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AudiFill ブランドコンセプト

先日、発表した「AudiFill(オーディフィル)」について、
ブランドの内容を、順次書いていきたいと思います。

まず、皆さんのご想像のとおり・・・
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スピーカーは、非常にダイナミックな動作をする機械であり、
また、構造と音が密接な関係をもつ、魅力的なデバイスです。

「自作スピーカー派のカノン5D」として、スピーカーの魅力を発信するためにも、
AudiFillを、スピーカー専門ブランドと位置付けます。



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優れた製品は、沢山あります。
音の良いスピーカーも、既に沢山あります。

そこでAudiFillは、優れた「Products(製品)」を世の中に送り出すだけでなく、
オーディオの新たな「Entertainment(楽しみ)」を、皆さんに提供することをコンセプトとします。




とはいっても、やはり気になるのは「Products(製品)」の中身でしょう。
今日は、その概要を説明しようと思います。


製品コンセプトの1つめは、「自然な響き」です。
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AudiFillのスピーカーは、音を響かせることを基本に設計されます。

分析的なサウンドではなく、
心に沁みるサウンド、楽器の響き・声の温もりを大切にし、
いつまでも聴いていたくなるサウンドを目指します。

もちろん、これらのサウンドコンセプトと、オーディオ的能力(情報量・再現性など)を高度に両立できることは、私(カノン5D)の作品を聴いたことある方であれば、十分に理解して頂けるかと思います。



そして、2つめは「技術を楽しむ」ということ。
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「オーディオ趣味」は、単に音楽を高音質で楽しむに留まらず、
その「技術」としての魅力を享受することにあると考えます。

しかし、近年の製品は、キレイで完成度が高くいゆえに、
情報収集こそできても、その技術と「触れ合う」機会は少ないと感じています。

もちろん、自作派の方々のように、積極的に技術的楽しみを見出すこともできますが、
従来の自作に関しては、「特殊な技能」「敷居が高い」と思われている側面もあるでしょう。

そこで、AudiFillの製品は、「技術に触れる」仕掛けを組み入れるほか、
それらの手助けとなる情報や製品を、提供していくものとなります。

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今回は、ブランドコンセプトを説明しました。

・AudiFillは、スピーカー専門のブランド。
・「Products(製品)」と「Entertainment(楽しみ)」を提供
・製品のコンセプトは「自然な響き」「技術を楽しむ」


まだまだボンヤリしているかと思いますので、
具体的な内容の紹介を、次回以降にしていこうと思います。

ぜひご期待ください!

Audifill 製品ラインナップ(予定)

4月に入ってから、本格的に情報発信となった「AudiFill(オーディフィル)」ですが、
今回は、待望の(!?)製品ラインナップの紹介です。

とはいっても、あくまでも「予定」の段階でして、
今回の掲載内容から、多少の変更があることも考えられますので、ご了承ください。

また、各商品の詳細な情報は、今年の夏の販売開始(予定)までに、
順次出していきますので、今しばらくお待ちくださいませ。

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それでは、見ていきましょう♪

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「改キット」と命名した製品は、FOSTEXのスピーカーキット「P2080-E」などに向けた、オリジナルの改造パーツです。

「P2080-E」は、優れた基本スペックをもつFOSTEX製の2wayブックシェルフ型スピーカーの製作キットですが、
この潜在能力を引き出し、自分好みのサウンドにすることを目的としたキットです。

無垢ヒノキ材を使用したチューニングパーツから、
ネットワークを含めたパーツを提案していく予定です。

「P2080-E」にユニットを含めた値段が、ペア2万円前後なので、
数千円~1万円前後といった価格帯になりますでしょうか。


 
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さて、お次は「BASIC」シリーズ。

まだ、詳細は未定ですが、「ヒノキ材」「共鳴管」といったAudiFillの軸となる設計を盛り込んだものとなる予定です。
価格は、7~15万円前後で、上手くハイCP比を生み出せるよう、販売方法についても一工夫していこうと思います。


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そして、「Premium」シリーズ。

こちらは、「ヒノキ材エンクロージュア」×「Berylliumツイーター」が特徴の高級モデル。
ほぼ白紙状態ですが、コンパクトで使いやすいサイズの中で、AudiFillらしさを出していきたいですね。

値段は、まあ「高級オーディオ」という枠になるかと思いますが、それ以上の価値を感じて頂けるものを目指します!


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ラストは、AudiFillのフラッグシップモデルでもある
「Referenceシリーズ(RF-1000)」。
(写真は、一次試作機で、商品とは大きく異なります。)

AudiFillの技術の粋を集めて製作されるもので、
世界のハイエンドスピーカーと肩を並べられるものを目指し、現在、製作進行中です。

とはいっても、出来立てホヤホヤのAudiFillが、
真の「ハイエンドスピーカー」を作るのは、(正直なところ)極めて困難です。

なので、今後、この「RF-1000」を皆さまに聞いていただく機会のなかで、
様々な角度からご指摘を頂き、AudiFillの技術向上に努めていく所存です。

もちろん、AudiFillが自信をもって送り出す製品でもあるので、
納品のご要望があれば、全力でお答えする所存です!

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以上が、商品ラインナップです。
画像にもあるように、今年の夏から秋にかけて、順次販売開始できるよう準備を進めております。

今後も本ブログでは、さまざまなAudiFill情報をお伝えしようと思っていますので、
ぜひともご期待ください♪

春の自作スピーカーイベント「集まれ塩ビ管スピーカー・関東オフ会」

春の自作スピーカーイベントは、やっぱり「集まれ塩ビ管スピーカー・関東オフ会」を外しては語れません!

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・日時:2016年5月3日(火・祝) 10:00頃開始(9:30開場)16:00頃終了予定。
・会場:横浜ラポール 3階ラポール座(視聴覚室)
      〒222-0035横浜市港北区鳥山町1752

詳細はこちら。
http://www.enbisp.com/modules/news/index.php?page=article&storyid=86

今年も塩ビ管スピーカーのほか、さまざまなスピーカーが登場予定です。
ユニットも、エンクロージュア素材も違うスピーカー達が集まるイベントは、毎年の楽しみとなっています。

昨年の様子は、こちらの日記をどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/4g1g4g0/e/5d2cd4db183cf8949d0d727f05ef700e

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今年の発表は、FOSTEXのP2080の改キットにしようかと思います。
桧アンカーや、吸音材のチューニングなど、改造前後での音を聞いていただこうと思います。

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外側は改造前後での違いがないので、写真にすると何とも微妙な感じなのです(汗)



もう一つの企画としては、「フリー音源」の試聴をしようと思います。

自作スピーカーの音を録音&web公開をしようとしても、著作権の問題から難しい・・・という悩みがありました。
そこで、「いかにもオーディオ試聴」っぽい著作権フリー音源を探してきたので、当日心おきなく再生しようと思います!



