[S-044][S-045] スピーカー製作のアフターストーリー
製作した自作スピーカーを譲ったり、設計のお手伝いをしたり・・・という機会があったので日記に書き留めておきます。 ~S-044について~ 2015年ミューズの方舟コンテストの試作のなかで生まれたS-044は、ユニット交換やエンクロージュアの検討を経て、だいぶ良い音が出るようになってきました。...
View Article[S-048] 高校野球 と 宇宙戦艦ヤマト と スピーカー
夏の高校野球も終わった今日ですが、 高校野球を見るとたまに思うのが、「暑くないのかなぁ・・・」ということです。 そりゃ、連日30℃を超える日のグラウンドの上となれば、 相当な熱波に見舞われること間違いないでしょう。 しかし選手達は、そんな暑さを超える、遥に辛い練習を乗り越えてきて、 今日この日を迎えているのだと思います。 幼少の頃から、練習を重ね、...
View Article[S-048] 共鳴管の太さ(解説編)
さて、S-048の実験第一弾は「共鳴管の太さ」です。 本当は、興味のあるバックロードホーンから入りたいのですが、まずは基本をおさえる意味から、シンプルな共鳴管からスタートしましょう。 共鳴管の設計は非常にシンプルです。 「太さ」と「長さ」。それだけです。 まあ、他にもテーパーとか、折り返しとか色々ありますが、 基本は、「太さ」と「長さ」で問題ないでしょう。 この二つのファクターのうち、...
View Article[S-048] 共鳴管の太さ(結果考察編)
前回の続きで、共鳴管の「太さ」についての実験結果を解説していきます。 今回の実験は、こんな感じでしたね。 FOSTEXの10cmフルレンジ「P1000K」を使用して、 様々な太さの共鳴管(長さは1.2m)での挙動を確認してみました。 まずは、聴感の特性です。...
View Article秋の自作スピーカーイベント
今秋の自作スピーカーイベントのお知らせです! 「スピーカー再生技術研究会 オフ会」 日時:2015年9月21日(月・祝) 9時~(予定) 2015年9月27日(日) 9時~?(予定) 場所:中野ゼロ「視聴覚室」 (JR/東西線 中野駅から徒歩10分以内) 今年は、2日間の開催となった再生技術研究会オフ会です。 「スピーカーの再生」を主なテーマとして、様々な創意工夫をした作品が登場します!...
View Article[S-048] 共鳴管の折り曲げ(U字)(解説編)
実験箱S-048では、共鳴管型スピーカーの原理を探るための実験をしています。 前回は、共鳴管の太さについて検討しました。 さて、今回は共鳴管の「折り曲げ」について考えてみます。 共鳴管やバックロードホーン型スピーカーの場合、 長さが2m以上の音響管をもつことから、大抵1回以上ホーンを折り曲げることになります。 音響管型スピーカーを多数作製してきた長岡先生は、...
View Article[S-048] 共鳴管の折り曲げ(U字)(結果・考察編)
音響管を使ったスピーカーとして、二つの作例を比較してみます。 それぞれ、ユニット(FOSTEX P1000K)の振動板面積に対して、 200%と400%の断面積をもつ音響管をS-048で用意しました。 それらを「U字型」に折り曲げたときの、 変化を見てみましょう。 まず、聴感上の変化ですが、 あまり大きな変化はありませんでした。 瞬時に切り替えての比較であれば、分かる程度の違いだと思いますが、...
View Article[S-050] スピーカー再生技術研究会(21日)に発表する作品の紹介
今日は、明後日の再生技術研究会OFF会で発表予定の、新作「S-050」の紹介をしようと思います。 S-050は、搭載するユニットに注目です。 先日紹介したRight-EAR製「C0607」を搭載し、平面ユニットならではの低歪な再生音を実現しています。 このユニットの構造は、音楽信号が通る電線が配されたフィルムを中心として、その前後に磁石を配したものです。...
View Article[S-051] スピーカー再生技術研究会(21日)に発表する作品の紹介 2
21日のスピーカー再生技術研究会OFF会では、なんと2台のスピーカーを発表します♪ 一つは、先日お知らせした「S-050」。 そしてもう一つは、今日紹介する「S-051」です。 DigiFi誌 Vol.19(15年8月号)の付録、8cmフルレンジユニットを使った作品です。 カノン5Dの作品としては、珍しい密閉型で、 強固なエンクロージュアによる、素直な低音、粒立ちの良い中高音が特徴です。...
View Article[S-052] スピーカー再生技術研究会(27日)に発表する作品の紹介
ヤマハが凄いスピーカーを出しましたが、 こちらも負けてはいられません。 新作「S-052 ツイン・ウィング」です。 ステレオ誌のコンテスト応募作なので、詳細は伏せますが、 27日の「スピーカー再生技術研究会」で鳴らそうと思います! (21日の「スピーカー再生技術研究会(1日目)」の様子) それでは、皆さまのご来場、お待ちしています♪
View Article[S-048] 共鳴管の折り曲げ(音響距離)(解説編)
大分、時間が空いてしまいましたが、「S-048」の続きです。 前回、U字型と直管の共鳴管を比較したときに、想定とは違った共鳴周波数となりました。 当初想定していたのは、最短距離の120 cmに相当する70Hz。つまるところ、直管と同様の周波数です。 しかし、実際の周波数は、50~60Hz。計算上は、150 cmに相当するものでした。 --この辺は、前回の日記を参照ください---...
