<S-038>
ミニコンポのスピーカーユニットを使ってのSP製作記です。
前回の日記で、スピーカーユニットの特性を測定したので、今回はそれに基づいての設計を紹介します。
<ウーハーユニットのインピーダンス特性↓>
基本構成は、今回もダブルバスレフ型です。
ウーハーの特性から、一般的なバスレフ型か、ダブルバスレフ型との相性が良さそうだと判断しました。
私の経験上、バスレフ型より、ダブルバスレフ型のほうが設計の自由度が高く、自作SPとして成功しやすいように感じています。
ちなみに、「ウーハー」をバックロードホーン型や共鳴管型に入れることもできるのですが、これらの形式はフルレンジスピーカー向きのように感じています。
単体でも十分に中低音が出る(いわゆる「大人しい」音の)ウーハーには、音響管方式は不向きなのです。
このダブルバスレフの設計では、まず始めに箱容量から決ました。
10cmウーハーなので、一般的なバスレフでは6〜8L程度が適性容量だと思いますので、その半分となる4Lを第一空気室容量としました。
第二空気室容量は、その1.5倍程度(6L)とします。
ダクト共振周波数も、欲張らずに122Hzと67Hzと設定します。使用するユニットのインピーダンス曲線の裾野から判断して、無理の無い周波数に設定し、キレのある低音を狙います。
第一ダクトと第二ダクトの共振周波数をどこまで離すか、は設計上の大きなポイントなのですが、今回はQ0が低いウーハーなので1.8程度としてみました。これが吉と出るか凶と出るかは完成後のお楽しみです。
この設計を形にすると、こんな感じに。
<全体の寸法図↓>
<クリックで拡大>
<板取り設計図面↓>
トールボーイ型なので、無理なく納まったなぁ〜というのが第一印象です。
特に、2本のダクトを直線状に配し、低音の流れがスムーズになるよう工夫してみました。(どこまで効果があるか謎ですが。)
さらに、第二ダクト出口には、前側へ低音を導く音道を設置。私の大好きなバックロード型のようなルックスになることを期待しての設計です。音への効果は・・・どうなんでしょう?
設計として12mm厚の3×6合板にギリギリ収めることができました。推奨はシナ合板ですが、フィンランドバーチでも、コンパネでもOKです。
さて、次回は本機<S-038>の製作編です!(たぶんw)
ミニコンポのスピーカーユニットを使ってのSP製作記です。
前回の日記で、スピーカーユニットの特性を測定したので、今回はそれに基づいての設計を紹介します。
<ウーハーユニットのインピーダンス特性↓>
基本構成は、今回もダブルバスレフ型です。
ウーハーの特性から、一般的なバスレフ型か、ダブルバスレフ型との相性が良さそうだと判断しました。
私の経験上、バスレフ型より、ダブルバスレフ型のほうが設計の自由度が高く、自作SPとして成功しやすいように感じています。
ちなみに、「ウーハー」をバックロードホーン型や共鳴管型に入れることもできるのですが、これらの形式はフルレンジスピーカー向きのように感じています。
単体でも十分に中低音が出る(いわゆる「大人しい」音の)ウーハーには、音響管方式は不向きなのです。
このダブルバスレフの設計では、まず始めに箱容量から決ました。
10cmウーハーなので、一般的なバスレフでは6〜8L程度が適性容量だと思いますので、その半分となる4Lを第一空気室容量としました。
第二空気室容量は、その1.5倍程度(6L)とします。
ダクト共振周波数も、欲張らずに122Hzと67Hzと設定します。使用するユニットのインピーダンス曲線の裾野から判断して、無理の無い周波数に設定し、キレのある低音を狙います。
第一ダクトと第二ダクトの共振周波数をどこまで離すか、は設計上の大きなポイントなのですが、今回はQ0が低いウーハーなので1.8程度としてみました。これが吉と出るか凶と出るかは完成後のお楽しみです。
この設計を形にすると、こんな感じに。
<全体の寸法図↓>
<クリックで拡大>
<板取り設計図面↓>
トールボーイ型なので、無理なく納まったなぁ〜というのが第一印象です。
特に、2本のダクトを直線状に配し、低音の流れがスムーズになるよう工夫してみました。(どこまで効果があるか謎ですが。)
さらに、第二ダクト出口には、前側へ低音を導く音道を設置。私の大好きなバックロード型のようなルックスになることを期待しての設計です。音への効果は・・・どうなんでしょう?
設計として12mm厚の3×6合板にギリギリ収めることができました。推奨はシナ合板ですが、フィンランドバーチでも、コンパネでもOKです。
さて、次回は本機<S-038>の製作編です!(たぶんw)