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FE83NV、FE103NVを聴いてきました。(試聴感想)

先日発表されたFOSTEXのFE83NV、FE103NVを試聴してきましたのでレビューを書こうと思います。

場所は、エクスペリエンスストア二子玉川(フォステクスショールーム)。
入荷したばかりでエージング途中ながらも、聴くことができました。

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まずは、8cmフルレンジのFE83NV。
私自身、FE83E、FE83En、FE83Solと愛用してきたので、その進化が楽しみです。

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安室奈美恵の曲を聴くと、グッと沈み込むドラムと、艶めかしいボーカルが印象的でした。
箱のFOSTEX BK85WB(BK85WB2の前モデル)との相性は非常に良いようです。

しっかりと聴くと、NVらしさとして、深みのある再生音を感じることができました。

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空間に音像が浮かぶのは小口径の良さですが、
その音像一つ一つが濃く、実在感に溢れているのです。

ボーカルは薄くなったりカサつくことなく肉付き豊かに。
シンバルは、華やかさだけでなくリズム感とノリの良さを感じるように。
旧来のFEEnでは望んでも手が届かなかった領域にNVは到達していました。

低音は思いのほか太く、箱とのマッチングの良さを感じました。
自作バスレフ箱を作るときは、このBK85WBを超えられるかがポイントになりそうです。

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言うまでもなく、FEらしさは健在。
ドラムのバシッとくる立ち上がりの良さは、紛れもないFEサウンドです。
金属センターキャップもないので、全帯域での音色の統一感はFFWKよりFENVが優位と感じました。



さて、お次は10cmフルレンジのFE103NV。
エクスペリエンスストアオリジナルの6L箱で試聴しました。

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全体の印象はFE83NVと同じですが、口径が大きくなったぶん低音の駆動力が大きく上がります。
おそらく低域下限は先の8cmと大差ないのですが、ドムッと鳴る8cmと異なり、ゴリッとしたハイスピードな低音を感じました。

もう少しゆったりとした鳴り方でよければ、8L程度の箱でずっしり沈む重低音を狙っても良いでしょう。この辺は、Qtsの小さかったFE103Enでは出来なかった使いこなしかもしれません。

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10cmの良さは何と言っても鳴りっぷりでしょう。
箱素材の違いの影響も大きそうですが、熱いバンドサウンドをライヴ感たっぷりに鳴らせるのはFE103NVの独壇場かと思います。

他のフルレンジではこの熱気の表現は難しいですし、FEも12cm以上はバックロード向け。FE103Enも、熱気感より元気の良さ(やもすると歪感)が前面に出てきてしまう。このFE103NVは今まで聴けなかった「旨味サウンド」を実現してくれるでしょう!

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FENVで気になるのは、中域のディップ。

周波数特性を事前に見ていましたので、注意深く聞いてみましたが、意外にも気なるものではありませんでした。FEらしいボーカルの張り出しも十分ですし、何かが引っ込んで聴こえないという感覚もありませんでした。

不思議になって質問してみると、「背圧がかかる実条件では振動系がダンプされるので、特性上も素直なものになる。カタログ特性を重視して振動系を必要以上に制振すると音が犠牲になる。」とのことでした。

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特性ではなく、実際の出音を重視して軽量振動系とするのは、まさにFEらしい選択だと思います。
Webで特性が出回る今日において、そうした判断をしてくれたフォステクス開発者には感謝申し上げたいです。


近日中には、手元に届くであろうFENV。
旧モデルからの載せ替えもアリと思いますので、いろいろ楽しめそうです!




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オーディオみじんこ「コンセントベースAM-WOS1」試聴記

先日、オーディオみじんこさんで、コンセントベースの新製品「AM-WOS1」を聴いてきました。

コンセントベースという言葉に馴染みがない方も多いと思いますが、コンセントと壁の間に挟んで使う板状のオーディオアクセサリーです。

接点をもつコンセントは、他のオーディオ機器と同じく振動によるノイズを拾ってしまうため、適切な剛性や振動吸性能のある土台の上に置くべきである、、という思想に基づいて出来上がったのがコンセントベースという製品です。

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オーディオみじんこの新製品「AM-WOS1」の特徴は、横方向に積層されたフィンランドバーチ板を使用しているという点です。
今まで様々な無垢木材をテストしていたみじんこさんが、新たな素材を選択したことに興味津々です。


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試聴はいつものオーディオみじんこリファレンスシステム。
業務用機材を交えて構成されるシステムは、コンセントベースなしのノーマル状態でも付帯音が少なく、アクセサリーのキャラクターを把握するにはもってこいです。

