今日は、最近試聴できたスピーカーについて感想を書こうと思います。
まずは、FOSTEXショールームにて、新製品「FOSTEX GX100Basic」を聴いてきました。
FOSTEXの10cmブックシェルフ型スピーカーは、
「GX100MA(定価55,000円)」を皮切りに、注目されているスピーカーです。
その一方で、モデルチェンジの度に価格が上がり、
現在は、上級のGシリーズ「G1000MG(定価150,000円/台)」として販売されています。
確かに、クオリティは進化をする度に上がっていきましたが、
「入門クラス」を担うスピーカーが渇望されていたのも、また事実です。
そこで、今回の「GX100Basic」の登場です。
定価は、初代MAと同じ55,000円。インシュレーターとボードはオプション(予定?)とのこと。
外観は、シックな半ツヤ仕上げで、一般的な部屋へのマッチングも良さそうです。
試聴すると、GX100シリーズの精緻な描写力が受け継がれており、まずは一安心です。
そして、開発の意図でもあった「低音量感の増大」もしっかり実現できているように感じました。
スタンドにポン置きの状態では、若干真面目なサウンドフィーリングでしたが、
インシュレーターとボードを設置することで、ぐっとボーカルの表現力が向上。
この変化は、かなり大きかったですね。ボーカルの甘さや温かみ、楽器の音色感といった部分が好きな方は、検討する価値大だと思います。
裏側を見ると、定番の「MIDコントローラー」や金メッキSP端子もあり、
この価格でありながら、なかなかの満足度が得られそうです。
さて、場所は変わって表参道。
先日紹介した「無指向性スピーカー試聴会 “ニュー・サウンド・シーン in 表参道”」に行ってきました。
部屋に入ると、沢山のスピーカーが出迎えてくれました。
まずは、Tom's Labの製品「RP062」を試聴。
特徴的な形は、「無指向性」のためのものですね。
やはり、無指向性ならではの音場感の良さを感じさせます。
一般的なスピーカーが写実的な表現だとしたら、こちらは空間に自由に音像を描いていく感じでしょうか。
低域は、しっかりと沈み込むもので、ゆったりとした表現につながっています。
中高域は、部屋による影響を受けやすいとのことでしたが、ここでの音は輝きに満ちたもの。楽器一つ一つの響きが、しっかりとアタック感を感じさせつつ、空間に広がる感じでした。
もう一つは、「BG031」という、ちょっと風変わりなスピーカー。
インテリア重視かな?と思ってい聴いてみたら、想像以上のサウンドに驚かされました。
ボーカルはまろやかで、豊かな風合いをもって聴かせます。
周波数レンジはお世辞にも広くはありませんが、自然で整ったバランスは好印象でした。
考えてみれば、この形状、
「フローティングマウント」「球形エンクロージュア」と、オーディオ的にも興味深いものですね!
そして、「ライト・イア合同会社」の製品。
枕型スピーカーなど、お手軽な商品もあるなかで、今回は無指向性型のものを聴くことができました。
一つは、ウーハーとの組み合わせによる2way方式のもの。
チェリー材の箱が拘りを感じさせますね。
上面に搭載された「PROTRO方式」平面振動板ユニットは、一般的な「ダイナミック方式」のスピーカーとは異なる歪感の少ない音を聴かせます。
ちょっと言葉にしにくいのですが、比較して聴くとPROTRO方式のものは「自然で浸透力のある音」といった感じでしょうか。
こちらは、より大型のユニットを使用したモデル。
構造上低音再生が難しいPROTRO方式ですが、面積を稼ぐことでしっかりとした再生音を鳴らしていました。
FOSTEXの新製品から、無指向性スピーカーまで、
様々なスピーカーが世の中にはあるのだなぁ~と、改めて感心しました。
皆さんも、ぜひ機会を作って様々なスピーカーを聴いてみてはいかがでしょうか?
まずは、FOSTEXショールームにて、新製品「FOSTEX GX100Basic」を聴いてきました。
FOSTEXの10cmブックシェルフ型スピーカーは、
「GX100MA(定価55,000円)」を皮切りに、注目されているスピーカーです。
その一方で、モデルチェンジの度に価格が上がり、
現在は、上級のGシリーズ「G1000MG(定価150,000円/台)」として販売されています。
確かに、クオリティは進化をする度に上がっていきましたが、
「入門クラス」を担うスピーカーが渇望されていたのも、また事実です。
そこで、今回の「GX100Basic」の登場です。
定価は、初代MAと同じ55,000円。インシュレーターとボードはオプション(予定?)とのこと。
外観は、シックな半ツヤ仕上げで、一般的な部屋へのマッチングも良さそうです。
試聴すると、GX100シリーズの精緻な描写力が受け継がれており、まずは一安心です。
そして、開発の意図でもあった「低音量感の増大」もしっかり実現できているように感じました。
スタンドにポン置きの状態では、若干真面目なサウンドフィーリングでしたが、
インシュレーターとボードを設置することで、ぐっとボーカルの表現力が向上。
この変化は、かなり大きかったですね。ボーカルの甘さや温かみ、楽器の音色感といった部分が好きな方は、検討する価値大だと思います。
裏側を見ると、定番の「MIDコントローラー」や金メッキSP端子もあり、
この価格でありながら、なかなかの満足度が得られそうです。
さて、場所は変わって表参道。
先日紹介した「無指向性スピーカー試聴会 “ニュー・サウンド・シーン in 表参道”」に行ってきました。
部屋に入ると、沢山のスピーカーが出迎えてくれました。
まずは、Tom's Labの製品「RP062」を試聴。
特徴的な形は、「無指向性」のためのものですね。
やはり、無指向性ならではの音場感の良さを感じさせます。
一般的なスピーカーが写実的な表現だとしたら、こちらは空間に自由に音像を描いていく感じでしょうか。
低域は、しっかりと沈み込むもので、ゆったりとした表現につながっています。
中高域は、部屋による影響を受けやすいとのことでしたが、ここでの音は輝きに満ちたもの。楽器一つ一つの響きが、しっかりとアタック感を感じさせつつ、空間に広がる感じでした。
もう一つは、「BG031」という、ちょっと風変わりなスピーカー。
インテリア重視かな?と思ってい聴いてみたら、想像以上のサウンドに驚かされました。
ボーカルはまろやかで、豊かな風合いをもって聴かせます。
周波数レンジはお世辞にも広くはありませんが、自然で整ったバランスは好印象でした。
考えてみれば、この形状、
「フローティングマウント」「球形エンクロージュア」と、オーディオ的にも興味深いものですね!
そして、「ライト・イア合同会社」の製品。
枕型スピーカーなど、お手軽な商品もあるなかで、今回は無指向性型のものを聴くことができました。
一つは、ウーハーとの組み合わせによる2way方式のもの。
チェリー材の箱が拘りを感じさせますね。
上面に搭載された「PROTRO方式」平面振動板ユニットは、一般的な「ダイナミック方式」のスピーカーとは異なる歪感の少ない音を聴かせます。
ちょっと言葉にしにくいのですが、比較して聴くとPROTRO方式のものは「自然で浸透力のある音」といった感じでしょうか。
こちらは、より大型のユニットを使用したモデル。
構造上低音再生が難しいPROTRO方式ですが、面積を稼ぐことでしっかりとした再生音を鳴らしていました。
FOSTEXの新製品から、無指向性スピーカーまで、
様々なスピーカーが世の中にはあるのだなぁ~と、改めて感心しました。
皆さんも、ぜひ機会を作って様々なスピーカーを聴いてみてはいかがでしょうか?