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木材の種類と音質 (その1)

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木材と音質。
とても奥深く、興味深いものだといえます。

先日、Phile-webの裏庭の英雄さんが日記で木材を叩いた時のレビューをしていました。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/3216/20120201/28458/

また、過去のStereo誌では、オルゴールや後面開口バッフルで、各種木材の響きをチェックしたとのこと。
http://www.wood.co.jp/sound/sp.html



そんな皆さんに刺激されて、
私もやってみることにしました。


今回は、CDプレーヤーのインシュレーターとして、
15種類の木材をテストしました。




試聴曲は、写真にある三つです。

「DENONクラッシックス リマスタリング&HQCDサンプラー(HQCD盤)
 ベートーヴェン交響曲第六番ヘ長調『田園』第一楽章
 スウィトナー指揮、 ベルリン・シュターツカペレ」

この曲(以下「田園」)は、クラッシックの優秀録音として採用しました。
ダイナミックレンジの広い弦楽が収録され、強音部での音の混濁や、弱音部での情報量・表現力、低音楽器と高音楽器のバランス…などを確認しました。
ちなみに、私はクラッシックに関する教養は皆無です(笑)


「冒険でしょでしょ? (平野彩)
 2006年4月26日発売、LACM4255」

TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のOP曲です(以下「ハルヒ」と呼ぶ)。
チェック項目としては、ヒロイン「ハルヒ」の快活なキャラクターが曲から感じとることが出来るか、打ち込み系音楽らしい空間表現が可能か、録音の悪さを露呈しないか…など。


「ここにいたこと (AKB48)
 13曲目『Beginner』
 2011年3月?発売、 KIZC90117/8」

AKB48の曲としては、ちょっと異色な感じの曲です(以下「AKB」と呼ぶ)。
チェック項目としては、重低音の力感が表現できるか、ボーカル(計16人)が分離できるか、歌としてのエネルギーが伝わってくるか…など。



試聴方法としては、プレーヤー(Pioneer DV-610AV)を、
木材で三点支持しました(前1点、後ろ2点)。



木材のサイズは、全体的に2〜3cm角に揃えています。木目は上下方向としましたが、一部仕方なく横方向となる木材もありました。

何個も試聴していると、音が分からなくなるので、今回は『黒檀(山本音響工芸製 BP-22)』をリファレンスとして試聴を行いました。
評価に迷った際は、一度黒檀の音を聴いてから(耳をリセットして)試聴しました。
http://www2.117.ne.jp/~y-s/PB-22-j.html



その他の木材は、下記販売店で入手しました。
集成材各種:
「エコモク(佐久間木材)」
「山根樫材工場」
バーチ合板、シナアピトン合板:
「米屋材木店」
ラワン合板、チェリー:
「東急ハンズ」
OSBボード、松集成材:
(近所のホームセンター)



あと、言い訳に近いのですが…

●個人での限界があります●
「機材を支持する位置が0.1mmでも違うと音が違う」と主張する方もいらっしゃるようですが、残念ながら、そこまでの凄腕は持っておりません。

●試聴結果と、素材の優劣は関係ありません●
インシュレーターは、いわゆる「調味料」のような役割だと認識しています。たまたまシステムと合うものであれば、評価は高くなると思います。今回の試聴で酷評(好評)となった素材でも、他のシステムでどのような結果となるかは保障できません。

●プラシーボ全開です●
「今は○○材の音を聴いてるんだなぁ」と思いながら試聴をしています。「ブラインド」で差を聴き分ける自信は一切ありません。

●耳は人それぞれです●
この試聴記は最終結論ではなく、皆さんの好奇心をかきたてる文章であって欲しい…と願っています。




次回からは、いよいよ試聴記です!!

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