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システムの全体像を把握できた段階で、「AM-WOS1」を装着!
まず驚いたのがウーハーの俊敏さが格段に上がったことでした。

FOSTEXの金属ウーハーは付帯音が少ない代わりにレスポンスが緩めになることが多いのですが、
この「AM-WOS1」を装着した途端に、目覚めたかのような鮮烈な重低音を鳴らし始めました。

ドラムのバシッとくるアタック、ピアノの左手も鮮明。
それでいながら、不自然な華やかさはないので、立ち上がりとSN比という素性の良さゆえでしょう。


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比較として、一般的なフィンランドバーチも聴かせてもらうと、、、うーん、今ひとつ。

私が前々から感じている「合板特有のこもり感」が感じられます。
コンセントベースとしての安定感のあるサウンドではありますが、ハイレスポンスでヌケのよいAM-WOS1を聴いたあとだと、物足りなさを感じてしまいました。


他にも無垢材を使ったタイプは、心地よい響きが感じらられましたが「コンセントベースに木質的な響きを期待するか?」と問われると、私的にはNOなので、固有の音色感が抑えられた縦バーチのAM-WOS1の凄さを改めて感じました。
無垢材タイプは、既に完成度の高いシステムをお持ちで、あと一歩の艶やかさが欲しい!という方にオススメかもですね。


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というわけで、思いもよらずお買上げしてしまいましたw
私が買ったのは2個コンセントが入るタイプです。

オーディフィルの試聴会でも使っていこうと思うので、その時はぜひコンセント(電源タップ)周りも見てもらえればと思います!

第25回真空管オーディオフェア(2019年)に参加します。

みなさまお久しぶりです。 新機種(11月販売開始!)の開発やらでパワーを割かれていて、ブログ更新が滞っていました(汗


さて、今日は真空管オーディオフェアの出展情報です!

昨年に引き続き、「A&Cオーディオ」さんのブースにお邪魔させて頂く形で出展させて頂きます。

A&Cオーディオブログ「第25回 真空管オーディオフェア に出展します(7月10日)


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場所は、1階の101号室。
奥の方の部屋なので、頑張って探検して頂きたいです(笑)


同じく1階には山越木工房さんも出展されるので、スピーカーに興味のある方には見逃せないフロアになりそうです。
山越木工房ブログ「第25回真空管オーディオフェア情報 ①(9月17日)


さて、私の出品は、昨年試作機として登場した「Concept-SOLA」の完成版となります。

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Concept-SOLAは、A&Cオーディオさんのハンドメイドウーハーを搭載ていることが特徴です。
yahooショッピングのほうで販売しておりまして、ひのきスピーカーの最上位機種としての貫禄十分な仕上がりとなっています!


当日は、女性ボーカルを中心にデモできればと思っています。
皆さまのご来場、お待ちしております!


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FE126NV、FE166NV、FE206NVを聴いてきました。(試聴感想)

FOSTEXのFE83NV、FE103NVの発売から数ヵ月。待ちに待った大口径タイプのFENVシリーズ「FE126NV」「FE166NV」「FE206NV」を試聴してきましたのでレビューを書こうと思います。

場所は、お馴染みのエクスペリエンスストア二子玉川(フォステクスショールーム)。
こちらのショールーム、2019年9月で営業終了とのことで、私にとってラストの試聴となりました。


FE126NV
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旧モデルのFE126Enは何度も使ってきたので、進化が楽しみなところ。

振動系の寸法はほぼ同じ。NVシリーズ共通の技術は網羅されています。
一方で、磁気回路を小型化し帯域バランスを調整したとのこと。

確かに、旧FE126E(n)はかなり手ごわいユニットで、
何度BHを作成しても低音が出ずに悩んだ経験があります。

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今回はバスレフ箱で聴いたので、ウッドベースに相当する低音~中低音はやや薄め。
一方で、重低音域に厚みが感じられ、FE126Enより使いやすくなっていると思われます。

やはりバックロードホーン箱が最適なFE126NVですが、
バスレフ箱(「BK125WB2」、容量9L、ダクト共振57Hz)に入れた場合の低音質感は良好です。ネットワークで中高域を調整すれば、十分に実用になるでしょう。