それでは、皆さま会場でお会いしましょう!
試聴だけなら登録不要なので、ぜひいらっしゃってください♪

A&Cオーディオ試聴室に行ってきました。

先日、A&Cオーディオ試聴室に行ってきました。

「A&Cオーディオ」は、国内ユニットメーカー「ParcAudio」を用いたスピーカーブランドです。
自作スピーカー趣味の延長で生まれたところが、親近感を感じさせます。

そんなA&Cオーディオの製品を聴くことができたのは、今年のParcサウンド鑑賞会のこと。
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「フローティングマウント」など、特徴的な技術がもたらすサウンドは、
再びしっかり聴いてみたいと思わせるものでした。

そこで、迷わずコンタクト! そして、快諾。
お忙しいなか感謝感謝です。

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降り立ったのは神奈川県の青葉台駅。
渋谷からも横浜からも近い、好立地ですね♪

当日は天気も良かったので、駅から散歩がてら歩いていきましたが、
駅を離れると、思わぬ上り坂に遭遇・・・(汗)

webページの案内にあるように、青葉台駅発のバスで行けば
バス停からすぐです。ほんと、お勧めです(笑)
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http://ac-audio.org/access.html



到着すると、2Fにある試聴室に案内して頂きました。
あのオリジナルスピーカーとの再会です。
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さらに昨年の真空管オーディオフェアで公開したという、上級機の姿もありました。


まずは、はやる気持ちをおさえて、小型スピーカー「Illusionist-8」をじっくり見てみます。
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やはり一番の特徴は、「フローティングマウント・アダプター」でしょう。
詳細は下記webページに譲りますが、独特の機構でユニットをフローティングさせ、箱鳴りを除去することができる画期的なアイテムです。
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http://ac-audio.org/product-fmt.html


驚いたのは「デッドマス」のパーツ。
石材と樹脂を混合した「石材コンポジット・レジン製」のデッドマスは、
手に持ってみると、ズシッとした重みが伝わってきます。
さらに、金属にありがちな共振音もないというから、凄いものです。
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http://ac-audio.org/product-fmt.html

そんな樹脂パーツは、全てが手作りとのこと。
海外で作られた樹脂パーツが多い世の中ですが、A&Cオーディオのように一つづつ丹精込めて作られたパーツというのは貴重な存在ですね!


音を聞いてみると、歪感の少ない澄んだ音で、見通しの良いサウンドステージが広がります。
ボーカルやギターの瑞々しさは、まさに高級スピーカーのサウンドだといえますね。
さらに、低域楽器(ドラムや低弦)までがしっかりと定位するのは初めての体験でした。

これは「フローティングマウント・アダプター」に加え、「超軽量吸音材」を使うことで徹底的に箱鳴りを抑えピュアなサウンドを狙った結果だと思います。

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さて、いよいよ背後に佇むハイエンド機の登場です。

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堂々たるルックスの本機は、3way4スピーカー構成。
外観も含めて「試作機」とのことでしたが、落ち着いたデザインがいい感じです。

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ツイーター、ミッドレンジは、やはり「フローティングマウント・アダプター」を装着。
ツイーターはParcAudioの上位機種が使われているほか、ミッドレンジは特注品という拘りようです。

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本体左右に搭載されたウーハーは、左右の2本が連結され、振動を抑える仕組みとなっています。
さらに、補強により十分な強度を確保した振動板もポイントだとか。

他にも、「サイレントダクト技術」など、特徴的な技術がてんこ盛りです♪
この辺は、樹脂パーツを自在に作れる強みでもありますね。

サウンドは、「Illusionist-8」で感じた瑞々しさに加え、しっかりとした密度感をも聴かせるものでした。
レンジの広さも大型機らしさを感じさせ、低音打楽器の風圧も感じることができました。

このスピーカーは、いわゆるバスレフ型になりますが、
低音に透明感があり、(普通のバスレフ型では得難い)淀まない感じの低音が好印象でした。
打楽器の低音だけでなく、ベースギターなどもフワッと来る低音感があり、音楽的な心地よさを感じさせます。

低音に関しては、ダクトのチューニングが肝だとのことでしたが、
今後さらなる再生音を目指して、エンクロージュアの大幅な作り替えを予定しているとのことでした。
外観に関しても、より製品としてふさわしいものを考えているとのことで、今後が楽しみです!



あまり大々的な宣伝はしていないA&Cオーディオですが、
これからの製品展開が楽しみなブランドでもあります。

東京近郊のスポットとして、
ぜひ足を運んで、その音を聞いてみて欲しいと思います。

AudiFillの情報発信

今日は、オーディフィルの情報発信について、まとめてみようと思います。

オーディフィルは、大きく3つの情報発信をしています。

1.webサイト 「AudiFill」
2.ブログ「趣味の小部屋(カノン5Dの自作オーディオ)」
3.つぶやき「Twitter」「LINE@」

それぞれに役割が若干違いますので、ここで整理しておこうと思います。

1.webサイト 「AudiFill」
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http://www.audifill.com/

先日公開となった公式webページです。
商品情報や、イベント情報など、整理された内容を見やすく掲載していこうと思います。

以前からやっていた「カノン5Dの資料室」は、自作スピーカーファンのためのwebサイトでしたが、
こちらのページは、これからスピーカーを買おうと思う方や、既にオーディオシステムを持っているオーディオファンにとって、有意義な情報発信拠点となることを目指しています。



2.ブログ「趣味の小部屋(カノン5Dの自作オーディオ)」
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説明することもなく、ここです(笑)
AudiFillの更新情報のほか、今までどおりカノン5Dの趣味・進捗についても書いていきますので、今後とも宜しくお願いします。

ブログ名が「趣味の~」となっていますが、これは変わらずです。
今まで「(カノン5Dの)趣味の小部屋」だったのが、「(皆の)趣味(を応援するため)の小部屋」になるだけですよね!



3.つぶやき「Twitter」「LINE@」
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https://twitter.com/audifill
こちらは、いわゆる「つぶやき」としての投稿です。
スマートフォンから更新できるので、外出で仕入れた小話だったり、リアルタイムで気づいたことなどを投稿していきます。

「Twitter」と「LINE@」には、ほぼ同じ内容を掲載しますが、
パソコンユーザーの方は、「Twitter」を、
スマートフォンユーザーの方は、「LINE@」を見て頂くのが便利かと思います。
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友だち追加数


それでは、皆さま、
今後とも宜しくお願いします!


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明日は、集まれ塩ビ管スピーカーの関東オフ会ですね。
ぜひ、会場でお会いしましょう!

