私の発表のあとは、太田さんと田中さんです。
お二人とも、共鳴管(に近い)スピーカーを作られたので、私としては興味津々です。
まずは、太田さんの「オール オーディナリーズ(All Ordinarys)」。
『普通(ordinary)』をテーマにした、シンプルな音響管方式で、
緩やかな逆ホーンとなっています。
(配布資料より)
フロントバッフルに「OSBボード」を使った効果的なルックスです。安い材料ながらも、それを感じさせない使い方は非常に参考になりますね。こういう工夫は、もっと評価されても良いと思います。
また、ユニット周囲の「ステンレスリング」に注目です。
これは2mm厚と3mm厚の積層となっています。私自身、「硬貨インシュレーター」で金属同士の積層をテストしたことがありますが、固有共振を防ぐには効果的な方法だと思います。
シンプルな設計だからこそ、それぞれの工夫が明確に音に現れていました。
適切なサイズの共鳴管ゆえに、低音に締まり感があり良かったです。メタボなW-toneにとって見習う所は多かったですw
中高域も共通した丁寧な質感があり、バランスに優れた音だと感じました。
次は、田中さんの「PAIR SLOPE」。
ルックスは、非常にオーソドックス。
色は地味ながらも、大人の味を感じさせる好ましいデザインだと思いました。長く自宅に置いておきたいと思わせるデザインで、私は「ルックス票」を入れました。
外観からは想像できませんが、中身は前田氏の「チューバ・ベーシック」を参考にしたものです。
(配布資料より)
この構造故なのか、音は40Hz以下の超低域まで十分に伸びたものでした。パイプオルガンの「ブルルルル…」という空気の揺れが表現できていたのは驚きです。
「チューバ」は以前のコンテストでFE83EnやFE126Eのものを聴いてきましたが、(超低音の伸びは以前から感じていたものの)十二分な低音量感を感じたのは今回が初めてです。箱とユニットのマッチングも良く、実は「チューバ」は振動板が重いウーハーにマッチするのでは?とさえ感じました。
これは音質票としての評価にもつながり、三位タイ(14票)を獲得していました。
(コンテストが終わった後、初代チューバが掲載されている「いい音を選ぶ2(共同通信社)」をAmazonで買いましたw)
「W-tone」「All Ordinarys」「PAIR SLOPE」は、どれも共鳴管を基軸においた作品ですが、それぞれが違う音を奏でていて興味深かったです。
「設計」と「音」の関係の奥深さを感じた ひと時でした。
お二人とも、共鳴管(に近い)スピーカーを作られたので、私としては興味津々です。
まずは、太田さんの「オール オーディナリーズ(All Ordinarys)」。
『普通(ordinary)』をテーマにした、シンプルな音響管方式で、
緩やかな逆ホーンとなっています。
(配布資料より)
フロントバッフルに「OSBボード」を使った効果的なルックスです。安い材料ながらも、それを感じさせない使い方は非常に参考になりますね。こういう工夫は、もっと評価されても良いと思います。
また、ユニット周囲の「ステンレスリング」に注目です。
これは2mm厚と3mm厚の積層となっています。私自身、「硬貨インシュレーター」で金属同士の積層をテストしたことがありますが、固有共振を防ぐには効果的な方法だと思います。
シンプルな設計だからこそ、それぞれの工夫が明確に音に現れていました。
適切なサイズの共鳴管ゆえに、低音に締まり感があり良かったです。メタボなW-toneにとって見習う所は多かったですw
中高域も共通した丁寧な質感があり、バランスに優れた音だと感じました。
次は、田中さんの「PAIR SLOPE」。
ルックスは、非常にオーソドックス。
色は地味ながらも、大人の味を感じさせる好ましいデザインだと思いました。長く自宅に置いておきたいと思わせるデザインで、私は「ルックス票」を入れました。
外観からは想像できませんが、中身は前田氏の「チューバ・ベーシック」を参考にしたものです。
(配布資料より)
この構造故なのか、音は40Hz以下の超低域まで十分に伸びたものでした。パイプオルガンの「ブルルルル…」という空気の揺れが表現できていたのは驚きです。
「チューバ」は以前のコンテストでFE83EnやFE126Eのものを聴いてきましたが、(超低音の伸びは以前から感じていたものの)十二分な低音量感を感じたのは今回が初めてです。箱とユニットのマッチングも良く、実は「チューバ」は振動板が重いウーハーにマッチするのでは?とさえ感じました。
これは音質票としての評価にもつながり、三位タイ(14票)を獲得していました。
(コンテストが終わった後、初代チューバが掲載されている「いい音を選ぶ2(共同通信社)」をAmazonで買いましたw)
「W-tone」「All Ordinarys」「PAIR SLOPE」は、どれも共鳴管を基軸においた作品ですが、それぞれが違う音を奏でていて興味深かったです。
「設計」と「音」の関係の奥深さを感じた ひと時でした。