中域の張り出し感は、流石FEシリーズといったところ。
女性ボーカルを聴くと、屈託のない表情で伸びやかな歌いっぷりです。

小口径の「FE83NV」や「FE103NV」は、旧FEEnから比べると大分大人しくなりましたが、
このFE126NVはEnの鮮烈さを引き継いでいる印象です。

バックロードホーン箱に入れても十分にパワフルに鳴ってくれることでしょう。


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興味深いのが、高域の表情。

FE103NVはややナローレンジに感じた高域も、FE126NVでは好ましいものでした。
とくに、シンバルの散乱するような輝き感は見事でした。

この辺は、磁気回路の強さと振動板の特性ゆえかもしれません。


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(写真はFE126En)

「FE126NVは磁気回路を小型化した」という話でしたが、それを全く感じさせないパフォーマンスには驚きでした。
(今後発表されるであろう)TSパラメーターも、バックロード好きの人には物足りない方向へ変化するかもしれませんが、今回聴いた感触なら心配無用ですね。

FE126NVは小型バックロードの標準的ユニットとして、これからも楽しませてくれそうです!



今回の試聴の中心はFE126NVでしたが、大口径タイプも少しだけ聴けたのでレポートします。

FE166NV

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バスレフ箱(「BK165WB2」、容量18L、ダクト共振54Hz)に入れた状態で、比較的良好なバランスで聴けました。この扱いやすさは、FE166系の長所ですね。

バスレフで低音の量感を望むのなら、容量20~30L程度の箱が良さそうです。今回の18Lの箱では、まだまだバスレフ共振がユニットに抑え込まれてしまう感じ(それだけユニットが強力)なので、製作される場合は少し大きめに作ると良いかもしれません。

もちろん、バックロードホーン型との相性も良好かと思います。中高域も素直で、とても使いやすいユニットだと思います。


FE206NV

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こちらは、超強烈なユニットに仕上がっていました!!
バスレフでは全くの低音不足&ハイ上がり。完全なるバックロードホーン専用ユニットです。

FENVシリーズ唯一の銅キャップ装着モデルであり、上位機種とも戦えるポテンシャルを秘めてると感じました。実際、一緒に聴いてきたFE208Solユーザーの方も感心するほどのパフォーマンスで鳴っていました。

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比較的大き目のバックロードホーン箱(写真の木目調スピーカー)に入れると、凄い低域のレスポンスと量感に圧倒されます。 バックロードホーンならではの旨味のあるウッドベースを体で感じることができました。

それでも、40~60Hzの帯域は控えめ。軽量コーン&超強力だったFE208ESのように、強烈すぎて使いこなしが難しい、、という現象も起こるかもしれません。
量産安価型20cmと侮らず、「D-55」(寸法未確認)等の本格的な箱に入れてやると本領を発揮するタイプかもしれません。

「旧型のFE206シリーズからグレードアップしたかったけど、限定丸型フレームには手が届かなかった...」という方には、最高のユニットかと思います! ぜひ大型バックロードホーンの魅力を堪能して頂きたいです!



と、だいぶ長くなってしまいましたが、FENVの魅力が少しでも伝わればと思います。私も「FE126NV」「FE166NV」を入手して色々遊んでみようかと思っています。

使いこなしテクニックなどあれば、またブログで共有しますね!


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第25回真空管オーディオ・フェア(2019年) ブース情報

いよいよ、真空管フェアまで1週間となりました。

先日の日記で、オーディフィルの「Concept-SOLA」展示のことをお話ししましたが、全体のタイムテーブルを頂けたので公開します! (後ほど差し替える可能性はあります)



A&Cオーディオさんは、今年も新作3点を出品のご様子。

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Evangelist-102
10cm2wayの小型ブックシェルフ。超硬振動板ウーファーの力のある美しい再生音は逸品です!
A&Cオーディオのオリジナル技術を、お求めやすい価格に収めた注目の新製品です。


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Sleeping Beauty-1025
10cm2.5wayのトールボーイ型最新作です。ダブルウーファーの余裕感とフローティングマウントの雑味の無い音に、超硬振動板ウーファーの力のある美しい再生音が映えます。
ストラディバリウスの名機「Sleeping Beauty」の名を授かった本機は、単なる大型化モデルでなく、フローティングマウントを筆頭とした技術を惜しげもなく投入した、入魂の一作となっています!


他にも、超弩級モデル「Jupiter-203」の発表も予定されており、
なかなか見ごたえのあるデモになりそうです。



真空管フェア出展の詳細は、下記webページにもまとめました。
当日までの予習に、役立てれば幸いです。

http://www.audifill.com/event/011_020/event_012_3time.html




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第25回真空管オーディオフェア報告/秋のヘッドフォン祭2019 参加します!

