スピーカーユニットの固定方法(03)
スピーカーユニットの固定方法について紹介している連載、今回は「対向配置」について書いていこうと思います。 対向配置のメリットは、スピーカーユニットの振動を打ち消せることにあります。 フロントバッフルに固定するだけの方法では、ユニットが音を出そうとしたときに、その反作用で少しだけ箱が後ろに動きます。これがどの程度問題なのかは後程お話ししますが、理想的な振動板の動きを妨げるものといえます。...
View Articleスピーカーユニットの固定方法(04)
今回は、「スピーカーユニットを下から支える方法」について見ていこうと思います。 スピーカーのバッフルは、多かれ少なかれ振動するので、 それならば、下から自立した台に固定すれば良いのでは?という考え方です。 いろいろ調べてみると、図に示した①~③の3通りがあるようです。 今回は、①の下から磁石を支える方法について見てみようと思います。 パターン① 下から磁石を支える。...
View Articleスピーカーユニットの固定方法(05)
今回は、上図②の「後ろから磁石を支える」タイプについて見ていきます。 パターン② 後ろから磁石を支える。(パイオニア) 下から伸ばした支柱に、磁石を支えるような役割を持たせる方法は、1980年代後半からパイオニアが「ミッドシップマウント」と称して、継続的に採用していました。 その固定方法は様々なのですが、木材を使った「S-99Twin」、金属を使った「S-3000」があります。...
View Articleスピーカーユニットの固定方法(06)
今回は、上図③の「後ろからフレームを支える」タイプについて見ていきます。 パターン③「後ろからフレームを支える」(SONY) この手法は、SONYが一時期採用していました。 https://www.sony.jp/audio/products/archive/SS-CNX70ED/feature_1.html...
View Articleアニソンオーディオフェス2022 開催します!
秋の深まりを感じる季節になりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 今日は、オーディフィル主催イベントの紹介です。 アニソンオーディオフェス2022の詳細はこちら ★試聴参加のみも歓迎いたします。★ (毎年 発表者7名、試聴参加者10名ぐらいです) こちらで紹介するのは初めてかもしれませんが、2018年から毎年開催しているイベントになります。...
View Articleひのきでスピーカーを作る理由(その3)
https://www.audifill.com/index.html 今日は、オーディフィルが「なぜ ひのき材でスピーカーを作るのか」についてお話ししようと思います。 実はこのテーマ、過去にも何回かブログにしています。 思い立つ度に書いているのですね(笑) 2016年09月09日「桧でスピーカーを作る(前編)」 2016年09月11日「桧でスピーカーを作る(後編)」...
View Articleスピーカー箱を補強する意味
皆さんこんにちは。 今日は「スピーカー箱の補強」について考えてみます。 冒頭の写真にあるように、オーディフィルが作製しているスピーカー内部にはアルミの補強部材が入っています。これは木材だけでは得られない高い強度を実現するための手法です。 スピーカーの強度が不足していると、ボンボンという箱鳴りが起こってしまうのは皆さんご存じのとおりだと思います。...
View Article「アニソンオーディオフェス2022」 12/18開催の詳細
寒さが一段と増してきた頃かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。 直前ではありますが、今年のアニソンオーディオフェスのタイムテーブルが決まりましたので、告知させていただきます! 開催日:2022年12月18日(日)開場: 10時30分~ (試聴のみ参加者の入場開始)開演: 11時00分~ 17時頃、終演予定会場「マロンホール(東京都 東小金井駅開設記念会館)」 アクセス方法はこちら。...
View Articleアニソンオーディオフェス2022、無事に終了しました。
アニソンオーディオフェス2022、無事に終了しました。 当日の様子を書こうと思います。 <当日の写真>健々さん 「ホワイティコ」 ONKYO OM-OF101を使った作品。ラウンド型の本体が特徴です。 発表資料(pdf)Χ'tさん 「繭」 同じくONKYOの OM-OF101を使った作品。 FRPで作った本体が特徴的です。 発表資料(pdf)kato19さん 「Built-in ASW...
View Article2022年を振り返って
<写真>アニソンオーディオフェス2022(12/18)で発表したSOLA Mk2 2022年も残すところ数日になりました。 個人的には、「PS5」や「meta quest2」を買ったりと、 最新の技術を体感した1年でした。 また、ロードバイクを売却するなど、 自分の中でやるべきこととそうでないことを明確にできた年のようにも感じます。 2022年のスピーカーの進捗としては、...
