昨日は、自作スピーカーサークル「スピーカー再生技術研究会」の公開OFF会でした。
最初は、会長の鈴木さんから。
まずは、先日行われたブラインド試聴の報告から。
鈴木さんの素晴らしい話術と相まって、なかなか楽しく聞けました。
スピーカーは、なんと3機種を発表。しかも、どれも大作です。
2台は、TangBandの「W5-1611SAF」と「W5-1880」を使ったMCAP-CR型。
黒いコーン紙のが、「W5-1611SAF」で一本7千円程度。
白いコーンが「W5-1880」で、ユニット代だけで約5万円ほどだとか。
エンクロージュアは、鈴木氏お得意の多自由度バスレフ型。
本方式は特許取得も完了されたとのこと。おめでとうございます!!
まず、「W5-1611SAF」を試聴。
金管楽器がポンポン前に飛び出てくる爽快サウンド。かといって、Fostexとはちょっと違う明るさを持っているなぁ〜という感じです。
低域はMCAP型ならではの自然な伸び味です。過剰な量感はなく、自然でスムーズな音が印象的でした。
次は、「W5-1880」を試聴。
一気に低音が噴き出して来る感じで、オルガンを聴くとMCAP型の威力を満喫できました。
高音は、ユニット中央のディフューザー部(?)が強力に仕事をしているようで、ちょっと篭り気味。
近接試聴であれば、奥行き感のあるサウンドを堪能できそうです。
3台目は、TANNOYの「MG10」という市販品のユニットを使ったシステム。
ネットワークも市販verと同じですが、箱はMCAP型ですね。
すごく上品な鳴り方で、言い方を変えると平坦な感じさえ覚えました。
ここにインシュレーターを投入すると、音の表現力がupし、細やかな音色表現ができるようになりました。
市販品ベースであることを感じさせる音で、アクセサリーによる使いこなしや、強力な駆動系によって真価が発揮できそうなSPだと感じましたね。
さてさて、お次は ケイさん こと、西尾さんの発表。
ケイさんのブログはこちら。
http://otodashi.blog86.fc2.com/
今回は、Stereo誌のコンテストに応募された作品とのことで、
なかなか気合の入った出来栄えです。
近くで見ると、丁寧に仕上げられた箱が印象的です。
ユニットの癖をホーンのピークと重ねて、ノッチフィルターで取り除くという独特の手法を採用。毒を毒で制する感じ?
ボーカルを聴くと、独特ながら味わい深いサウンドだと分かります。
良質なコンサートホールの後方で聴くような感じで、
無垢チーク材の音色が良い方向に働いたのでしょう。
低域は口径なりですが、80Hzぐらいまで伸びているようです。
欲張らないのが幸いして、癖は少なめでした。
休憩を挟んで、お次は高橋さんの番。
安価なユニットに対して、確実に効果のある対策を施した本作。
中身は「ミューズ前田会長リスペクト」といった感じですね!
しっかり立ち上がる音で、カシュー塗装の効果もあってか
ピアノ再生は狙い通りの高得点でした。
リクエスト曲のJAZZも難なくこなし、
小型(8cm口径+2.1L箱)を感じさせない出来栄えでした。
あとは、本物のピアノと同じ材料(バーチや松とか?)で作ったらどうなるのかな?
と思ってしまいました。 ぜひ次回作を期待しています!
お次は、またまた大作を持ち込んだ 加藤さん。
球形エンクロージュアは、打上げ花火の弾丸に使われる「玉皮」
30cm径ぐらいであれば、1個千円ぐらいで買えるとのこと。
まず、「頭」だけで試聴。
バスレフとしては一般的な設計なのですが、どことなく共鳴管とバスレフの間のような開放感のある音。「ボムン」と鳴る低音が印象的でした。
そして、Stereo誌の予選通過のダブルバスレフver。
低音量感が一気に増強。ちょっと容量が大きすぎるのか、ダブルバスレフらしい緩めの低音。
最新作(?)の、トリプルバスレフver。
個人的には一番好印象でした。ダブルバスレフっぽい響きは残るものの、独自の計算式が成功しているのかフラットに60Hz付近まで伸びているように感じました。
この作品は、全て「紙」素材で出来ていたのですが、
音色が自然だったのには驚きました。
ユニットの固定も、後ろから引っ張るように固定してあり、
今後の参考にしていきたいですね。
さて、日記前半はここで終了。
詳細は、研究会のページで資料のダウンロードができるので、
そちらを参照してください。
http://rilsrt.web.fc2.com/events.html
最初は、会長の鈴木さんから。
まずは、先日行われたブラインド試聴の報告から。
鈴木さんの素晴らしい話術と相まって、なかなか楽しく聞けました。
スピーカーは、なんと3機種を発表。しかも、どれも大作です。
2台は、TangBandの「W5-1611SAF」と「W5-1880」を使ったMCAP-CR型。
黒いコーン紙のが、「W5-1611SAF」で一本7千円程度。
白いコーンが「W5-1880」で、ユニット代だけで約5万円ほどだとか。
エンクロージュアは、鈴木氏お得意の多自由度バスレフ型。
本方式は特許取得も完了されたとのこと。おめでとうございます!!