先日は、第25回真空管オーディオ・フェアに出展してきました!
台風の影響があるなか、沢山のお客様にご来場いただき、大変嬉しく思っております。

A&Cオーディオの新作スピーカーと共に、オーディフィルの「Concept-SOLA」を紹介させて頂きました。
構造剛性の高い振動板による強力な低音、ひのき材による美しい中高音。楽しんで頂けたのではないかと思います。


詳細報告は、こちら

来年も出展しようと思っていますので、ぜひお楽しみに♪


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さて、秋のオーディオショウは始まったばかりです。
次は、11月2日~3日に、東京 中野で開催の「秋のヘッドフォン祭2019」に参加します!!

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オーディフィルの展示は、会場の11Fです。(予定)
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部屋の奥ではありますが、特大のポスターも用意したので、ぜひ目印にして下さい♪

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今回のヘッドフォン祭では、新製品「TOYONE」を初公開します!
(画像左の茶色のスピーカーです)

展示内容の詳細は、こちらをご覧ください。


皆さまのご来場、お待ちしています。


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2019年を振り返って。

ご無沙汰しております。
最近めっぽう更新が少なくなってしまいましたが、元気にやっています。

さて、2019年もあと一日。
写真と共に、この1年を振り返ってみようと思います。


<Concept-SOLAの製造>

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2018年秋に発表した「Concept-SOLA(S-069)」。
その製造に年初はかかりっきりでした。

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オーディフィルのトップモデルに相応しい、拘りの構造は、
製造もなかなか手間のかかるものでした。

そのお蔭で、木工技術もステップアップしましたね(笑)


<「春のヘッドフォン祭2019」出展>

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初めてのヘッドフォン祭への出展でした。
戸惑いながらも、皆さまの暖かい言葉に支えられて、楽しく出展させて頂きました。

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<アニソン試聴会2019夏>

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西国分寺の旧会場での開催。
沢山のお客様にご来場いただき、新会場へ旅立つ決意をしたのもその時でした。

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PR-83Sol(S-060)」が一般にお披露目された、
最後の展示会になったかもしれません。

後継の「TOYONE(S-070)」のプロジェクトは、この辺りからスタートしました。


<Fostex FE-NVシリーズ発表>

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7月、9月は、一足早くFE-NVの全機種を試聴させて頂きました。
新時代のベンチマークになりうる、素晴らしい製品ですね。

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試聴場所は、今は無い「エクスペリエンス ストア二子玉川
(Fostexショールーム)」。

ショールーム閉店後、スピーカー製作事業は
「エクスペリエンス・スピーカー・ファクトリー」として、
新たな一歩を踏み出しています。
https://www.xperience.jp/

オーダーメイドの世界に一つだけのスピーカーをお考えの方はぜひ。


<オーディオみじんこ移転>

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今までの2k540(写真)から、SEEKBASEへ。
https://mijinko.jp/1614

益々のご活躍を願っております。


<真空管オーディオフェア>

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大型台風の直後の開催となった2019年度第25回真空管オーディオ・フェア。
お客様、出展者様の熱意に支えられ、無事に開催をすることができました。

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A&Cオーディオ製ウーハーを搭載するConcept-SOLA。
ひのきスピーカーならではの優しい音色を楽しんで頂けたかと思います。

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<秋のヘッドフォン祭2019>

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ヘッドフォン祭、2度目の出展です。
10cmフルレンジの新作「TOYONE(S-070)」を、初公開させて頂きました。

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沢山の方とお話しすることができ、とても楽しい出展でした。
また次回も参加させて頂きます!

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<アニソンオーディオフェス2019冬>

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会場を東小金井に移し、名称も「アニソンオーディオフェス」としてリニューアル。

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ラストのトリを務めたのは、「Concept-SOLA EX」。
未完成ながら、自作16cmウーハーならではの雄大な音を聴かせてくれました。

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新たな出会いと、そこからの旅立ち。
そんな沢山の出来事があった2019年でした。

オーディフィルとしては、「製作と展示の型」を身につけられた一年だったように思っています。

来年は、この「型」を少しずつ展開して、
もっと良いものをお届けできるようジャンプアップしていきたいなぁと考えています。

今年も残すところあと数時間になりましたね。
それでは、皆さんよいお年をお迎えください!


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謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます。

2020年、オリンピックイヤーとなる年、
日本ならではの魅力を、今一度実感する年になるかと思います。

オーディフィルは「ひのき」の魅力を最大限に引き出し、
より満足できるスピーカー作りに邁進して参ります。


本年も宜しくお願い申し上げます。

オーディフィル
代表 カノン5D

ひのきスピーカーの試聴動画、作成しました!

