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Referenceシリーズ「RF-1000」の進捗

今日紹介するのは、AudiFillのフラッグシップモデル「RF-1000」。

RF-1000は、AudiFIllのフラッグシップモデルではありますが、
コンセプトモデルとしての位置づけがメインとなり、
数を売ることより、今後のAudiFillイベントで鳴らすことを主眼に置いたものです。

そんなことから、まだまだ音についても道半ば。
弟分である「改キット」や「BASICシリーズ」のほうが先行してお披露目できそうな勢いです。

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さて、今日はそのリファレンスこと「RF-1000」の概要を紹介しようと思います。

(エンクロージュアの設計・デザインは、ほぼFIXしていますが、
「完成版」ではないので、掲載写真には若干の修正があります。)


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まず、本体。
約60kgの無垢ヒノキ材で作られています。

「柔らかい材料で、強く作る。」というのは、
音の聴きやすさと、大音量再生の安定性を両立する重要な要素だと思っています。

中身は、共鳴管方式となっており、
簡易測定では、30Hz以下までの再生を確認しています。

16cmウーハーで30Hzの再生というのは、しばしば見かける値ですが、
この余裕のあるエンクロージュアから出てくる30Hzは、圧倒的な風圧・表現力をもたらしてくれます。


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お次は、ツイーター。
ダイヤモンドコーティングのチタン振動板のものを採用しています。

48kHz(ユニット公称値)まで伸びた高域は、
ハイレゾ再生ならではの、繊細で瑞々しい表現を可能にしてくれます。


これを、手作業で削り出したメープル材のエンクロージュアに搭載。

「メープル」は、数ある無垢木材のなかで、
素直な高域特性をもつことを確認しての採用です。

球形に拘ったのは、ご存知の通り回折現象による濁りを排除するためですね。


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ツイーターと同じく、パイオニア製の本ユニットは、
クロスカーボン素材の振動板です。

この素材を採用したウーハーは、トランジェントに優れることが特徴だと感じています。
本機はネオジムマグネットを搭載しており、共鳴管を十分に駆動することができるパワーを持っています。

もちろん、中低域~中高域の表現力も素晴らしく、
下手な10cmフルレンジを十分に上回る鳴りっぷりを見せてくれました。

これを80mmの極厚バッフルに固定。
もちろん、ザグリ加工など見えないところにも手を打ってあります。




さて、こうして紹介したRF-1000は、10月1日のお披露目会に向けて、
今はネットワークの調整を続けています。

皆さんに良い音を届けられるよう、頑張ってチューニングしていますので、
今しばらくお待ちください!

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