集まれ塩ビ管スピーカー関東オフ会2016 参加報告

遅くなりましたが、5月3日の「集まれ塩ビ管スピーカー関東オフ会」について、振り返ってみようと思います。

早速ですが、カノン5Dの発表は「桧アンカーの効果」についてでした。

「桧アンカー」については、こちらを参照して頂くのが分かりやすいですね。
今まで、自身の作品に組み込むことは多々あれど、純粋な効果を皆さんに聴いて頂くのは初めてでした。

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結果としては、「(録音の悪い)アニソンでのみ違いが分かった」「(いつも聞きなれている)JAZZでのみ違いが分かった」「吸音材など、ほかの効果が大きいのでは?」など、様々な反応を頂きました。

発表している当人も、「こりゃ、桧アンカーの効果(変化)を知ったうえで聞かないと難しいかな?」というレベルの違いだったので、好意的なご意見を頂くことができ一安心ではありました。また、音質の差異として「モヤつきが取れる」「聞こえにくかったボーカルが、伴奏楽器と分離して聴きやすい」といったところを感じて頂けたようで、こちらが意図した効果は体感して頂けたようでした。


今回は、「ネットワーク」には一切手を付けておらず、純粋にアコースティックなチューニングのため、
違いとして認識するのは難しいところがあったかもしれません。

しかし、今までのスピーカー製作経験によると、
完成度が高まっていくにつれて、こういう小さな違いが効いてくるものなのです。

このキットも「ネットワーク」の改造をすることで、さらに大きな飛躍を狙えると考えており、
また別の機会に、発表できればと思っています。



さて、今回は塩ビ管スピーカーのオフ会です。
(塩ビ管縛りではないものの)やはりメインは「塩ビ管スピーカー」です。

参加者の皆さんの作品を見ていこうと思います。

たてちゅうさんの作品。
マルチダクトのぶ厚い低音に、粒立ちの良い中高域が冴えます!
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KO球さんの作品。
小型ながら好バランスのサウンドです♪ 木琴やベースの立ち上がりも速い!
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マイルドKさんの作品。
すっきりとしたトーンで、癒やされます。工作も簡単とのことで、肩の力を抜いて楽しめそう♪
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エビサワさんの作品。
DigiFi誌の付録2wayですが、ツイーター帯域を広く取る独自ネットワーク設計。澄みやかなチェンバロやボーカルが逸品!
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ケンさんの作品。
オリジナルの電流アンプの特徴を活かした大胆なスピーカー。床置きながら、クリアなHiFiサウンドです!
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古舘さんの作品。
見た目を裏切らないサウンド。沈む低音ながら全域でハイスピード。FE譲りの中高音は鮮度抜群!
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マイルスTKさんの作品。
中央のRedEyeは、付録ユニットにツイーターが加わり、バシッと決まるジャジーなサウンド。 
左右のTYPE P4Dは、自然な広がりとレンジ感があり、激安ユニットを見事に使いこなしています!
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なーおさんの作品。
BHBS方式の本機は、的確にチューニングされクラシックからヒュージョンまで幅広いジャンルを難無くこなします。コンパクトながら、沈み込むバスドラも量感十分!
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nabe3さんの作品。
自作のハイルドライバーは、圧倒的な表現力。不思議なぐらいシャリシャリせず、至ってナチュラルながら倍音成分を伸びやかに描きます!
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コニさんの作品。
人工大理石で作られた本機は、綿密で濃い音色。細かくチューニングされたドローコーン✕3で、低音も十分です♪
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Kenbeさんの作品。
新型BHBSは数年前より小型化と低音再生の両立が数段進化! パサつきやすい108Solですが、上手く使いこなしているのは、さすが匠です♪
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さて、そんな塩ビ管オフ会でしたが、
再生系で、興味深いものと出会うことができました。

徹音さん作の、PCオーディオです。
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ちょうど昨日、徹音さんの工房にお邪魔してきたので、
次回はそのことを書こうと思います。

徹音さんの工房訪問

先日は、徹音さんの工房へ行ってきました。

きっかけは、今年の塩ビ管スピーカー関東オフ会
ここに持ち込まれていたのが、徹音さんのPCオーディオシステムでした。

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お話しをしているなかで、PCオーディオの製作過程で使用するリファレンスシステムを聴く機会を頂きました。



製作の舞台となる都内のお部屋には、沢山のパソコンのほか、
B&Wの683S2と、真空管アンプを核としたシステムがありました。

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早速聴かせて頂くと、鮮烈なリアリティのある音に驚かされます。
音の一つ一つが明確で、実体感に溢れているのです。その一方で、一切の滲みがありません。

ちょっと他のオーディオマニア宅では聴いたことのないサウンドについても、
徹音さんのお話を聞くと、納得してしまうものでした。


そのポイントは主に2つでしょう。(本当はもっと色々ありますが…)
・スタジオ直系のサウンドチューニング
・徹底した音の管理、サポート


一つめは、このPCオーディオシステムが、
スタジオへの納品用に作られているということが原点になります。

このPCオーディオを製作するために、
部屋の音響設計はもちろん、電源、機器の設置方法、そしてアクセサリーの一つ一つに、
生音を知るスタジオエンジニアの意図が反映されているとのことでした。

このリファレンスシステム(スピーカー+アンプ)の音、
そしてもちろん、納品されるPCオーディオの音は、エンジニアの厳しい耳に応えられるよう作られているのです。


二つめは、徹底した音の管理です。

PCオーディオという条件ゆえに、パーツの更新や、OSのアップデートというのは避けられないものです。
些細な更新が、音色を一変させてしまうことは、オーディオマニアであれば容易に想像がつくものです。

しかし、顧客であるスタジオエンジニアにとっては
「音色が変わっては困る」というのが、当然な立場なのです。

そこで、徹音さんは、各パーツの組み合わせを徹底的に試聴し、「音色を変えずに、音質を向上させる」を実現していくのだとか。その経験から「単にスペックが高ければ良いということはない」というのですから、まさに順列組合せ的な手間だといえます。

各種のアップデートも、「本当にユーザーにGOサインを出せるか?」を逐一確認して、サポートしているというのですから、頭が下がるものです。



そんな徹音さんのシステムを聴いてみたい!という方のために、
Youtubeでの動画公開がありますので、紹介します。

徹音の音サンプル20160523 02


「ラインから直接録音した物ではありません。」という注釈がないと勘違いしてしまうほどのリアリティを、体感して頂けるかと思います。


今回試聴させて頂いた「徹音ブランド・タワーリファレンス」や、その弟モデルについて、
一般の方への販売もしているとのことですので、興味のある方は連絡をされてみてはいかがでしょうか?
(値段の記載は避けますが、中堅~高級CDプレーヤーと同程度といったイメージでしょうか。)

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KO球さん(徹音PCユーザー)による、webページから連絡できますね。
http://ko9mimi.web.fc2.com/pc/pc.html



徹音さん、お忙しいなか貴重な体験をさせて下さり、ありがとうございました!