View Article[S-048] 共鳴管の折り曲げ(音響距離)(結果・考察編)
今回は、前回説明した音響管の「音響距離」を実験結果から考察してみます。 「音響距離」とは、音響管の共鳴動作から逆算した距離のことで、 構造上の距離でなく、音波にとっての距離という意味です。 実験としては、下記の二つ。 ユニットは、FOSTEXのP1000Kを使用しまして、 振動板面積に対し、400%(10×20cm)と200%(10×10cm)の音響管でテスト...
View Article[S-050] Right-EAR製ユニットのサウンド [動画]
先日紹介したS-050の動画を作成しました。 S-050は、Right-EAR製のスピーカーユニット「c0607」を使用したスピーカーシステ?ムです。 独自の駆動方式をもつ平面振動板ユニットは、分割振動が極めて少ないことから低歪かつ?情報量豊かな再生音が特徴です。 動画を撮っているときも、聴き慣れた試聴曲から見事な情報量を引き出してくれました。 S_050 ×c0607 (Right-EAR)
View Article[S-049]Fostex FE83En との戦い (ミューズの方舟 コンテスト2015)
いよいよ、秋の自作スピーカーイベントのトリともいえる「ミューズの方舟 自作スピーカーコンテスト2015」が近づいてきました! 公式ブログ コンテストで使用するユニットは、FOSTEXの「FE83En」です。 長岡先生時代からある、FOSTEXを代表する8cmユニットだといえます。 試しに、共鳴管箱「S-049」に装着してみると、、、、 あれ?低音が出ない(笑)...
View Article音展2015(オーディオ・ホームシアター展 2015) スピーカーレビュー 前編
昨日、「音展2015(オーディオ・ホームシアター展 2015)」に行ってきましたのでレビューをしようと思います。 もちろん、カノン5D視点のスピーカーが中心の(変態的ではない?)レビューです! まずは、必聴の3ブランドから。 <ファルコン株式会社(FalconLab)>(2F 201) http://falconlab.jp/index.html 今回の音展の正に大穴。...
View Article音展2015(オーディオ・ホームシアター展 2015) スピーカーレビュー (後編)
音展のようなオーディオショウでは、馴染のない製品も聴くことができる機会だといえます。 レビュー後編となる今回は、 私自身、初めて聴いたスピーカーを取り上げてみようと思います。 <DIASOL>(2F C) 三菱電機「DIATONE」の流れをくむハイエンドスピーカー「DIASOL i」。...
View Article[S-049] ステレオ誌コンテスト応募作、全容公開!(1/2)
ステレオ誌のコンテストの結果も、先日には分かってきていまして、 カノン5Dは見事「落選」してしまいました(笑) 反省するところは多々ありますが、 まずは、今まで余り話してこなかった応募作「S-049 ツイン・ウィング」について紹介したいと思います。 第1回目となる今回は、「ツイン・ウィング」の技術的特徴について説明しようと思います。...
View Article[S-049][Youtube動画] ステレオ誌コンテスト応募作、全容公開!(2/2)
「S-049」の第二弾です。 まずは、再生音を動画でお楽しみください! SONYのPCMレコーダー「PCM-D50」での録音(Youtube動画ではMP3 320kbps)ですが、S-052のワイドレンジかつ低歪な音が確認できるかと思います。 特に、ウッドベースの明確な音階は聴きどころです! S-052「ツイン・ウィング」 (2015年Stereo誌付録 Fostex P1000)...
View Articlefeastrex試聴室へ行ってきました
今日は、山梨にあるfeastrex(フィーストレックス)の試聴室に行ってきました。 最寄の穴山駅は、山梨甲府から電車で長野松本方面に向かって数駅のところにあります。 (特急の止まる韮崎駅も、大通りを通って試聴室へアクセスでき、関東から向かうときはオススメかもしれません。) 今回は、秋山社長に迎えに来て頂き、本社内の試聴室まで快適に行くことができました。お忙しいなか時間を作って下さり、感謝感謝です。...
View Article[S-054] ミューズの方舟 出品作「83Diamond」の紹介(1)
11/29のミューズの方舟コンテストの出品作「83Diamond」が完成しました! まずは、その姿を見ていきましょう。 丸のこを用いて作製した本体は、特徴的なデザインにつながりました。 さて、この「83Diamond」という命名は、 FOSTEXの8cmフルレンジ「FE83En」を使用していること、 Diamondのような、特徴的なルックス、最上級のクオリティを願ってつけられました。...
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