみようと思います。
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<共鳴管方式の利点について>
そもそも、共鳴管方式の利点とは何でしょうか?
「バスレフ型」や「バックロードホーン型」と比べると、
以下の3つが挙げられると思います。
①バスレフ型と比べて、
より広い帯域の低音を増強できること。
②バックロードホーン型のように、
広い面積で、空間を直接揺らすような低音が出せること。
③構造がシンプルで、
比較的作りやすい。
まあ、欠点については正直いくらでもあるので、
あえて説明しないことにします。
一つ言えることは、「長岡先生の共鳴管」が全てではないこと。
同じバスレフ型でも、市販スピーカーが千差万別なように、共鳴管も設計思想で様々な音・個性を持たせることができるのです。
そして、上手く設計すれば、
16cmウーハーで、これぐらい広帯域なものも作ることができます。
-------------------------------
<設計の手順>
実際の設計の手順としては、以下の4ステップです。
(1)ユニットの選定
↓
(2)管の長さ(共鳴周波数)の決定
↓
(3)共鳴管の断面積(全体容量)の決定
↓
(4)管構造・細部の決定
バスレフ型や密閉型は、非常に明確な設計理論がありますが、
共鳴管型はそうではありません。
今回紹介する設計方法も、
シミュレーションでパパッと決まるものではありません。
しなしながら、「この辺なら大丈夫!」というテキトウな設計方法ではなく、
要点となるいくつかのファクターがあり、それぞれ最適値を求める方法や、ベースとなる理論があると感じています。
そういった【設計の要点】を、今後解説していこうと思います。
それでは、また次回!
今まで40台以上の音響管スピーカーを作ってきましたが、
最近は、バスレフ型スピーカーばかり作っています(汗)
そうしていると、やはり共鳴管型の音が恋しくなって、
またもう一度取り組んでみようか、と思っています。
「AudiFill BX-200」
そこで、この機会に、
今までの知識を整理してみようと思いました。
以前に共鳴管型スピーカーについて記載したのは、
「カノン5Dの資料室」のこのページ。
http://kanon5d.web.fc2.com/audio/kouza33.html
今回の日記では、先のページには書いていない最新の情報も交えながら、
その設計方法について解説してみようと思います。
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<共鳴管方式の利点について>
そもそも、共鳴管方式の利点とは何でしょうか?
「バスレフ型」や「バックロードホーン型」と比べると、
以下の3つが挙げられると思います。
①バスレフ型と比べて、
より広い帯域の低音を増強できること。
②バックロードホーン型のように、
広い面積で、空間を直接揺らすような低音が出せること。
③構造がシンプルで、
比較的作りやすい。
まあ、欠点については正直いくらでもあるので、
あえて説明しないことにします。
一つ言えることは、「長岡先生の共鳴管」が全てではないこと。
同じバスレフ型でも、市販スピーカーが千差万別なように、共鳴管も設計思想で様々な音・個性を持たせることができるのです。
そして、上手く設計すれば、
16cmウーハーで、これぐらい広帯域なものも作ることができます。
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<設計の手順>
実際の設計の手順としては、以下の4ステップです。
(1)ユニットの選定
↓
(2)管の長さ(共鳴周波数)の決定
↓
(3)共鳴管の断面積(全体容量)の決定
↓
(4)管構造・細部の決定
バスレフ型や密閉型は、非常に明確な設計理論がありますが、
共鳴管型はそうではありません。
今回紹介する設計方法も、
シミュレーションでパパッと決まるものではありません。
しなしながら、「この辺なら大丈夫!」というテキトウな設計方法ではなく、
要点となるいくつかのファクターがあり、それぞれ最適値を求める方法や、ベースとなる理論があると感じています。
そういった【設計の要点】を、今後解説していこうと思います。
それでは、また次回!