まだまだ続く、行ってきましたシリーズ。
今回は、KMさん宅です。
KMさんは、「LINKWITZ LAB」の設計に基づくスピーカーを自作されており、あの「横浜ベイサイドネット」の人も自宅を訪れたというから凄いものです。
http://baysidenet.jugem.jp/?eid=222
さて、まるでショールーム(!)のような美しいリスニングルームにお邪魔して、
最初に聴かせて頂いたのは「PLUTO」。
http://www.linkwitzlab.com/Pluto/photos.htm
専門業者に依頼して加工してもらったという塩ビ管は、
洗練されたデザインとなっています。
小口径フルレンジをツイーターとして使うことや、
左右をかなり広げる設置方法も、「LINKWITZ LAB」の思想に基づくものです。
穏やかに広がる音場感など、この構造ならではの利点を聴くことができました。密閉型の箱をもつ本機は、アンプ側で低域を増幅することで、かなりの低音再生を実現していたことも印象的でしたね。
さて、この「PLUTO」はツイーター部の構造を変えることで、最近発表の「LXmini」に変化させることができます。
http://www.linkwitzlab.com/LXmini/Gallery.htm
ツイーター部分には、同じくフルレンジを使用していますが、
今度は「開放系」での使用となっています。
ツイーターが後方に向かって逆位相の音を出すことで、
ウーハー(全方向で正相)の指向性を制御しようという狙いです。
着想こそ「LINKWITZ LAB」のものですが、
それを実現してしまうKM氏の技術に脱帽です。
実際に聴くと、こちらはよりピントがハッキリとした音です。
FOSTEXのフルレンジに慣れている私にとっては、PLUTOより好印象でした。音が前に出てくる感じは、非常に好ましいですね!
そして、指向性制御により室内反射の影響を大きく回避できているため、非常に解像度が高いのです! モニタースピーカーとしても十分通用するレベルではないでしょうか。
さて、ラストは大型機「ORION」です。
SEASの高級ユニットに、マッシブなウーハーが付いている以外は、特に変わった様子はない・・・と見えますが、
実はこれ、後面開放なのです。
http://www.linkwitzlab.com/orion-photos.htm
後面開放は低音が出ない、というのが通説ですが、
このORIONは、(他の「LXmini」「PLUTO」と同様に)チャンネルデバイダー側で低域を増幅してこれを回避しています。
あの強固なウーハーも、そのためと考えれば納得ですね。
そのサウンドは、まさに衝撃的。平然と30Hz台の超低音からフラットに出てくるサウンドは、従来の箱作りの概念をひっくり返してしまうものでした。
そして、箱に覆われていないために、その低音は透明かつクリア。そこにSEASの繊細な中高域が乗ってくるのですから、悪いわけがありません。
今回は、「LINKWITZ LAB」原案のスピーカーを3機種聞かせて頂きましたが、その工作技術が世界クラスであるのは上記リンク先ページを見ていただければ明らかでしょう。
そして、一般人(?)の我々としても、「LXmini」製作キットが横浜ベイサイドネットで発売されることになり、ぐっと身近な存在になったのは朗報ですね。
http://baysidenet.jugem.jp/?eid=224
今回は、普段耳にしない「LINKWITZ LAB」のスピーカーを堪能することができました。
KMさん、貴重な機会をありがとうございました!
今回は、KMさん宅です。
KMさんは、「LINKWITZ LAB」の設計に基づくスピーカーを自作されており、あの「横浜ベイサイドネット」の人も自宅を訪れたというから凄いものです。
http://baysidenet.jugem.jp/?eid=222
さて、まるでショールーム(!)のような美しいリスニングルームにお邪魔して、
最初に聴かせて頂いたのは「PLUTO」。
http://www.linkwitzlab.com/Pluto/photos.htm
専門業者に依頼して加工してもらったという塩ビ管は、
洗練されたデザインとなっています。
小口径フルレンジをツイーターとして使うことや、
左右をかなり広げる設置方法も、「LINKWITZ LAB」の思想に基づくものです。
穏やかに広がる音場感など、この構造ならではの利点を聴くことができました。密閉型の箱をもつ本機は、アンプ側で低域を増幅することで、かなりの低音再生を実現していたことも印象的でしたね。
さて、この「PLUTO」はツイーター部の構造を変えることで、最近発表の「LXmini」に変化させることができます。
http://www.linkwitzlab.com/LXmini/Gallery.htm
ツイーター部分には、同じくフルレンジを使用していますが、
今度は「開放系」での使用となっています。
ツイーターが後方に向かって逆位相の音を出すことで、
ウーハー(全方向で正相)の指向性を制御しようという狙いです。
着想こそ「LINKWITZ LAB」のものですが、
それを実現してしまうKM氏の技術に脱帽です。
実際に聴くと、こちらはよりピントがハッキリとした音です。
FOSTEXのフルレンジに慣れている私にとっては、PLUTOより好印象でした。音が前に出てくる感じは、非常に好ましいですね!
そして、指向性制御により室内反射の影響を大きく回避できているため、非常に解像度が高いのです! モニタースピーカーとしても十分通用するレベルではないでしょうか。
さて、ラストは大型機「ORION」です。
SEASの高級ユニットに、マッシブなウーハーが付いている以外は、特に変わった様子はない・・・と見えますが、
実はこれ、後面開放なのです。
http://www.linkwitzlab.com/orion-photos.htm
後面開放は低音が出ない、というのが通説ですが、
このORIONは、(他の「LXmini」「PLUTO」と同様に)チャンネルデバイダー側で低域を増幅してこれを回避しています。
あの強固なウーハーも、そのためと考えれば納得ですね。
そのサウンドは、まさに衝撃的。平然と30Hz台の超低音からフラットに出てくるサウンドは、従来の箱作りの概念をひっくり返してしまうものでした。
そして、箱に覆われていないために、その低音は透明かつクリア。そこにSEASの繊細な中高域が乗ってくるのですから、悪いわけがありません。
今回は、「LINKWITZ LAB」原案のスピーカーを3機種聞かせて頂きましたが、その工作技術が世界クラスであるのは上記リンク先ページを見ていただければ明らかでしょう。
そして、一般人(?)の我々としても、「LXmini」製作キットが横浜ベイサイドネットで発売されることになり、ぐっと身近な存在になったのは朗報ですね。
http://baysidenet.jugem.jp/?eid=224
今回は、普段耳にしない「LINKWITZ LAB」のスピーカーを堪能することができました。
KMさん、貴重な機会をありがとうございました!