前回の続きで、先日のコイズミ無線での発表会です。
まずは、市販品の箱「YK130MG」との組み合わせ。
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市販品だけあって、洗練された印象です。
内容量は、10,2L。 ダクトの共振周波数は 62Hzです。
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さて、早速試聴です。
単一楽器のアコースティックなものから、オーケストラ、JAZZまで聴きました。
まず感じるのは、純Mgならではの癖の少なさ。
Mg「合金」だと「シャリシャリ」した音になりやすいのですが、
むしろ肉厚でコシのあるサウンド。
制動も抜群で、アルニコならではのキレの良さ、情報量の多さが、純Mgの音を引き立てているようでした。
重低音も十分で、ズシンと沈んだ音が低音楽器の存在感を高めています。
これで感想の9割程度を書いてしまったのですが、
スピーカーの軸上真正面で、よくよく聴いていくと、
些細なことも気になってくるものです(笑)
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まずは、低音。
沈み込んでいるのは良いのですが、普段からバックロードホーンを聴いている私にとっては、ちょっとスピード感不足。
80Hzぐらいが「ぶぉっ!」と出てきたかと思えば、40Hzや150Hzがやや薄いかも?と感じる場面がありました。
ウッドベースだと低い部分の音階・音量は出せてるのですが、
ウッドベースを弾いたときの、空気が弾ける感じが出ていなかったり、
「くくぅ〜ん」と高い音を鳴らした時が薄かったり。
和太鼓も、「ズシーン」と凄い重低音で鳴っていて、浅生先生もドヤ顔だったのですが、(←失礼)
でも、本当の和太鼓って、もっと軽い音なんですよね。まあ、録音が特殊ではありましたが(汗
そして中高音。
(私が気にしすぎなのかもしれませんが)
ピアノやソプラノに「キンつき」が感じられるのです。
これは「ブナ合板」の功罪で、ラワン合板のようなモヤモヤが無いかわりに、
中高域に刺激的な音が乗ることがあるのです。
そして、最高域は癖が無い代わりに、やや「だら下がり」に感じました。
まあ13cmフルレンジに15kHz以上を期待すること自体、酷な話なので、
素直にスーパーツイーターを加えた使いこなしも視野に入れると良さそうです。
こんな粗探しをしたくなるほど、優れたスピーカーシステムだと思います。(強引だなw)
この辺の小さな差異は
たぶん好みの問題や、使いこなしで何とでもなるのだと思います。(たぶんw)
ちなみに、サランネット装着時はこんな感じ。
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そして、お決まりの「バイオリンレッド」も用意されています!
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さて、ここからが後半。
このMG130HRには、取扱説明書に推奨エンクロージュアがあり、
それを聴くことができました!
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容量は8.4L、ダクト内径は49mm、長さは90mm(試聴時)でした。
周波数特性は「実線」のようになり、先ほどの市販品と比べて低音の伸びは10Hzほど悪くなります。
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試聴すると、柔らかい音で軽やかな鳴りっぷりだと感じました。
これは材料として使っていた「シナ合板」によるものだと思います。
低域は伸びが犠牲になり「ポンポン」と鳴る感じではあるものの、
バスレフ特有の不自然さは皆無で、軽やかな低音が好感触でした。
さらに、中高域の硬さが解消されたためか、
市販箱のYK130HRと比べると、最高域の伸びが自然に聞こえました。
知人は、「せっかくの純Mgなのに、シナ合板特有の付帯音が感じられる」「低音の沈み込みが悪い」といった理由から市販品のYK130HRを推していましたので、
その辺は視聴者の好みによる部分が大きいのかもしれません。
たしかにカマボコ型のサウンドなので、先ほどのYK130MGのワイドレンジ感には負けますが、
「フルレンジらしさ」を追求した音は、むしろこの自作verに分があるかな〜と思いました。
ちなみに、意外にも中音(1〜5kHz)が出やすい特性なので、
バスレフだけでなく、共鳴管などの他方式もいけるかもしれません!?
まあ、そんなこんなで試聴会は終了。
限定ユニットらしい力量を十分に感じることができた試聴会でした!