View Article新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。 昨年中は大変お世話になりました。 今年も色々なことにトライできる一年にしたいと思っています。 どうぞ宜しくお願い致します。 「オーディフィル サウンドラボ」開設 2023年の新企画として、「オーディフィル サウンドラボ」を開設しました。 https://www.audifill.com/essay/lab/lab_index.html...
View Articleオーディフィル サウンドラボ 更新しました
仕事始めもあり何かとお忙しい頃かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。 まだまだ寒い日が続きますので、どうぞ暖かくしてお過ごしください。 さて、webページの「オーディフィル サウンドラボ」を更新しました。 「バックロードホーン型スピーカーの特性~その8~」 https://www.audifill.com/essay/lab/2023/230107_01.html...
View Articleオーディフィル サウンドラボ 更新しました
連載企画の「オーディフィルサウンドラボ」、2記事を追記しました。 [記事] バックロードホーンスピーカーの特性~その9~ バックロードホーンで悩まされやすい【ホーンの共鳴音】について、測定結果をもとに説明しています。ホーン音道内部に吸音材を入れることの功罪についても、データを交えて考えてみたいと思います。 [記事] バックロードホーンスピーカーの特性~その10~...
View Articleオーディフィル サウンドラボ 更新しました
皆さんこんにちは。 寒さが一段と厳しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、「オーディフィル サウンドラボ」に記事を追加したので、紹介します。 <バックロードホーン型スピーカーの特性~その11~> 今回は、バックロードホーン箱の空気室のサイズを変えたとき、どのような音質になるのかのレビューです。 長岡先生の著書にある公式では、 fx=10×S0/Va...
View ArticleサブウーハーSW-1のユーザー様レポート
春らしい暖かさが感じられる気候になりましたが、 いかがお過ごしでしょうか。 今日は、オーディフィルの製品「サブウーハー SW-1」の お客様からのレポートを紹介しようと思います。 まずは、東京都のT様。 ダイヤトーンのDS-4NB70を含めた、現代的なシステムにサブウーハーを追加されています。 「SW-1」が無塗装仕上げであることを利用し、...
View Articleオーディフィル 7周年!
桜も咲き、春の気候になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 2023年4月で、オーディフィルは7周年を迎えました! 創業した2016年から気づけばかなりの年月が経ってしまいましたが、これからもマイペースに進めていこうと思います。 オーディフィルの「フィル(Fill)」? オーディフィルという屋号は、AudioにFillを組み合わせた造語です。...
View Articleバックロードホーンの試作(S-078, S-079, S-080)
皆さんこんにちは。最近、バックロードホーンの試作をやっているカノン5Dです。 フルレンジのヌケのいいサウンドを生かした方式として知られるBHに、もう一工夫できるのではという思いがあり、試作検討をスタートしています。 S-078 まず紹介するのは、10cmフルレンジ「Fostex FE103NV」を搭載する作品です。 細身なスタイルで、奥行きは15cmしかありません。...
View Articleリスニングルームの模様替え
少し前に部屋の模様替えをしましたが、もう少し変更しました。 【前回の変更】 https://www.audifill.com/essay/eng/0_16.html 前回は、定在波対策として、6畳間を縦使いから横使いに変えましたが、 ラックがスピーカー中央に残ったままでした。 やはりスピーカー間に物がある状態では、音のヌケが悪いというか、音像の濃度が今一つな状態でした。...
View Articleバックロードホーンのシミュレーション
バックロードホーンのシミュレーションソフトとして「Hornresp」というソフトがあります。 MJ誌などで活躍されている小澤先生も使う有名なソフトなので私も過去に何度か挑戦しましたが、なかなか上手くいかずに断念していました。。。 今回、バックロードホーンを本格的に取り組むにあたって、いろいろ使い方を調べて何とか使えるようになりました! 日本語マニュアルを作ってみたので、公開します。...
View Article小型スピーカー vs バックロードホーン
こんにちは。カノン5Dです。 最近はバックロードホーンの製作をしているのですが、一方で小型スピーカーである「SOLA Mk2」のチューニングも徐々に進めています。 <小型スピーカーの調整> バックロードホーンの音を聴いていると、今まで満足できるレベルに到達していたと思った小型スピーカーの方も弄りたくなるんですよね(笑) 言うまでもなく、全体のクオリティは「SOLA Mk2」が圧勝なのですが、...
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