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FOSTEX 限定ユニット「FE163En-S」発売!

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FOSTEXから、限定ユニットが発売されました!
気になるお値段は、20,475円/本

この16cmフルレンジ「FE163En-S」は、長岡先生が「スーパーレア」や「D-37」とセットに使っていた
「FE168SS」を思い起こさせるような外観になっていますね。


基本的には、現行モデル「FE166En」の改良版にあたるモデルで、
サブコーンの付いた振動板は、これを基にしたものです。

↑「FE166En」7,245円/本


まあ、今となっては古めかしい外観ですが、
このお陰で単一の紙素材16cmコーンから、22kHz以上の音域を出すことが出来ているのでしょう。


こういったフルレンジユニットの利点は、音域ではなく、
そのダイナミックな音表現でしょう!

例えば、同じ16cm口径でも、
ウーハーとして知られている「FW168HR」があります。

↑「FW168HR」22,890円/本

このユニットのmoは、15.7gです。
(moとは、振動板重量とその前後の空気の重さの合計)
ウーハーなので、振動板は固く・重く作る方針なのでしょう。


これに対して、「FE163En-S」のmoは7.0gしかありません!
これだけ軽量な振動板を直径145mmの大型マグネットで駆動したら、すごい応答特性になるんじゃね?
というのが、フルレンジである「FE163En-S」の狙いです。

さらに、「コルゲーション軽量布エッジ」や「3点接着方式」など、
応答特性の強化が図られているようです♪


こうして、軽量コーン+強力磁気回路を組み合わせえたユニットは、
大概「遅くて淀んだ低音、さようなら〜」となるのですが、
逆に、低音不足になってしまうことが多々あります。

そこで、出てくるのが「バックロードホーン」です。
ホーンを使って低音を大幅に向上させ、
ワイドレンジで高能率なシステムを作ることができるのです。



この「FE163En-S」と同じ価格帯で、
量産品の「FE168EΣ」が存在します。

↑「FE168EΣ」19,740円/本

同じく、軽量コーン+強力磁石をモットーにする製品ですが、
高剛性/低歪みのHP振動板や、
大振幅時でも高い応答性を示すUDRタンジェンシャル・エッジ&ダンパーの採用など、
様々な技術が投入されている製品です。



「FE163En-S」を、どのように調理するか、
「FE168EΣ」との違いをどう認識するか、
スピーカービルダーの楽しみがまた一つ増えましたね!


各ユニットの画像は、下記ページより引用しました。
FE163En-S http://www.phileweb.com/news/audio/201111/09/11445.html
FE166En http://www.fostex.jp/products/FE166En
FW168HR http://www.fostex.jp/products/FW168HR
FE168EΣ http://www.fostex.jp/products/FE168Esigma


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