BASICシリーズ 開発中!

さて、最近外出の多いカノン5Dですが、
今日は、BASICシリーズの進捗を書こうと思います。


BASICシリーズは、FOSTEXの10cmユニット2発を使用したスピーカーで、共鳴管型のものとなります。

大きな本体から出てくるサウンドは、一般的な小型ブックシェルフ型とは異なる「空間を動かす低音」を再生できます。そのスケール感や低域の音色感は、他では代えがたいものなのです。

さらに、小口径×共鳴管の方式では、大口径スピーカーのような複雑な方式(3wayなどの帯域分割)も殆どなく、聴き心地のよいサウンドを狙うことができます。

昨年の自作スピーカーコンテストで、音質賞を受賞した「83Diamond」もその設計思想に基づくものですね。
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5月前半は、第一試作箱(S-057)として、ざっくりとした音道を決定。
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本体設計として、一回折り返しの共鳴管でいけそう、と確信ができたのはこの箱のお陰ですね。


5月下旬になってから、第二試作箱(S-058)を作製して、より詳細に設計をつめています。
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第二試作箱は、音道が自在に変えられる構造となっているので、
既に7パターンほどの設計を試すことができました♪

気になる方も多いと思うので、
(試作箱S-058で試したうちの一つの)周波数特性(軸上1m)を載せておきます。

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※ツイーターは未接続


60Hzぐらいまで伸びた特性で、まあまあな所ですね。 定在波の影響で見にくいですが、50Hzまでは十分に出ています。
16cm口径の市販入門クラスと同等レベルではあるので、低域の伸びとしては十分でしょう。

もちろん10cm口径なので、頑張れば40Hzまで捻り出すこともできますが、
「限られた部屋でしか鳴らない」「限られたソフトしか鳴らせない」「スペースファクター最悪」というリスクを冒すことになってしまいます。

まあ、個人で参加するコンテストであれば、その場限りの攻め込んだ設計としますが、
あくまでも製品なので「お客さんの手にわたってどうなるか?」を想定しながらの設計となります。


設計の微調整では、周波数特性だけでは見えないところも詰めています。
聴感、周波数特性、インピーダンス特性の結果を総合的に解釈して、最終的な設計を決めていきます。


次週は、この部屋を飛び出して、違う環境で鳴らしてのテストを予定しています。
まだまだ続く道のりですが、頑張っていきましょう!

無指向性スピーカー試聴会 “ニュー・サウンド・シーン in 表参道”

今日は、試聴会の情報です。

静岡県浜松市を拠点に活動するスピーカーメーカー「Tom’s lab」と「ライト・イア合同会社」が、
東京の表参道にて、合同で試聴会を開催するとのことです。(6月18日、19日)


まずは、2社がどんなメーカーなのかを見ていきましょう。

「Tom’s lab」
無指向性スピーカーを幅広くラインナップ。
音質の追求はもちろん、インテリアとしても優れたデザインが魅力です!

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「ライト・イア合同会社」
PROTRO方式の全面駆動平面振動板をもつ、オリジナルユニットを搭載。
リーズナブルな枕型スピーカーのほか、無指向性の新作(販売未定?)を発表しています。

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コンセプトとしても面白い無指向性スピーカーですが、
どこまで本格的なサウンドを聞かせてくれるか、楽しみな試聴会になりそうですね。


試聴会 開催概要
日時 : 2016年6月18日[Sat]19日[Sun] 11:00~18:00
会場 : EX-Room 表参道
(地下鉄「表参道」駅A2出口より徒歩3分)
http://ex-room-omotesando.jimdo.com/
会場住所: 渋谷区神宮前4-8-6 メイプルハウスB1F
電話:090-3507-8004
入場料 : 無料

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BASIC&改キットの、持ち出しチェック!

先日は、実家でAudifillの試作機の試聴テストをやってきました。

今回の試聴環境は、木造住宅の2F。
普段聴いている「重量鉄骨造りのマンション」とは正反対の、低音が出にくい環境になります。

そして、何より、ライバル(比較対象)の存在が大きいでしょう。
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今回の比較対象は、パイオニアのS-1EX。
BASICシリーズにとっては、想定価格差は5倍以上。
改キットからみれば、ざっと20倍以上の価格差になるでしょうか。

駆動系はデノンPMA-2000Ⅳと、パイオニアのN-70Aなので、
部屋も含めてS-1EXをフルパワーでドライヴできる環境ではありませんが、
丁寧で堅実に鳴ってくれるサウンドは、参考になるものです。


<BASICシリーズ>
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まず、鳴らし始めて気づいたのが、S-1EXと比べてバランスが悪いということ。
低音の音圧が明らかに少なく、これはちょっと頂けません。

いつもの環境であれば十二分な低音量感が得られるところですが、この環境ではスッカスカです(汗)

共鳴管やバックロードホーン型は、一般的なバスレフ型と比べて部屋の影響を受けやすく、
木造住宅の2階という環境では、低音量感が大きく減少してしまいました。

そこで、手直し開始。
音道長を20cmほど短くして、量感重視の設計に変更です。

先ほどは薄手だった低音楽器の重量感が戻り、俊敏さと質感を伴った音が聞こえてきました。
とくにオーケストラの再生では顕著で、コントラバスからバイオリンまで、正しいバランスで聞こえてくるかどうかが一つのチェックポイントとなります。

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こうして比較していると、気づいたことが、いくつかありました。

まずは、低域について。
S-1EXは、流石高級スピーカーという貫禄で、超低域から最高域まで十分に伸長しています。オーケストラのグランカッサの沈み込みや、パイプオルガンの余裕さでは大きな差をつけられます。
一方で、BASICは、低音は60Hz、出ても50Hzぐらいが限度です。しかし、小口径ウーハーから放たれる俊敏な低音は、質感が高く、数字上から思うほどの不足感はありません。

また、音色感についても、大きく異なります。
緻密で一切の余分な響きが付帯しないS-1EXのサウンドは、確かに魅力的です。しかし、(この部屋のように)十分な環境が整わない状況では、若干の物足りなさを感じさせる場面もありました。
一方で、BASICは「桧アンカー」などの搭載により、色彩感豊かなサウンドを奏でます。オーケストラでは、ホルンの漂うような優美な音色は見事ですし、ボーカルであれば体温が伝わってくるような生々しさを聴かせます。

まだまだ試作機の段階のBASICですが、今後が楽しみな出来栄えとなっています。
低音調整についても、量感重視と伸び重視の双方を実現できるような機構を搭載しようと思っています!