寒い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

オーディフィルは、2020年になってから「動画作成」を頑張っています。


ひのきスピーカーは、関東でのイベントで試聴できますが、
なかなか来られない方もいらっしゃるかと思います。

そこで、スピーカーの音を録音して、Youtubeに掲載することにしました。
いわゆる「空気録音」というやつですね。


音源は、フリー音源を使っているので、
安心して見て頂ければと思います!


【試聴01】【Jazz】Concept-SOLA 試聴動画 <ひのきスピーカーAudiFill >





【試聴02】【Classic】Concept-SOLA 試聴動画 <ひのきスピーカーAudiFill >




今後も、動画を追加していこうと思いますので、
チャンネル登録してもらえると嬉しいです。

次回動画をお楽しみに!


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目指す音

先日、32才になったカノン5Dです。
思えば、16才のころからオーディオをやっているなぁ...と感慨深くなってしまいました(笑)

これだけ長くオーディオをやっている中で、
「自分の求める音」は何だろうか?と考え、せっかくなので画像にしてみました。


一つは、柔らかく聴き疲れしない音。

一時期は、長岡派として鮮烈な音を求めてバックロードホーン作りに明け暮れていました。
軽量紙コーン、高能率ドライバーから放たれる鮮烈な音は、一つの完成形だったと思います。

しかし、オーディオの音が良くなるにつれて、
聴くソフトがどんどん少なくなってしまったのです(汗)

「優秀録音」「ワンポイントマイク」「ノーコンプレッサ」を追い求め、
日々音源探しをしていました。 ← これはこれで楽しかったのですが(笑)


そんな中、もっと自由に音楽を聴ける音にできないか?と思いはじめました。
求めるのは音源の粗を気にせずに、楽しめる音。


音を硬くしていくと、解像度が高くなったように感じ、
オーディオ的な快楽を簡単に味わうことができます。

しかし、耳障りな音もどんどん増えてしまい、
長く聴くことができないのでは、本末転倒だと考えるようになりました。

音源の粗を受け止める包容力。何時間聴き続けても違和感のない音。
それが、今のスピーカー作りの基礎になっています。


二つめは、明るく前に出てくる音。

柔らかく、聴きやすく...とやっていると、
どんどん音像が奥まってしまいます。

まるで綿に包まれたものを聴いているような感覚です。
これでは、元長岡派の私は我慢できません(笑)

音が ぽーん と、前に出てくる。
高音から低音まで、ノリとエネルギーに満ち満ちていること。

これが、私の二つ目の拘りです。



なかなか難しい両立ですが、こうして長らくやっていると
いい線まで来たかな?と感じることが増えてきました。


春のオーディオフェア開催が心配な今日この頃ですが、
またどこかのフェアでお聴かせしたいと思っています!

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オーディフィル 4周年!

春の暖かさが増してきた今日この頃ですが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか?

外出は難しいご時世かもしれませんが、
窓から見える日の光が、春っぽくなってきましたね。


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さて、この2020年4月で、
オーディフィルは、4周年を迎えました!

皆さまの支えのお蔭です。
感謝感謝ですね。

今後とも、宜しくお願い致します。




さて、5年目を迎えるにあたり、
新しいブランドコンセプトを創りました。

今までは「"HINOKI" for Music Life」でしたが、、、

新しいブランドコンセプトは、
「ひのきの奏でる"満足の音"を、あなたに。」です。


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HiFiでも原音再生でもない「満足の音」を具現化するのが、
オーディフィルの ひのきスピーカー だと思っています。

ひのきの響きの良さを生かし、
丁寧にスピーカーを作っていく姿勢を言葉にしました。


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ひのきスピーカー「TOYONE(茶色)」「Concept-SOLA(白木色)」 春のヘッドフォン祭2019にて。


そして、スピーカーを一つづつ皆さまにお届けする。
オーディフィルは製造業ですが、感覚としては一対一のサービス業に近い印象です。

満足の音という「おもてなし」を、より広めていきたい。
そんなブランドの姿勢を感じて頂けたら幸いです。


このブログも、もう少し更新頻度を上げて、
スピーカーを製作している人ならではの視点を、皆さまと楽しく共有できればと思っています!




