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徹音さんの工房訪問

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先日は、徹音さんの工房へ行ってきました。

きっかけは、今年の塩ビ管スピーカー関東オフ会
ここに持ち込まれていたのが、徹音さんのPCオーディオシステムでした。



お話しをしているなかで、PCオーディオの製作過程で使用するリファレンスシステムを聴く機会を頂きました。



製作の舞台となる都内のお部屋には、沢山のパソコンのほか、
B&Wの683S2と、真空管アンプを核としたシステムがありました。



早速聴かせて頂くと、鮮烈なリアリティのある音に驚かされます。
音の一つ一つが明確で、実体感に溢れているのです。その一方で、一切の滲みがありません。

ちょっと他のオーディオマニア宅では聴いたことのないサウンドについても、
徹音さんのお話を聞くと、納得してしまうものでした。


そのポイントは主に2つでしょう。(本当はもっと色々ありますが…)
・スタジオ直系のサウンドチューニング
・徹底した音の管理、サポート


一つめは、このPCオーディオシステムが、
スタジオへの納品用に作られているということが原点になります。

このPCオーディオを製作するために、
部屋の音響設計はもちろん、電源、機器の設置方法、そしてアクセサリーの一つ一つに、
生音を知るスタジオエンジニアの意図が反映されているとのことでした。

このリファレンスシステム(スピーカー+アンプ)の音、
そしてもちろん、納品されるPCオーディオの音は、エンジニアの厳しい耳に応えられるよう作られているのです。


二つめは、徹底した音の管理です。

PCオーディオという条件ゆえに、パーツの更新や、OSのアップデートというのは避けられないものです。
些細な更新が、音色を一変させてしまうことは、オーディオマニアであれば容易に想像がつくものです。

しかし、顧客であるスタジオエンジニアにとっては
「音色が変わっては困る」というのが、当然な立場なのです。

そこで、徹音さんは、各パーツの組み合わせを徹底的に試聴し、「音色を変えずに、音質を向上させる」を実現していくのだとか。その経験から「単にスペックが高ければ良いということはない」というのですから、まさに順列組合せ的な手間だといえます。

各種のアップデートも、「本当にユーザーにGOサインを出せるか?」を逐一確認して、サポートしているというのですから、頭が下がるものです。



そんな徹音さんのシステムを聴いてみたい!という方のために、
Youtubeでの動画公開がありますので、紹介します。

徹音の音サンプル20160523 02


「ラインから直接録音した物ではありません。」という注釈がないと勘違いしてしまうほどのリアリティを、体感して頂けるかと思います。


今回試聴させて頂いた「徹音ブランド・タワーリファレンス」や、その弟モデルについて、
一般の方への販売もしているとのことですので、興味のある方は連絡をされてみてはいかがでしょうか?
(値段の記載は避けますが、中堅~高級CDプレーヤーと同程度といったイメージでしょうか。)



KO球さん(徹音PCユーザー)による、webページから連絡できますね。
http://ko9mimi.web.fc2.com/pc/pc.html



徹音さん、お忙しいなか貴重な体験をさせて下さり、ありがとうございました!

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