ここまでくると、「BASICという名前じゃ、勿体ない!」と家族に言われましたが、
オーディオの満足度は価格の上下に関係なく得られるべきで、
このBASICシリーズも、「あの高級スピーカーより、これがイイ!」と言わせる存在であるべきなのです。


<改キット>
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さて、こちらは改キット。
ネットワーク調整なしで、アコースティックなチューニングのみ済ませた状態です。
(塩ビ管スピーカーオフ会で発表した時と、全く同じですね)

まずは、低音。
流石ダブルバスレフ型だけあって、環境に左右されにくい良さはありました。
若干抑え気味の低音量感で、質感重視のチューニングですが、FOSTEXらしい所だと思えば問題ない範囲です。

しかし、総合的に見たサウンドフィーリングは、、、、正直話になりませんでした。
単刀直入に言えば「安っぽい」のです。

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確かに、バランス的には問題がないのですが、
いわゆる「高級コンデンサと、安物コンデンサを比較試聴したときの差」を如実に感じてしまいます。

音全体が薄く、パサついている。ボーカルはハスキーで、質感や粘りが出てこない状態です。

まあ、本体価格(本体ペア2万円、改キット1万円?)を考えれば、仕方ない・・・ということも言えますが、
これでは、自分が「満足(fill)」できません。

しかし、このぐらいはネットワークの調整で何とかなるものです。

確かにS-1EXのような緻密で圧倒的な情報量・・・とまでは行けないと思いますが
少なくとも「聴感上好ましく、魅力のある音」というのは、
ユニット価格を問わず、とくにFOSTEXのような確かな技術力をもつメーカーのユニットであれば十分に達成可能なのです。



さて、S-1EXとの比較を終えた今ですが、
「BASIC」は、いよいよ最終試作機の製作を始めています。
販売仕様と同じ材料、寸法で最後の調整をしていきます。

「改キット」は、まずは納得できる聴感特性を目標に、
ネットワークの調整と、「手ごろな値段で提供するための取捨選択」が続くことになるでしょう。

Referenceシリーズ「RF-1000」の進捗

今日紹介するのは、AudiFillのフラッグシップモデル「RF-1000」。

RF-1000は、AudiFIllのフラッグシップモデルではありますが、
コンセプトモデルとしての位置づけがメインとなり、
数を売ることより、今後のAudiFillイベントで鳴らすことを主眼に置いたものです。

そんなことから、まだまだ音についても道半ば。
弟分である「改キット」や「BASICシリーズ」のほうが先行してお披露目できそうな勢いです。

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さて、今日はそのリファレンスこと「RF-1000」の概要を紹介しようと思います。

(エンクロージュアの設計・デザインは、ほぼFIXしていますが、
「完成版」ではないので、掲載写真には若干の修正があります。)


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まず、本体。
約60kgの無垢ヒノキ材で作られています。

「柔らかい材料で、強く作る。」というのは、
音の聴きやすさと、大音量再生の安定性を両立する重要な要素だと思っています。

中身は、共鳴管方式となっており、
簡易測定では、30Hz以下までの再生を確認しています。

16cmウーハーで30Hzの再生というのは、しばしば見かける値ですが、
この余裕のあるエンクロージュアから出てくる30Hzは、圧倒的な風圧・表現力をもたらしてくれます。


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お次は、ツイーター。
ダイヤモンドコーティングのチタン振動板のものを採用しています。

48kHz(ユニット公称値)まで伸びた高域は、
ハイレゾ再生ならではの、繊細で瑞々しい表現を可能にしてくれます。


これを、手作業で削り出したメープル材のエンクロージュアに搭載。

「メープル」は、数ある無垢木材のなかで、
素直な高域特性をもつことを確認しての採用です。

球形に拘ったのは、ご存知の通り回折現象による濁りを排除するためですね。


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ツイーターと同じく、パイオニア製の本ユニットは、
クロスカーボン素材の振動板です。

この素材を採用したウーハーは、トランジェントに優れることが特徴だと感じています。
本機はネオジムマグネットを搭載しており、共鳴管を十分に駆動することができるパワーを持っています。

もちろん、中低域~中高域の表現力も素晴らしく、
下手な10cmフルレンジを十分に上回る鳴りっぷりを見せてくれました。

これを80mmの極厚バッフルに固定。
もちろん、ザグリ加工など見えないところにも手を打ってあります。




さて、こうして紹介したRF-1000は、10月1日のお披露目会に向けて、
今はネットワークの調整を続けています。

皆さんに良い音を届けられるよう、頑張ってチューニングしていますので、
今しばらくお待ちください!

FOSTEX GX100Basic、無指向性スピーカー試聴会

今日は、最近試聴できたスピーカーについて感想を書こうと思います。

まずは、FOSTEXショールームにて、新製品「FOSTEX GX100Basic」を聴いてきました。

FOSTEXの10cmブックシェルフ型スピーカーは、
「GX100MA(定価55,000円)」を皮切りに、注目されているスピーカーです。

その一方で、モデルチェンジの度に価格が上がり、
現在は、上級のGシリーズ「G1000MG(定価150,000円/台)」として販売されています。

確かに、クオリティは進化をする度に上がっていきましたが、
「入門クラス」を担うスピーカーが渇望されていたのも、また事実です。

そこで、今回の「GX100Basic」の登場です。
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定価は、初代MAと同じ55,000円。インシュレーターとボードはオプション(予定?)とのこと。
外観は、シックな半ツヤ仕上げで、一般的な部屋へのマッチングも良さそうです。

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試聴すると、GX100シリーズの精緻な描写力が受け継がれており、まずは一安心です。

そして、開発の意図でもあった「低音量感の増大」もしっかり実現できているように感じました。

スタンドにポン置きの状態では、若干真面目なサウンドフィーリングでしたが、
インシュレーターとボードを設置することで、ぐっとボーカルの表現力が向上。
この変化は、かなり大きかったですね。ボーカルの甘さや温かみ、楽器の音色感といった部分が好きな方は、検討する価値大だと思います。

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裏側を見ると、定番の「MIDコントローラー」や金メッキSP端子もあり、
この価格でありながら、なかなかの満足度が得られそうです。



さて、場所は変わって表参道。
先日紹介した「無指向性スピーカー試聴会 “ニュー・サウンド・シーン in 表参道”」に行ってきました。

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部屋に入ると、沢山のスピーカーが出迎えてくれました。
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まずは、Tom's Labの製品「RP062」を試聴。
特徴的な形は、「無指向性」のためのものですね。
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やはり、無指向性ならではの音場感の良さを感じさせます。
一般的なスピーカーが写実的な表現だとしたら、こちらは空間に自由に音像を描いていく感じでしょうか。

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低域は、しっかりと沈み込むもので、ゆったりとした表現につながっています。
中高域は、部屋による影響を受けやすいとのことでしたが、ここでの音は輝きに満ちたもの。楽器一つ一つの響きが、しっかりとアタック感を感じさせつつ、空間に広がる感じでした。

もう一つは、「BG031」という、ちょっと風変わりなスピーカー。
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インテリア重視かな?と思ってい聴いてみたら、想像以上のサウンドに驚かされました。
ボーカルはまろやかで、豊かな風合いをもって聴かせます。
周波数レンジはお世辞にも広くはありませんが、自然で整ったバランスは好印象でした。

考えてみれば、この形状、
「フローティングマウント」「球形エンクロージュア」と、オーディオ的にも興味深いものですね!