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スピーカー設計ソフト VituixCADの紹介

皆さん、こんにちは!
外出が難しいご時世ですが、インドアでもできるスピーカー設計についての情報です♪

今日、紹介したいのは
「Vituix CAD」というソフトウェアです。

海外で人気のあるスピーカー設計ソフトで、
様々なシミュレーションができるのが特徴です。

特に、(自分で測定しなくても)カタログ掲載のスペックだけで、
2wayやバスレフ箱の詳細なシミュレーションができるのが特徴です!

「ユニットを買う前に、ざっくりとネットワークや箱の設計を決めたい...」
そんな願いを叶えてくれるソフトなのです!


<こんなシミュレーションができます!>
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なお、操作画面は英語なので、
ちょっと難しそうに感じるかもしれません。


そこで、日本語マニュアルを作成しました!
<<マニュアルのダウンロードはこちら。>>


<マニュアルの概要>
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このマニュアルでは、FostexのFE103NVとPT20Kを使った2wayを想定し、
バスレフ箱と、ネットワークのシミュレーションについて解説します。

全ての画面で、丁寧な説明を付けておいたので、
シミュレーション初心者でも、週末の2日間があれば十分にマスターできると思います!

<操作画面の解説>
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とはいっても、
私が作ったマニュアルは「とりあえず動いてるからヨシ!」という程度のものです(笑)

しっかりとした解説と実例を見たい場合は、下記書籍(製作中)が参考になると思います。

ブログ 自作スピーカーと測定  * 冬うさぎの晴耕雨読な日々 *
2020/04/05「『自作スピーカー・マスターブック』シリーズ第三巻 鋭意制作中!」
http://iridium17.blog96.fc2.com/blog-entry-916.html 


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スピーカーは、特性が第一ではなく、
聴感と対話してこそ、完成度の高いシステムが完成するものです。

しかしながら、特性がキレイに出ないことに悩み、
時間と労力を費やしてしまうことは、多々あります。

そんな時に、ソフトウェアの力で厄介な問題を解消できれば、
より「想像的な、自分らしい工夫」に時間を割り振れるのではないでしょうか?


ぜひ、インドアの時間が長くなるこの機会に、
シミュレーションを味方につけて、自作スピーカーの楽しみを広げてみてはいかがでしょうか?

<<VituixCADマニュアルのダウンロードはこちら。>>


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特別企画 スピーカーを作ろう!

オーディフィルでは、春と夏に「アニソンオーディオフェス」というイベントをやっています。

しかし、このご時世です。
5月に予定していた「アニソンオーディオフェス2020夏」は、中止にせざるをえない結果となりました。


そこで、こんな代替イベントをご用意しました!

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「スピーカーを作ろう!」と題しまして、
今はスピーカーメーカーの代表となったカノン5Dが、
本気で自作スピーカーに取り組む企画です。


オーディフィルを立ち上げて4年の年月が経ちましたが、
スピーカー製作の技術は、自作時代より格段に上がっています。

しかしながら、「商品」を作るとなると、
その製作過程や設計図面をすべてオープンにすることは難しくなってきます。


そこで、自作スピーカー派向け、スピーカー技術に興味のある方に向けて、
ノウハウを総動員して作る「自作スピーカー製作記」をお届けしよう、
というのが、今回の企画の発端です。


なかなか外出しにくい雰囲気ですが、
部屋の中で作るスピーカーで、思う存分楽しみましょう!!!


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さて、今回製作するのは、下記の2機種。

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「トリニティF(S-074)」は、
Fostexの新製品FE83NV, FE103NVを核とした3wayシステム。

上部の小型2wayに、下部のウーハーを加えることで、ワイドレンジな再生音を狙います。ウーハーはFE103NVですが、ユニットに改造を加えることで深みのある低音を作っていきます。また、箱は密閉型として、時間軸方向の低音解像度にも拘っていこうと思います。
3wayスピーカーの肝でもあるネットワークは、シミュレーションソフト「VituixCAD」を活用して進めます!


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「Mini-Rex(S-075)」は、
Fostexの小型ウーハーPW80Kと、セットのツイーターPT20Kを使った共鳴管型。

このユニットは雑誌付録として過去に販売され、手持ちで持っている方も多いかもしれません。今も、ペア2000円~2400円で販売されています。

https://ontomo-shop.com/?mode=cate&cbid=2092495&csid=1

もう一つの特徴として、「デスクトップサイズ」×「共鳴管型」という二つを兼ね備えています。
扱いやすいサイズで、共鳴管型ならではの重低音再生をどう組み込むか、ご注目下さい!


