自作スピーカーの楽しみの一つとして、
「小口径ユニットから如何に低音を取り出すか?」に挑戦することがあります。
大口径ユニットを使えば低音を出すのは簡単なのですが、
小口径ユニットから低音を引き出すと、大口径とは違った魅力のある音につながるとされています。また、小口径ユニットは概して安価なのもポイントですね。
んで、自作スピーカーの世界では日々色々な箱形式が施策検討されています。
その一例をまとめて紹介しようと思います。
<↑クリックで拡大>
まずは、?の「バスレフ型」
市販スピーカーでも有名な方式です。
その派生系としては、
JSP研究所の「JSP」方式があります。
http://www.jsplab.jp/
他にも、前田氏の「スパイラルダクト」などがあります。
これは、「いい音を選ぶ4」で前田氏が発表した「クリスタル・ベーシック」にも搭載された方式で、塩ビ管で作製したダクトに「螺旋階段」のような仕切りをいれた方式です。
?は、「ダブルバスレフ型」
長岡先生時代から作られている方式ですね。
最近では、評論家の浅生氏がStereo誌 2012年4,5月号で新方式のダブルバスレフ箱の試作を発表するとか。
この方式の拡張系としては、
鈴木茂氏が提唱する「MCAP」方式、
井形伸一氏を含む様々な方が挑戦している「トリプルバスレフ」などがあります。
?は、「共鳴管型」
長岡氏のネッシーや、BOSEの「Acoustic Wave Music System」など。
PMCのTLS方式も、これに該当すると思います。
最近では、「無線と実験」誌の2011年3月号などで
小澤隆久氏が吸音材を多用した共鳴管型スピーカーを発表しています。
?は「共鳴管型」の派生系で、管端の断面積がゼロになっています。
前田氏の「チューバ」シリーズ(「AUDIO BASIC」「いい音を選ぶ2」などに掲載)に代表される形式で、不要な音を管端で吸収させます。
?は、バスレフ箱の先に、共鳴管をつけた形です。
Web上を探してみたものの作例は見つけられず、余り作例は多くないようです。
?のように、管を二本(以上)とした箱は、
大沢博多氏により「多重共鳴管」として試作が行われています。
http://rilsrt.web.fc2.com/works.html
ただ、上段(空気室+ダクト)はバスレフ箱としての動作より、
二本の共鳴管を分離するバッファー、両開口管による二倍振動の誘起、を狙って設計されているようです。
?は、「バックロードホーン型」です。
長岡氏の「スワン」、TANNOYの古典的な名機などに使用されています。
近年は、「3Dスパイラル」といった螺旋階段のようなホーン構造を持つスピーカーが制作されているようです。
この方式の発案者とされる Masaaki Takenaka氏は、3Dスパイラル方式を多数試作した後、
現在では「ラビリンス型」という新方式に取り組んでいます。
http://www3.ocn.ne.jp/~hanbei/intro.html
?は、「バックロードバスレフ型」と呼ばれ、
Kenbeさんを中心に、多数の作例があります。
http://kenbe.blog68.fc2.com/
?は、バックロードホーンの空気室を二つに増やしたもので、
オメガの会を中心に活動されている岩田氏により「二連空気室」として試作が行われました。岩田氏は近年、「二連空気室」にさらに改良を重ねた「シンメトリー タンデムチャンバーBH」を発表しました。
http://homepage3.nifty.com/sakatani/omega/
?は、「TQWT」と呼ばれ、
テーパーのついた共鳴管の先にダクトをつけた方式です。
日本では、こちらのWebページが有名でしょうか。
http://vicdiy.com/products/tqwt/tqwt.html
?は、田中誠氏により考案された「田中式バックロード」で、
共鳴管にバックロードホーンとしての動作を取り入れた箱です。
http://www.nexyzbb.ne.jp/~tanbashikki/
11種類に分けて長々と説明したのは、
実は、現在?の、『バスレフ箱の先に共鳴管をつけた形』(「共鳴管付きバスレフ」とでも命名しましょうか)を作製中なのです。
