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[S-044] ホーン構造のアイディア

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さて、様々なユニットを搭載したS-044ですが、
今度は箱のほうに注目してみます。

------S-044 基本スペック---------
空気室容量 2.7L
スロート断面積 45cm2
スロート絞り率 90%
ホーン広がり率 1.4
ホーン長さ 1.4m
ホーン開口面積 460cm2 (塞ぎver.→150cm2)
---------------------------------

このS-044はホーン長が1.5m弱のショートホーンのバックロードホーンです。
広がり率が大きく、その「独特の構造」+「FE103Sol」故のボンツキを抑えるために、ホーン開口部に蓋をする構造としていました。





「ホーンを塞ぐ」という考えでは、普通のアプローチですが、
ふと「ホーン全体を小さくしたらどうなるか?」という考えが浮かんできました。

そこで、次の図で「S-044改」として水色で描いたように、
ホーン開口端に詰め物を入れて、容積を小さくしてみました。



このホーン構造は、既にエクスポネンシャル曲線とは異なったものとなっています。

長岡先生はホーンの中間を絞る「カスケード」という概念を採用していましたが、この「S-044改」は、むしろ逆です。
(相対的に見れば)ホーン中間が大きいので「逆カスケード」でしょうか。


この効果については、次回以降に検証してみます。

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