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これらの進捗は、下記webページに随時更新していこうと思っています。
(このブログでも、たまにご報告できればと思います。)

<<製作進捗は、こちら>>
「概要-スピーカーを作ろう!-イベント-オーディフィル」
http://www.audifill.com/event/011_020/event_015_1concept.html


どうぞお楽しみに!


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5/3, 5/5 ライブ配信「スピーカーを作ろう!」

皆さん、こんにちは!
暖かくて過ごしやすい気候になってきましたね♪
ゴールデンウィークに突入した方も多いでしょうか?

さて、先日告知した「スピーカーを作ろう!」という企画で、
スピーカー製作のライブ配信の日時が決まりました。


「Mini-Rex」 ~Fostex PW80K, PT20Kを使った共鳴管型~
5月3日(日) 9:00~、11:00~、14:00~ の各1時間。計3回。
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「トリニティF」 ~Fostex FE103NV, FE83NV, PT20Kを使った3way~
5月5日(火) 9:00~、11:00~、14:00~(予定) の各1時間。計3回。
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配信は、「ツイキャス」にて行います。
下記URLもしくは、Twitterのアカウント(@audifill)の投稿から入って頂くのが良いと思います。


https://twitcasting.tv/audifill
※閲覧には、Twitterアカウント、もしくはFacebookアカウントが必要です。
※ライブ配信のみの予定です。お見逃しなく!



準備万端でスタンバイしておりますので、
ぜひ遊びに来てくださいね!


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「スピーカーを作ろう!」 ライブ配信 無事終了しました!

皆さん、こんにちは。
ゴールデンウィーク、家で過ごした方も多かったのではないでしょうか?

5月に予定していたアニソンオーディオフェスの代替として企画した
「スピーカーを作ろう」は、地道に進めています。

<共鳴管型スピーカーMini-Rexの内部>
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<完成! 内部配線はまだ(笑)>
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<youtube「150倍速!? 共鳴管型スピーカー「Mini-Rex」の製作」>



設計の詳細は、こちら

まだ5月上旬なので、5月中には仕上げたいですね!

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「スピーカーを作ろう!」 無事に完成しました♪

こんにちは。いよいよ過ごしやすい季節になりましたね!

さて、今年の春企画として続けている「スピーカーを作ろう!」ですが、
無事に、2機種とも完成しました!


左側が、3wayスピーカーの「トリニティF(S-075)」。
FostexのFE103NV, FE83NV, PT20Kを使ったスピーカーです。

中央は墨汁での黒塗装。
側面は、プリント合板のカリン材(模様)仕上げです。

プリント合板は、今回初めて使いましたが、
3×6サイズで2000~3000円程度と、非常に安価で助かりました。

見た目の満足感もしっかり出るので、お勧めです♪


右側が2wayスピーカーの「Mini-Rex(S-074)」。
共鳴管型らしい豊かな鳴りっぷりで、上々の仕上がりです。


2機種とも完成したとは言いつつも、まだネットワークが出来上がっていません(笑)
これから時間を掛けて、年内いっぱいをかけて詰めていければと思っています。


普段は工芸品のような ひのきスピーカー 作りに汗を流していますが、
今回は久々に「ザ・自作スピーカー」という感じの作品を作れて、面白かったです!

自作スピーカーは、「自分が楽しめればOK」という感じであれば、ハードルは高くありません。
ぜひ皆さんもお気軽に自作スピーカーにチャレンジしてみて下さいね!


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3Dプリンター「FLASHFORGE adventurer3」買ってみました!

皆さんこんにちは。
今日は、新アイテム導入のお話です♪

いま話題の、3Dプリンターを買ってみました!

モデルは「FLASHFORGE adventurer3」
知人の勧めもあり、高くもなく安くもない(?)グレードのものを買ってみました。

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お値段は7万円。しっかりとした造りで安心感があります。
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まずは小さいものから印刷してみます。
動作音はインクジェットプリンターぐらいでしょうか。
リビングだと響きますが、自室であれば日常使いできるレベルです。
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完成!
台座も成形するパターンで作ってみました。(設定一つで、台座の有無が選べます。)
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次は、もう少し大きなものにチャレンジ。
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こんな感じに出力できました。
うねうねしている部分は、サポート材という台座です。
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こうして色々遊んでいますが、
3D-CADを使えれば様々なものが簡単に出力できる良さがありますね!

