自作シルヴァンver.2 の製作（2）

もう半年も前に「自作シルヴァンver.2 の製作（1）」として、
製作を宣言していた、自作音響パネルの紹介です。

実は、製作宣言の1ヶ月後には、「自作シルヴァンver.2」は完成していたのですが、
完全に放置され、日記に掲載されることはありませんでした。。。


そこで、今日は、完成した作品のお披露目です♪

フロント（Ｌ）


フロント（Ｒ）


リア



リスニングルームの4ヶ所に、立っているのがそれです。
簡単に動画にしてみましたので、こちらもどうぞ。

自作シルヴァン　（Homemade Diffusion Panels）



作製した感想としては、やはり「空間の抜け」のようなものは、
他の音響パネルでは代えがたい効果であると感じています。

リスニングルームの壁を取り払ったような効果があり、
これを壁全面にしたら・・・という妄想が膨らんでしまいます。

ただ、欠点も３つほどあると感じています。
①作るのが意外と大変
②場所を食う
③低音が出ない

①は、何本もの棒を固定する作業が以外にも大変でした。
高さ1ｍ以下の小型サイズであれば、簡単に作れるかもしれません。

②コンパクトさが売りのシルヴァンですが、
今回作成したものは、実際に設置すると30cm程度の奥行があるのです。
設置したのは8畳のリスニングルームでしたが、
ちょっと存在感がありすぎかな？と思ってしまいます。

③これは、前回の自作シルヴァンの時もそうだったのですが、
かなり素材の音色を強く受けてしまい、低音が出にくく（ある意味ヌケがよく）なってしまうのです。
本家のシルヴァンは、素材や構造の吟味で克服しているのだと想像しますが、
そこまで真似するのは、ちょっと難しそうです。



そうはあっても、まずは「祝・完成！」というところで、
音響パネルとして長期に使用できる逸品になりました。

自作シルヴァンver.2 の製作＜完＞