まず、「W5-1611SAF」を試聴。
金管楽器がポンポン前に飛び出てくる爽快サウンド。かといって、Fostexとはちょっと違う明るさを持っているなぁ〜という感じです。
低域はMCAP型ならではの自然な伸び味です。過剰な量感はなく、自然でスムーズな音が印象的でした。
次は、「W5-1880」を試聴。
一気に低音が噴き出して来る感じで、オルガンを聴くとMCAP型の威力を満喫できました。
高音は、ユニット中央のディフューザー部(?)が強力に仕事をしているようで、ちょっと篭り気味。
近接試聴であれば、奥行き感のあるサウンドを堪能できそうです。
3台目は、TANNOYの「MG10」という市販品のユニットを使ったシステム。
ネットワークも市販verと同じですが、箱はMCAP型ですね。
すごく上品な鳴り方で、言い方を変えると平坦な感じさえ覚えました。
ここにインシュレーターを投入すると、音の表現力がupし、細やかな音色表現ができるようになりました。
市販品ベースであることを感じさせる音で、アクセサリーによる使いこなしや、強力な駆動系によって真価が発揮できそうなSPだと感じましたね。
さてさて、お次は ケイさん こと、西尾さんの発表。
ケイさんのブログはこちら。
http://otodashi.blog86.fc2.com/
今回は、Stereo誌のコンテストに応募された作品とのことで、
なかなか気合の入った出来栄えです。
近くで見ると、丁寧に仕上げられた箱が印象的です。
ユニットの癖をホーンのピークと重ねて、ノッチフィルターで取り除くという独特の手法を採用。毒を毒で制する感じ?
ボーカルを聴くと、独特ながら味わい深いサウンドだと分かります。
良質なコンサートホールの後方で聴くような感じで、
無垢チーク材の音色が良い方向に働いたのでしょう。
低域は口径なりですが、80Hzぐらいまで伸びているようです。
欲張らないのが幸いして、癖は少なめでした。
休憩を挟んで、お次は高橋さんの番。
安価なユニットに対して、確実に効果のある対策を施した本作。
中身は「ミューズ前田会長リスペクト」といった感じですね!
しっかり立ち上がる音で、カシュー塗装の効果もあってか
ピアノ再生は狙い通りの高得点でした。
リクエスト曲のJAZZも難なくこなし、
小型(8cm口径+2.1L箱)を感じさせない出来栄えでした。
あとは、本物のピアノと同じ材料(バーチや松とか?)で作ったらどうなるのかな?
と思ってしまいました。 ぜひ次回作を期待しています!
お次は、またまた大作を持ち込んだ 加藤さん。
球形エンクロージュアは、打上げ花火の弾丸に使われる「玉皮」
30cm径ぐらいであれば、1個千円ぐらいで買えるとのこと。
まず、「頭」だけで試聴。
バスレフとしては一般的な設計なのですが、どことなく共鳴管とバスレフの間のような開放感のある音。「ボムン」と鳴る低音が印象的でした。
そして、Stereo誌の予選通過のダブルバスレフver。
低音量感が一気に増強。ちょっと容量が大きすぎるのか、ダブルバスレフらしい緩めの低音。
最新作(?)の、トリプルバスレフver。
個人的には一番好印象でした。ダブルバスレフっぽい響きは残るものの、独自の計算式が成功しているのかフラットに60Hz付近まで伸びているように感じました。
この作品は、全て「紙」素材で出来ていたのですが、
音色が自然だったのには驚きました。
ユニットの固定も、後ろから引っ張るように固定してあり、
今後の参考にしていきたいですね。
さて、日記前半はここで終了。
詳細は、研究会のページで資料のダウンロードができるので、
そちらを参照してください。
http://rilsrt.web.fc2.com/events.html