私は、このために「Fusion360」という3D-CADソフトを必死で勉強しました(笑)
今まで機械系とは無縁でも、Youtubeの練習動画を見て7日ぐらい勉強すれば、大抵のものを描けるようになると思います。


成形物はそのままだと印刷跡が残っているので工夫が必要ですが、
それ以上に、細かな凹凸、曲線、精密な寸法を出力できるのは素晴らしい革新だと思いました。

こういう新しい製法を上手く取り入れて、
スピーカー製作をステップアップさせていこうと思います♪


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[S-072] 3wayスピーカーConcept-SOLA EX、開発スタート。

夏を感じる日差しになってきた今日この頃ですが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

オーディフィルでは、新作の3wayスピーカー製作がスタートしました。

名前は「Concept-SOLA EX」。
トップモデルのConcept-SOLAにアドオンして使う形のウーハーです。

Concept-SOLAは非常に完成度の高いモデルですが、
やはりサイズ限界があり、100Hz以下の低音のリニアリティに不満がありました。


そこで、写真にあるように、
20cm口径のウーハーとの組み合わせを試しています。

単に低音をアドオンするのではなく、Concept-SOLAの上位モデルとして全域をブラッシュアップできるよう、
以下の新技術に挑戦しています。

・Concept-SOLA本体のポテンシャルを発揮させる、新規ネットワーク。
・位相・周波数レスポンス・インピーダンス特性を考慮し、フラットかつ駆動しやすい設計。
・時間応答と剛性に優れたウーハー専用のエンクロージャー設計。
・鮮烈な低音を実現するための、振動板の構造剛性向上。


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測定と試聴を日々繰り返していますが、
開発にはまだまだ時間が必要です。

今年の12月までには基本設計を終えられるよう、
これから頑張っていきたいと思います!


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スピーカーエンクロージャーの響きの可視化

今日はスピーカーの「響き」についてのお話です。

スピーカーの響き、いわゆる箱(エンクロージャー)の響きは、
可能な限り振動を減らした方が良い、という考えと、
楽器のように美しく鳴らした方が良い、という双方の考えがあります。

どちらの考えにも一理あるのですが、
そもそも、何をもって「振動を減らした」とか「美しく鳴らした」と言えるのでしょうか。


何となく「音を鳴らしているときに、箱が振動しているか否か」という判断基準はありますが、測定装置に恵まれている大手メーカーでないと、それを数値で表すのは難しい印象がありました。

最近、簡便な方法でも評価が可能ではないか?というアイディアが出てきましたので、実際にトライしてみました。

~~~~~~~~~~

<測定例1>
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こちらのグラフでは、横軸に周波数、縦軸に振動強度をプロットしています。
前面(バッフル)、側面、天面、背面の振動を別々にとらえ、一つの表にすることができました。

上記のデータは比較的安価なスピーカーの測定結果でして、
箱強度不足のためか、大きめに振動が発生しています。

<測定例2>
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次に測定したのは、より高級なスピーカーで、内部には補強がしっかりと入っています。

1枚目のグラフと比べると、全体的に振動強度が下がっているほか、
側面を除けば、振動ピークの分散も上手くいっているように見えます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~

こんな感じで、スピーカーの「響き」を言葉だけではなく、
測定を通して、どの帯域の音で共振しているのかまで、明確にすることができました。

問題は、何をもって【良い】とするのかですが、
それは聴感との比較を続けて、これからノウハウとして蓄積していくところでしょうか。

ひのきスピーカー作りの進化として、
これからの開発にご期待ください!


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ブライアン・ブロンバーグの新譜「ウッド・ベース」

夏も近づき、そろそろエアコンを...という方も多いのではないでしょうか。

そんな暑さを超える「激アツの低音」を堪能できる
ウッドベース奏者のブライアン・ブロンバーグ氏の
新譜「ウッド・ベース」の紹介です!

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https://www.phileweb.com/news/audio/202006/18/21765.htmlより


こちらのアルバムは、旧アルバム「WOOD」「WOOD II」「HANDS」の3枚から
4曲づつをピックアップしたベスト盤です。

とくに、ベースソロに注目した選曲とのことで、
「有名っぽいけど、今まで聴いたことなかったなぁ~」という方にはぜひオススメのアルバムです。

そして、初の(?)SACD化ということで、
より細かなニュアンスなど、楽しめるクオリティに仕上がっているのではと期待しています。


ウッドベースは、単に低音量感が出ていれば良いという訳ではなく、
音階の正確さや、キレ味も問われるのが難しいところ。

私もアルバム「HANDS」は、低音調整の愛聴盤にしています。

この機会に、ウッドベースの低音に浸ってみてはいかがでしょうか!?


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