そして、「ライト・イア合同会社」の製品。
枕型スピーカーなど、お手軽な商品もあるなかで、今回は無指向性型のものを聴くことができました。

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一つは、ウーハーとの組み合わせによる2way方式のもの。
チェリー材の箱が拘りを感じさせますね。

上面に搭載された「PROTRO方式」平面振動板ユニットは、一般的な「ダイナミック方式」のスピーカーとは異なる歪感の少ない音を聴かせます。
ちょっと言葉にしにくいのですが、比較して聴くとPROTRO方式のものは「自然で浸透力のある音」といった感じでしょうか。

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こちらは、より大型のユニットを使用したモデル。
構造上低音再生が難しいPROTRO方式ですが、面積を稼ぐことでしっかりとした再生音を鳴らしていました。




FOSTEXの新製品から、無指向性スピーカーまで、
様々なスピーカーが世の中にはあるのだなぁ~と、改めて感心しました。

皆さんも、ぜひ機会を作って様々なスピーカーを聴いてみてはいかがでしょうか?

改キット「KT-2080」 誕生!

今日は、AudiFillの最初の製品「改キット(KT-2080)」をお披露目です!

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コンセプトは、「手軽で、発展性のある、高品位な2wayシステム」です。

市販スピーカーでは、2wayや3wayなどの「マルチウェイ」が大半を占めますが、
自作スピーカーでは、「フルレンジ」のシステムの製作例が多くあります。

その背景として、やはり「市販にない良さを追求」という点が挙げられると思います。

その一方で、「ネットワークの調整が難しい」「自分で音をチューニングできる自信がない」「選択肢が多すぎて、躊躇してしまう」といった理由で、マルチウェイに踏み切れなかった方も多いと思います。


そこで、「改キット」シリーズでは、
「試聴体験から選ばれた、推奨スピーカーユニット」をターゲットに、
「ネットワークの完成品」を提供します!

もちろん、それだけでなく、
AudiFillの名に恥じない「徹底した音質チューニング」を実施。
さらに、「ハンダ不要の手軽な工作」「追加改造による、さらなる音質アップ」を楽しんで頂けるものとなっています。


その第一弾が、今回発表の「KT-2080」です。
これは、Stereo誌2014年8月号付録の「PT20(PT20K)、PW80(PW80K)」にベストマッチとなるキットです。
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桧無垢板に組まれたネットワークに加え、
自作スピーカーコンテスト入賞作に用いた「桧アンカー」を搭載しました。
(この辺の詳細は、また後日。)

そして、金メッキ端子を標準装備していますので、
ハンダごてを使うことなく、ユニットとの結線が可能です。
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これらは、FOSTEX製エンクロージュアキット「P2080-E」と組み合わせたときに
ベストマッチとなるよう、音質チューニングを重ねてきました。
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(「P2080-E」と組み合わせる場合は、エンクロージュア部品の取り外しが必要です。それも後日紹介します。)

「P2080-E」と組み合わせるメリットは、もう一つ。
底面に収まるピッタリサイズとなっています!
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嬉しい人には、嬉しい・・・かな?


さて、そんな改キット「KT-2080」ですが、
7月末頃には、ご希望の方の手に届けられるよう、準備を進めています。

値段は、1本分(スピーカーユニット含まず)で、
1万円弱を目指したいと思っています!

音質に拘るあまり、ネットワーク部品を大分奢ってしまったり、
産地選別の桧材を採用していますので、
ちょい割高ですが納得のものに仕上がっている自信はあります。


そんな改キットは、8月~9月頃に、
東京か神奈川付近で、お披露目&試聴会を実施したいと思ってます。


この改キットの情報や、製作過程で得られたノウハウなどは、
今後ともブログで紹介していこうと思います。

ぜひとも、お見逃しなく!

[動画] 改キット「KT-2080」 試聴できます!

先日、情報公開した改キット「KT-2080」ですが、
早速、動画を作成しました!

改キットは、FOSTEXのツイーター「PT20K」、ウーハー「PW80K」、エンクロージュアキット「P2080-E」に組み込んで使用します。
細かい使用方法は、また後日書こうと思いますが、まずはその「変化」を、ぜひ確認していたきたいと思います。

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動画で聴いて頂けるのは、次の3つのスピーカーです。

・FOSTEX 「P2080-E(+PT20K, PW80K)」 (実売2万円弱)
・AudiFill 「KT-2080」 (上記キットと合計で約4万円)
・B&W 「DM601S2」 (定価5万6千円、2001年当時)


動画前半は、説明パートで、
後半が比較試聴パートになっています。



まずは、女性ボーカル+ギター。
【AudiFill】 改キットKT-2080【試聴:女性Vo.+Gt.】


熱い女性ボーカルと、鋭く立ち上がるギターが聴きどころですね。
(曲中でプツプツ聞こえるのは、音源に意図的に含まれているものです。)

「FOSTEX P2080-E」は、ややアッサリとした表情で、ギターもパサついています。
「AudiFill KT-2080」は、ボーカルの熱っぽさが十分に伝わってくると共に、ギターも実在感を増します。
「B&W DM601S2」は、情報量が出てきます。一方で、ボーカルの表現力は一歩後退で客観的な描写でしょうか。



次は、POPS系の女性ボーカル。
【AudiFill】 改キットKT-2080【試聴:女性Vo. (POPS)】


POPS系ならではの、ややハスキーさの残るボーカルですが、
その中で、どこまで柔らかく表現力のある音が描けるかがポイントになります。

「FOSTEX P2080-E」は、サ行が強調され、かなり残念な感じ。
「AudiFill KT-2080」は、まるで録音が変わったかのような自然な表情のボーカルが聴けます。
かなり激変レベルの違いでして、この「KT-2080」が優秀録音でないソフトにも強いことが一聴して分かるかと思います。
「B&W DM601S2」は、重心が下がりバランスが向上。一方で、ボーカルのヌケの良さは小口径の他機種に譲るでしょうか。


次は、JAZZです。
【AudiFill】 改キットKT-2080【試聴:JAZZ】


サックスの鳴りっぷりと、各楽器の存在感・描写力に注目です。

「FOSTEX P2080-E」は、シンバルの表情は良好ですが、サックスが細身なのが難点です。
「AudiFill KT-2080」は、サックスやピアノが自然なバランスになり、濃厚なJAZZが楽しめます。シンバルは控えめですが、上質で繊細な音が出ています。
「B&W DM601S2」は、大口径ウーハーの圧倒的な低音量感が魅力です。シンバルは、アルミドームならではの粒立ちの良さを聴かせますね。




さて、こうして「KT-2080」の音を聴いて頂くと、
・自然で表情豊かな音
・優秀録音以外でも、魅力的な再生音
というのがポイントになってくるでしょうか。

この辺は、「桧」ゆえの音色に加え、
AudiFillの音作りの目指すところが、しっかり出せたと感じています。


さて、次回はこの改キットの詳細を深堀りしてお伝えしようと思います。


そういえば、今年のStereo誌付録のユニット「M800」は、
今回動画で登場した「PW80K」と同サイズらしいですね。
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同サイズということは、簡単に取り換えが可能なんですよね・・・
まあ、この辺もご期待頂ければと思います!