作製記については、近日中に。
「小口径ユニットから如何に低音を取り出すか?」に挑戦することがあります。
大口径ユニットを使えば低音を出すのは簡単なのですが、
小口径ユニットから低音を引き出すと、大口径とは違った魅力のある音につながるとされています。また、小口径ユニットは概して安価なのもポイントですね。
んで、自作スピーカーの世界では日々色々な箱形式が施策検討されています。
その一例をまとめて紹介しようと思います。
<↑クリックで拡大>
まずは、?の「バスレフ型」
市販スピーカーでも有名な方式です。
その派生系としては、
JSP研究所の「JSP」方式があります。
http://www.jsplab.jp/
他にも、前田氏の「スパイラルダクト」などがあります。
これは、「いい音を選ぶ4」で前田氏が発表した「クリスタル・ベーシック」にも搭載された方式で、塩ビ管で作製したダクトに「螺旋階段」のような仕切りをいれた方式です。
?は、「ダブルバスレフ型」
長岡先生時代から作られている方式ですね。
最近では、評論家の浅生氏がStereo誌 2012年4,5月号で新方式のダブルバスレフ箱の試作を発表するとか。
この方式の拡張系としては、
鈴木茂氏が提唱する「MCAP」方式、
井形伸一氏を含む様々な方が挑戦している「トリプルバスレフ」などがあります。
?は、「共鳴管型」
長岡氏のネッシーや、BOSEの「Acoustic Wave Music System」など。
PMCのTLS方式も、これに該当すると思います。
最近では、「無線と実験」誌の2011年3月号などで
小澤隆久氏が吸音材を多用した共鳴管型スピーカーを発表しています。
?は「共鳴管型」の派生系で、管端の断面積がゼロになっています。
前田氏の「チューバ」シリーズ(「AUDIO BASIC」「いい音を選ぶ2」などに掲載)に代表される形式で、不要な音を管端で吸収させます。
?は、バスレフ箱の先に、共鳴管をつけた形です。
Web上を探してみたものの作例は見つけられず、余り作例は多くないようです。
?のように、管を二本(以上)とした箱は、
大沢博多氏により「多重共鳴管」として試作が行われています。
http://rilsrt.web.fc2.com/works.html
ただ、上段(空気室+ダクト)はバスレフ箱としての動作より、
二本の共鳴管を分離するバッファー、両開口管による二倍振動の誘起、を狙って設計されているようです。
?は、「バックロードホーン型」です。
長岡氏の「スワン」、TANNOYの古典的な名機などに使用されています。
近年は、「3Dスパイラル」といった螺旋階段のようなホーン構造を持つスピーカーが制作されているようです。
この方式の発案者とされる Masaaki Takenaka氏は、3Dスパイラル方式を多数試作した後、
現在では「ラビリンス型」という新方式に取り組んでいます。
http://www3.ocn.ne.jp/~hanbei/intro.html
?は、「バックロードバスレフ型」と呼ばれ、
Kenbeさんを中心に、多数の作例があります。
http://kenbe.blog68.fc2.com/
?は、バックロードホーンの空気室を二つに増やしたもので、
オメガの会を中心に活動されている岩田氏により「二連空気室」として試作が行われました。岩田氏は近年、「二連空気室」にさらに改良を重ねた「シンメトリー タンデムチャンバーBH」を発表しました。
http://homepage3.nifty.com/sakatani/omega/
?は、「TQWT」と呼ばれ、
テーパーのついた共鳴管の先にダクトをつけた方式です。
日本では、こちらのWebページが有名でしょうか。
http://vicdiy.com/products/tqwt/tqwt.html
?は、田中誠氏により考案された「田中式バックロード」で、
共鳴管にバックロードホーンとしての動作を取り入れた箱です。
http://www.nexyzbb.ne.jp/~tanbashikki/
11種類に分けて長々と説明したのは、
実は、現在?の、『バスレフ箱の先に共鳴管をつけた形』(「共鳴管付きバスレフ」とでも命名しましょうか)を作製中なのです。
作製記については、近日中に。