心地よい秋晴れが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、サブウーハー試作の話を書こうと思います。
![]()
サブウーハーの試作を始めたのは、ちょうど1年前の秋。
小型スピーカーの下を補強するものが欲しいな~という漠然とした思いから、製作がスタートしました。
手持ちのスピーカーは、どれも6~10cm口径。
それらと低音のスピード感を合わせるために、サブウーハーとしては少し小さめの「16cm口径」として試作を始めました。
![]()
初期の試作なので、コンパネを使ってサッと作ります。
内部補強も、適当に入れてみました。
![]()
吸音材は、箱の中央付近に多めに入れ、
上下方向の定在波を防ぎます。
![]()
![]()
そして完成!
期待を胸に聴いてみたのですが、、、う~ん、今一つ。
ユニットは、フルレンジをベースに小改造を加えたのですが、その程度では「深く沈み込む低音」には至りませんでした。
低音の質としては悪くないのですが、期待していた「パワーのある低音が俊敏に出てくる」とは違う感じです。
あと、エンクロージャーも全くの強度不足。
多少の補強では、低音の音圧に負けてしまうことを学びました。
![]()
<余談>
実はこのユニット、FE166Enの改造版です。
振動板のセンターキャップを切り取り、【墨汁】を塗装してみました。
![]()
(塗装前)
墨汁塗装をしたFE166Enの中高音は非常にマイルド。
FEの弱点でもあるカリカリした表情は抑えられ、懐かしい質感のフルレンジを聴いている気分になります。
おそらく、ESコーンを構成するパルプ由来の補強成分が、墨汁(の水分)により一度崩され、内部損失が多いことを特徴とする「ノンプレスコーン」に近い素材に変化したのかもしれません。
ちょっと古典的でノスタルジックな音と、現代的な精密さを両立させたい時には、ちょうどよい手法になるかもしれません。
![]()
試作1号機ということで、だいぶ遊び要素のある内容になってしまいました。
失敗して当然、という声も聞こえてきそうです(笑)
しかし、普通のウーハーを使った作例に戻るのも面白くありません。
試作2号機では、「構造剛性」に注目した手法をトライしてみました。
次回の日記をお楽しみに!
![]()
![]()
今回は、サブウーハー試作の話を書こうと思います。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/cf/b7febd045dbd486bd8dd029419c4a82f.png)
サブウーハーの試作を始めたのは、ちょうど1年前の秋。
小型スピーカーの下を補強するものが欲しいな~という漠然とした思いから、製作がスタートしました。
手持ちのスピーカーは、どれも6~10cm口径。
それらと低音のスピード感を合わせるために、サブウーハーとしては少し小さめの「16cm口径」として試作を始めました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/99/1fd5f0517249f74d8db2e0d86fbd8ca1.jpg)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/49/df0ecdd4e6386fc7fbdaf4508f20c740.jpg)
初期の試作なので、コンパネを使ってサッと作ります。
内部補強も、適当に入れてみました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/30/166b2fb393d37bec0252a27b02720ba3.jpg)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/52/cbdb7393a93f073c3dec055d97b581c1.jpg)
吸音材は、箱の中央付近に多めに入れ、
上下方向の定在波を防ぎます。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/cf/b7febd045dbd486bd8dd029419c4a82f.png)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/21/1a002e7111b2e882f0de4929b0f9c89d.jpg)
そして完成!
期待を胸に聴いてみたのですが、、、う~ん、今一つ。
ユニットは、フルレンジをベースに小改造を加えたのですが、その程度では「深く沈み込む低音」には至りませんでした。
低音の質としては悪くないのですが、期待していた「パワーのある低音が俊敏に出てくる」とは違う感じです。
あと、エンクロージャーも全くの強度不足。
多少の補強では、低音の音圧に負けてしまうことを学びました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/cf/b7febd045dbd486bd8dd029419c4a82f.png)
<余談>
実はこのユニット、FE166Enの改造版です。
振動板のセンターキャップを切り取り、【墨汁】を塗装してみました。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/4d/fad557f97c5736f79e4cf17206ca4744.jpg)
(塗装前)
墨汁塗装をしたFE166Enの中高音は非常にマイルド。
FEの弱点でもあるカリカリした表情は抑えられ、懐かしい質感のフルレンジを聴いている気分になります。
おそらく、ESコーンを構成するパルプ由来の補強成分が、墨汁(の水分)により一度崩され、内部損失が多いことを特徴とする「ノンプレスコーン」に近い素材に変化したのかもしれません。
ちょっと古典的でノスタルジックな音と、現代的な精密さを両立させたい時には、ちょうどよい手法になるかもしれません。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/cf/b7febd045dbd486bd8dd029419c4a82f.png)
試作1号機ということで、だいぶ遊び要素のある内容になってしまいました。
失敗して当然、という声も聞こえてきそうです(笑)
しかし、普通のウーハーを使った作例に戻るのも面白くありません。
試作2号機では、「構造剛性」に注目した手法をトライしてみました。
次回の日記をお楽しみに!
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/cf/b7febd045dbd486bd8dd029419c4a82f.png)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/44/2905d6340d1e52ddf8d3fef6cf570921.png)