A&Cオーディオ試聴室に行ってきました。

先日、A&Cオーディオ試聴室に行ってきました。

「A&Cオーディオ」は、国内ユニットメーカー「ParcAudio」を用いたスピーカーブランドです。
自作スピーカー趣味の延長で生まれたところが、親近感を感じさせます。

そんなA&Cオーディオの製品を聴くことができたのは、今年のParcサウンド鑑賞会のこと。
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「フローティングマウント」など、特徴的な技術がもたらすサウンドは、
再びしっかり聴いてみたいと思わせるものでした。

そこで、迷わずコンタクト! そして、快諾。
お忙しいなか感謝感謝です。

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降り立ったのは神奈川県の青葉台駅。
渋谷からも横浜からも近い、好立地ですね♪

当日は天気も良かったので、駅から散歩がてら歩いていきましたが、
駅を離れると、思わぬ上り坂に遭遇・・・(汗)

webページの案内にあるように、青葉台駅発のバスで行けば
バス停からすぐです。ほんと、お勧めです(笑)
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http://ac-audio.org/access.html



到着すると、2Fにある試聴室に案内して頂きました。
あのオリジナルスピーカーとの再会です。
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さらに昨年の真空管オーディオフェアで公開したという、上級機の姿もありました。


まずは、はやる気持ちをおさえて、小型スピーカー「Illusionist-8」をじっくり見てみます。
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やはり一番の特徴は、「フローティングマウント・アダプター」でしょう。
詳細は下記webページに譲りますが、独特の機構でユニットをフローティングさせ、箱鳴りを除去することができる画期的なアイテムです。
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http://ac-audio.org/product-fmt.html


驚いたのは「デッドマス」のパーツ。
石材と樹脂を混合した「石材コンポジット・レジン製」のデッドマスは、
手に持ってみると、ズシッとした重みが伝わってきます。
さらに、金属にありがちな共振音もないというから、凄いものです。
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http://ac-audio.org/product-fmt.html

そんな樹脂パーツは、全てが手作りとのこと。
海外で作られた樹脂パーツが多い世の中ですが、A&Cオーディオのように一つづつ丹精込めて作られたパーツというのは貴重な存在ですね!


音を聞いてみると、歪感の少ない澄んだ音で、見通しの良いサウンドステージが広がります。
ボーカルやギターの瑞々しさは、まさに高級スピーカーのサウンドだといえますね。
さらに、低域楽器(ドラムや低弦)までがしっかりと定位するのは初めての体験でした。

これは「フローティングマウント・アダプター」に加え、「超軽量吸音材」を使うことで徹底的に箱鳴りを抑えピュアなサウンドを狙った結果だと思います。

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さて、いよいよ背後に佇むハイエンド機の登場です。

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堂々たるルックスの本機は、3way4スピーカー構成。
外観も含めて「試作機」とのことでしたが、落ち着いたデザインがいい感じです。

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ツイーター、ミッドレンジは、やはり「フローティングマウント・アダプター」を装着。
ツイーターはParcAudioの上位機種が使われているほか、ミッドレンジは特注品という拘りようです。

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本体左右に搭載されたウーハーは、左右の2本が連結され、振動を抑える仕組みとなっています。
さらに、補強により十分な強度を確保した振動板もポイントだとか。

他にも、「サイレントダクト技術」など、特徴的な技術がてんこ盛りです♪
この辺は、樹脂パーツを自在に作れる強みでもありますね。

サウンドは、「Illusionist-8」で感じた瑞々しさに加え、しっかりとした密度感をも聴かせるものでした。
レンジの広さも大型機らしさを感じさせ、低音打楽器の風圧も感じることができました。

このスピーカーは、いわゆるバスレフ型になりますが、
低音に透明感があり、(普通のバスレフ型では得難い)淀まない感じの低音が好印象でした。
打楽器の低音だけでなく、ベースギターなどもフワッと来る低音感があり、音楽的な心地よさを感じさせます。

低音に関しては、ダクトのチューニングが肝だとのことでしたが、
今後さらなる再生音を目指して、エンクロージュアの大幅な作り替えを予定しているとのことでした。
外観に関しても、より製品としてふさわしいものを考えているとのことで、今後が楽しみです!



あまり大々的な宣伝はしていないA&Cオーディオですが、
これからの製品展開が楽しみなブランドでもあります。

東京近郊のスポットとして、
ぜひ足を運んで、その音を聞いてみて欲しいと思います。

春の自作スピーカーイベント「集まれ塩ビ管スピーカー・関東オフ会」

春の自作スピーカーイベントは、やっぱり「集まれ塩ビ管スピーカー・関東オフ会」を外しては語れません!

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・日時:2016年5月3日(火・祝) 10:00頃開始(9:30開場)16:00頃終了予定。
・会場:横浜ラポール 3階ラポール座(視聴覚室)
      〒222-0035横浜市港北区鳥山町1752

詳細はこちら。
http://www.enbisp.com/modules/news/index.php?page=article&storyid=86

今年も塩ビ管スピーカーのほか、さまざまなスピーカーが登場予定です。
ユニットも、エンクロージュア素材も違うスピーカー達が集まるイベントは、毎年の楽しみとなっています。

昨年の様子は、こちらの日記をどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/4g1g4g0/e/5d2cd4db183cf8949d0d727f05ef700e

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今年の発表は、FOSTEXのP2080の改キットにしようかと思います。
桧アンカーや、吸音材のチューニングなど、改造前後での音を聞いていただこうと思います。

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外側は改造前後での違いがないので、写真にすると何とも微妙な感じなのです(汗)



もう一つの企画としては、「フリー音源」の試聴をしようと思います。

自作スピーカーの音を録音&web公開をしようとしても、著作権の問題から難しい・・・という悩みがありました。
そこで、「いかにもオーディオ試聴」っぽい著作権フリー音源を探してきたので、当日心おきなく再生しようと思います!



