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耳で聴こえる10オクターヴの範囲

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皆さんこんにちは。
先日、サブウーハーSW-1の出荷が終わり、一安心しているカノン5Dです。

SW-1は、16cm口径ながらも25Hz(特性上は17Hz)からの低音再生が可能なサブウーハーです。
今まで作ってきた「ひのきスピーカー」は、小型のものが多かったので、SW-1はその低域を補完してくれる強力なアイテムになったと思っています。




人間が聴こえる音の範囲は、20Hz~20kHzと言われており、
楽器を含め、その中には低音から高音まで様々な音が含まれます。

音の高さを表すのに「1オクターヴ」というのは便利な表し方です。

一般的に基準音と呼ばれる440Hz(ラの音)の1オクターヴ上は、880Hz(高いラの音)です。
つまり、「1オクターヴ上」の音は、周波数でいえば「2倍」に相当します。


では、低音の20Hzから、高音の20kHzは、何オクターヴなのか。

ざっくり計算すると、【10オクターヴ】になります。
20Hz×2^10=20,480Hz です。




こちらの図で書いたように、低音の3オクターヴ(20Hz~160Hz)、高音の3オクターヴ(約2.6kHz~20.5kHz)は、
周波数を示すグラフ上では等しい長さに描くことができます。




近年ではハイレゾが盛んに言われており、
大半の製品で、高音の3オクターヴは十分に確保できていると言えるでしょう。

しかし、低音はどうでしょうか。
160Hzはともかく、その1オクターブ下の80Hz、さらにその下の40Hzになると、だいぶ怪しくなってきます。


細かい話をすれば基音と倍音の関係があるので、高音と低音を等しく語るのは問題があるのですが、
こうしてグラフにしてみると、低音をしっかり再生することの大切さが見えてくるように思います。








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