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Stereo誌付録 ScanSpeakユニットのインピーダンス測定

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後発情報ではありますが、
Stereo誌8月号に付録していたScanSpeakユニットのインピーダンス測定を行ったので、日記にします。


一応、Stereo誌面にも測定結果が載っているのですが、
大抵違っている事が多い(?)ので、自分で測るのがベストだと思います。



測定系はこんな感じ。



スピーカーと直列に0.5Ωの固定抵抗を入れて、
そこの電圧を測定する方法です。

そして、新兵器の三和PC700。


コイツは、0.01mV単位での交流電圧が測定可能でして、
小音量&低抵抗でのインピーダンス測定が可能なのです。
(まあ、カノン5Dの使用用途では宝の持ち腐れですがw)

測定条件としては、
ユニットを自由な状態(単にポンと置いた状態)で測定しました。



インピーダンスの求め方ですが・・・
まずは、測定電圧[V]÷固定抵抗値[Ω]=ユニットに流れる電流[A]を求めます。
そして、アンプ出力電流[V]−測定電圧[V]=ユニットにかかった電流[V]が出ます。

あとは、ユニットにかかった電流[V]÷ユニットに流れる電流[A]=インピーダンス[Ω]が求まります。

これを、色んな周波数でやっていくと、インピーダンス曲線が求まるのです。



結果は・・・



foが、140Hz付近にあり、
誌面での測定結果とほぼ同一でした。
(青線がアンプ出力50mV、赤線がアンプ出力209mVで測定)

なお、この曲線から計算すると、
Qm=1.75、 Qe=0.88、 Q0=0.59 でした。


インピーダンス測定は直接聴感との関係はありませんが、
ユニットや箱の動作を明白に解明できる方法の一つです。

今後も、小まめにインピーダンス測定をしていきたいですね。

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