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[Stereo誌2012年8月号付録] 三つ折レゾナンス (設計編 〜その2〜)

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前回の日記から一ヶ月近く経ってしまったので、
設計の狙いから。

SCANSPEAK 10F/8422-03を共鳴管で使いたいと思ったのですが、
どうせ作るなら、従来の共鳴管とは一味違うものを…と思いました。



長岡先生のネッシーは、片開口の共鳴管ですが、
これを両開口にすればどうだろうか? という発想から、
「三つ折レゾナンス」の設計は生まれました。


管の断面積は、振動板の1.5倍〜3.0倍程度とするのがセオリーですが、
両開口管の場合は、ユニットから2本の管が出ているので、2本の管の断面積を合計した値として考

えれば良さそうです。

ユニットの振動板断面積は、振動半径(a)が34mmなので36.3cm2。

そこで管は3cm×9cmとして、管断面積を27cm2×2=54cm2とします。
これで、振動板の約1.5倍の断面積を持つ管になりますね。


管の全長は、4.3mとして
その中央にユニットを配置することで、
40Hzの共鳴周波数(両開口共鳴管として動作)を狙います。


そんな訳で、設計図は以下のようになります。

<クリックで拡大>








図面では、「垂直組立ver」と「通常ver」を用意しました。
私が組み立てたのは通常verですが、垂直verの方が少し組み立てやすいと思います。


次回は、実際の工作編です!

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