それでは、皆さま会場でお会いしましょう!
試聴だけなら登録不要なので、ぜひいらっしゃってください♪

第1回 オーディフィル試聴会のお知らせ(8月6日)

今日は、「第1回 オーディフィル試聴会」の告知です。

音は実際に聴いてもらうのが一番。
ということで、試聴会を開催します!

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場所:神奈川県藤沢市
   「藤沢商工会館 ミナパーク」 5F ミーティングルーム1
   (JR藤沢駅から、徒歩3分)
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日時:8月6日(土)17時~19時 (入退場自由)

内容:
「KT-2080、KT-800を聴く!」 17時00分~17時40分(予定)
オーディフィルの製品「KT-2080」「KT-800」を聴いて頂くプログラムです。

「KT-2080」「KT-800」は、それぞれ2014年と2016年のstereo誌付録ユニットに適合するネットワークキットで、
その特徴、音の狙いを、様々なジャンルの音楽で聴いて頂くコーナーです。

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「改キットで遊ぼう!」 18時00分~18時40分(予定)
「KT-2080」「KT-800」は、オーディフィルの「改キット」シリーズに該当します。

改キットシリーズの特徴でもある「いじる&楽しむ」をモットーに、
複数の回路パターンでの比較試聴を行います。

『ネットワーク定数を変えると、聴感でどう変わる?』『インピーダンス補正の効果は?』といった、
自作スピーカー派の楽しみを体験できる、デモンストレーションを予定しています。
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今回は、オーディフィルの第一回目の試聴会ですので、
ぜひ皆さんお誘いあわせのうえ、お越しください。

空いた時間には、皆さまのお手持ちのソフト(CDか、USBメモリ)を再生できるかと思いますので、
お気に入りの音源を、ご持参ください。

それでは、お会いできることを楽しみにしております!

試聴会準備&お茶会情報

AudiFillの第一回試聴会(8/6、藤沢)は、いよいよ来週になりました。

<試聴会詳細はこちら。7/23の日記>

会議室という場所で、皆さんに良い音を楽しんで頂くために、
音響パネルを3つほど新調しました!

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機材より、音響パネルや置台のほうが大きいかもしれません(笑)


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さて、当日なのですが、
終了後に藤沢駅付近のファミリーレストランで「お茶会」を開催しようと思います。

イメージでは、下記のとおりです。

~19:00 試聴会
19:00~19:30 撤収作業(車への積み込み)
20時頃~21時頃 お茶会(場所:ガスト 藤沢駅北口店)

お茶会参加のためには、撤収作業を手伝って頂くことになりますが、
ご都合がよければ、ぜひご参加ください!
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それでは、8月6日は藤沢でお会いしましょう!
<試聴会詳細はこちら。7/23の日記>

第一回試聴会 無事終了しました!

昨日は、AudiFillの第一回試聴会でした。
応援して下さった皆様のお陰で、無事に終えることができました。


前半「KT-2080、KT-800を聴く!」

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「改キット」シリーズとして発表したKT-2080、KT-800を聴いて頂きました。


貸し会議室という条件ではありましたが、
持参した特製音響パネルの効果もあり、十分に実力を発揮できたと思っています。

特に、「KT-2080」は非常にバランスの良い仕上がりとなっており、
オーディフィル製品の第一弾として、自信を持ってオススメできるものとなりました。

「KT-800」は、これから最終調整を経て、
可能な限り早い時期に、皆さんの手元にお届けできるよう準備を整えたいと思っています。

今年の付録ユニットでもあるM800にマッチする「KT-800」は、
非常に潜在能力が高いと感じていますので、
最終調整でどこまで化けるかが自分としても楽しみです。


後半「改キットで遊ぼう!」
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「改キット」シリーズは、いわゆる「ネットワークパーツ」という扱いなので、
ちょっとした工夫で、ネットワークの比較試聴が簡単にできるようになります。

今回はそのデモンストレーションとして、
スルーでつなぐフルレンジ接続から、インピーダンス補正の有無まで様々なパターンを聴いて頂きました。

ネットワークの組み方ひとつで、
多彩な表情を見せるスピーカーを次々と聴けたのは、
発表している側としても、よい経験になりました。


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さて、次回の発表は・・・
10月1日(土) 東京 有楽町にて行います!

最終調整を終えたKT-800はもちろん、
初公開の作品を3つお披露目できると思います。

会場のサイズも、ずっと広いものになりますので、
また皆さまとお会いできることを楽しみにしています。

詳細が決まりましたら、本ブログでご連絡しますね。(8月下旬ごろ告知予定)


それでは、今後とも宜しくお願い致します。

Premiumシリーズ 「PR-83A」

さて、8月6日の第一回試聴会からしばらく時間が空いてしまいましたが、
既に次のステップに向けて動いております!

まず、改キットシリーズについては、
「KT-2080」は、量産と販売の準備を進行中です。

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試聴会の後も、聴き込みを続け、
その音域バランスの良さ、エントリーモデルとして十分な能力の高さを確認することができ、
自信を持って送り出すことができそうです。



一方で「KT-800」については、
若干の調整を経て、最終verを確定することができています。

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「KT-2080」が、質実剛健なピラミッドバランスだとすれば、
「KT-800」は、優美で繊細な音色が魅力的なサウンドに仕上がっています。

先日の試聴会では、「KT-800」が若干ハイバランス寄りでしたが、
最終調整で、その音色の良さを残しつつ、帯域バランスを改善することができました。


販売の準備が整いましたら、
また告知しようと思います。


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さて、ここからが今日の本題。
「Premiumシリーズ」についてです。

このシリーズについては、
「無垢 桧材」を潤沢に使用したエンクロージュアを特徴とする、
小型スピーカー、という内容になります。


その第一弾が「PR-83A」
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(写真は試作段階のものです)

皆さんご存知、「FOSTEX製 FE83En」という
フルレンジユニットを搭載しています。

軽量な紙コーンを搭載し、
浸透力のあるサウンドは、女性ボーカルなどにマッチするという定評のユニットですね。


そこに、「無垢 桧材」のエンクロージュアをあわせます。

板厚は、最大50mm。
小型スピーカーとしては異例の物量となっています。

従来の硬い材料で、これほどの板厚としてしまうと、
音にも硬さやキツさが現れることが多々ありました。

そこで、「桧材」の出番です。
十分な強度と、適度な柔らかさを兼ね備え、
聴き心地の良い、クリアなサウンドを実現できています。



そんな「PR-83A」は、Premiumシリーズの末弟にあたるモデルとなります。

一応「Premiumシリーズ」ではありますが、
末弟ということもありお求めやすい値段を予定しています。


10月1日の第二回試聴会では、
限定ver.として、「FE83-Sol」を組み合わせたタイプのものをお聞かせできるかもしれません!


それでは。
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