まずは、市販品の箱「YK130MG」との組み合わせ。
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市販品だけあって、洗練された印象です。
内容量は、10,2L。 ダクトの共振周波数は 62Hzです。
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さて、早速試聴です。
単一楽器のアコースティックなものから、オーケストラ、JAZZまで聴きました。
まず感じるのは、純Mgならではの癖の少なさ。
Mg「合金」だと「シャリシャリ」した音になりやすいのですが、
むしろ肉厚でコシのあるサウンド。
制動も抜群で、アルニコならではのキレの良さ、情報量の多さが、純Mgの音を引き立てているようでした。
重低音も十分で、ズシンと沈んだ音が低音楽器の存在感を高めています。
これで感想の9割程度を書いてしまったのですが、
スピーカーの軸上真正面で、よくよく聴いていくと、
些細なことも気になってくるものです(笑)
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まずは、低音。
沈み込んでいるのは良いのですが、普段からバックロードホーンを聴いている私にとっては、ちょっとスピード感不足。
80Hzぐらいが「ぶぉっ!」と出てきたかと思えば、40Hzや150Hzがやや薄いかも?と感じる場面がありました。
ウッドベースだと低い部分の音階・音量は出せてるのですが、
ウッドベースを弾いたときの、空気が弾ける感じが出ていなかったり、
「くくぅ〜ん」と高い音を鳴らした時が薄かったり。
和太鼓も、「ズシーン」と凄い重低音で鳴っていて、浅生先生もドヤ顔だったのですが、(←失礼)
でも、本当の和太鼓って、もっと軽い音なんですよね。まあ、録音が特殊ではありましたが(汗
そして中高音。
(私が気にしすぎなのかもしれませんが)
ピアノやソプラノに「キンつき」が感じられるのです。
これは「ブナ合板」の功罪で、ラワン合板のようなモヤモヤが無いかわりに、
中高域に刺激的な音が乗ることがあるのです。
そして、最高域は癖が無い代わりに、やや「だら下がり」に感じました。
まあ13cmフルレンジに15kHz以上を期待すること自体、酷な話なので、
素直にスーパーツイーターを加えた使いこなしも視野に入れると良さそうです。
こんな粗探しをしたくなるほど、優れたスピーカーシステムだと思います。(強引だなw)
この辺の小さな差異は
たぶん好みの問題や、使いこなしで何とでもなるのだと思います。(たぶんw)
ちなみに、サランネット装着時はこんな感じ。
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そして、お決まりの「バイオリンレッド」も用意されています!
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このMG130HRには、取扱説明書に推奨エンクロージュアがあり、
それを聴くことができました!
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容量は8.4L、ダクト内径は49mm、長さは90mm(試聴時)でした。
周波数特性は「実線」のようになり、先ほどの市販品と比べて低音の伸びは10Hzほど悪くなります。
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試聴すると、柔らかい音で軽やかな鳴りっぷりだと感じました。
これは材料として使っていた「シナ合板」によるものだと思います。
低域は伸びが犠牲になり「ポンポン」と鳴る感じではあるものの、
バスレフ特有の不自然さは皆無で、軽やかな低音が好感触でした。
さらに、中高域の硬さが解消されたためか、
市販箱のYK130HRと比べると、最高域の伸びが自然に聞こえました。
知人は、「せっかくの純Mgなのに、シナ合板特有の付帯音が感じられる」「低音の沈み込みが悪い」といった理由から市販品のYK130HRを推していましたので、
その辺は視聴者の好みによる部分が大きいのかもしれません。
たしかにカマボコ型のサウンドなので、先ほどのYK130MGのワイドレンジ感には負けますが、
「フルレンジらしさ」を追求した音は、むしろこの自作verに分があるかな〜と思いました。
ちなみに、意外にも中音(1〜5kHz)が出やすい特性なので、
バスレフだけでなく、共鳴管などの他方式もいけるかもしれません!?
まあ、そんなこんなで試聴会は終了。
限定ユニットらしい力量を十分に感じることができた試聴会でした!