皆さま、あけましておめでとうございます。
今年も、オーディフィルは良い音に向けて邁進して参ります。どうぞ宜しくお願い致します!
さて、前回紹介した「試作2号機」は聴感も比較的良好なものでしたが、
やはりサブウーハーと称するのであれば、20Hz台の低音にチャレンジしたいものです。
そこで、ウーハーの口径を16cmから20cmに変えてみます。
写真で見る通り、数字以上の大きさの差を感じますね!
箱は、試作2号機のを流用しました。
測定や試聴をしてみましたが、思ったほど低音が出てきてくれません。
16cm用の箱だったので、20cmには窮屈だったのでしょうか。
低域の増強を狙い、20cm口径に相応しい大容量の箱を作成してみます。
試作2号機が30Lだったので、今回は50Lの容量とします。
2号機と同じく、内部補強もバッチリです。
完成、そして測定。
この写真で、コーン紙表面に突起が付いているのが分かりますでしょうか。
この突起は、接着剤で貼り付けた「ワッシャー」で、振動板の重量を増やすことを目的としています。
こうすることでユニットは低い周波数領域で共振しやすくなり、より低音のレンジを伸ばすことができます。
小口径ウーハーから見た目以上の低域を引き出すためにしばしば使われる手法です。
測定結果ではこんな感じになりました。
<ノーマル>
<30g付与>
ノーマル状態では、70Hz付近からダラ下がりでしたが、30gの錘を付与することで50Hz付近までフラットに伸びるようになりました。 -10dBとなる低域下限は23Hzとなり、まずまずの測定結果です。
しかし、そこからが問題でした。
聴感では、全く低音が聴こえないのです。
私自身も凄い不思議なのですが、測定結果では十分に伸びた低音が得られたのですが、聴感では試作2号機に遠く及びませんでした。
ユニットも箱も大きくなっているのに、低音が出ない!?
一つだけ思い当たる所があるとすれば、振動板の違いです。
試作2号機は立体的に補強した振動板をもつユニットが特徴でした。
<試作2号機のユニット>
それに対し、この3号機は市販のウーハーユニットとはいえノーマルのままです。
この補強構造が無いと、どうやら求める低音には辿り着けなさそうだと、確信するに至りました。
もう一つは、20cm口径で必要な箱は、一般家庭では使いにくいサイズになってしまう、ということも分かりました。
Concept-SOLAもそうですが、いかに一般家庭に馴染むサイズでスケール感のある音を出せるかが、私の追求していきたい姿なのです。
この試作3号機では、このサブウーハー構想の目指す姿が明確になってきました。
16cm口径で、振動板を補強したユニット。
そこから、20Hz台の低音を引き出す。
サブウーハー試作は、次回以降の【4号機】に引き継がれます。。。
今年も、オーディフィルは良い音に向けて邁進して参ります。どうぞ宜しくお願い致します!
さて、前回紹介した「試作2号機」は聴感も比較的良好なものでしたが、
やはりサブウーハーと称するのであれば、20Hz台の低音にチャレンジしたいものです。
そこで、ウーハーの口径を16cmから20cmに変えてみます。
写真で見る通り、数字以上の大きさの差を感じますね!
箱は、試作2号機のを流用しました。
測定や試聴をしてみましたが、思ったほど低音が出てきてくれません。
16cm用の箱だったので、20cmには窮屈だったのでしょうか。
低域の増強を狙い、20cm口径に相応しい大容量の箱を作成してみます。
試作2号機が30Lだったので、今回は50Lの容量とします。
2号機と同じく、内部補強もバッチリです。
完成、そして測定。
この写真で、コーン紙表面に突起が付いているのが分かりますでしょうか。
この突起は、接着剤で貼り付けた「ワッシャー」で、振動板の重量を増やすことを目的としています。
こうすることでユニットは低い周波数領域で共振しやすくなり、より低音のレンジを伸ばすことができます。
小口径ウーハーから見た目以上の低域を引き出すためにしばしば使われる手法です。
測定結果ではこんな感じになりました。
<ノーマル>
<30g付与>
ノーマル状態では、70Hz付近からダラ下がりでしたが、30gの錘を付与することで50Hz付近までフラットに伸びるようになりました。 -10dBとなる低域下限は23Hzとなり、まずまずの測定結果です。
しかし、そこからが問題でした。
聴感では、全く低音が聴こえないのです。
私自身も凄い不思議なのですが、測定結果では十分に伸びた低音が得られたのですが、聴感では試作2号機に遠く及びませんでした。
ユニットも箱も大きくなっているのに、低音が出ない!?
一つだけ思い当たる所があるとすれば、振動板の違いです。
試作2号機は立体的に補強した振動板をもつユニットが特徴でした。
<試作2号機のユニット>
それに対し、この3号機は市販のウーハーユニットとはいえノーマルのままです。
この補強構造が無いと、どうやら求める低音には辿り着けなさそうだと、確信するに至りました。
もう一つは、20cm口径で必要な箱は、一般家庭では使いにくいサイズになってしまう、ということも分かりました。
Concept-SOLAもそうですが、いかに一般家庭に馴染むサイズでスケール感のある音を出せるかが、私の追求していきたい姿なのです。
この試作3号機では、このサブウーハー構想の目指す姿が明確になってきました。
16cm口径で、振動板を補強したユニット。
そこから、20Hz台の低音を引き出す。
サブウーハー試作は、次回以降の【4号機】に引き継がれます。。。