S-045「スワン・ザ・バスレフ」の音もまとまってきたところで、
雑記のような感じで日記を書いてみます。
今回は、コンテストのお題ということもあり、
Stereo誌の10cm付録ユニットということでScanSpeakのユニットを使いましたが、
なかなかの好感触でした。
当初、酷い音だなぁ~~~なんて、思っていたのですが、
吸音材や、「桧アンカー」などを試していくうちに、ユニットの潜在能力の高さに気付くことができました。
(コンテストでは、もっと凄い人が、凄い使いこなしをしているのだと思いますがw)
私は、いつもFostexのフルレンジユニットを愛用しているのですが、
FostexのFE系より、今回の付録ユニットは「甘い音」だと感じています。
マグネシウム系と比較すれば、若干「遊び」要素のあるFE系の紙コーンの音色ですが、
それでも今回のScanSpeakと比べると「真面目」な感じです。
たまたま、メインシステムにFE103Solが載っているので、聴き比べると、
官能的な音色感は、ScanSpeakの付録ユニットのほうが一歩上手であることが分かります。
以前、ParcAudioとScanSpeakの高級ウーハーを聴く機会がありましたが、
そのときも、ScanSpeakの独特の音色感に好印象を覚えていました。
一方で、やはりFostexの紙コーンでしか出せない音(特に「和楽器」の音色など)もあり、
手持ちのFE-103Solの魅力も、もっと引き出してやりたい!と思っている、今日のこの頃です。
(押入れに眠っているFE138ES-RやFE168EΣの箱も作らねばww)
さて、吸音材の吟味は、「シルク」で落ち着いたのですが、
今回のS-045には、もう一種類吸音材を仕込んでいます。
それが、これ。
長さが5cmぐらいの塩ビ管に、「習字用 半紙」をやんわりと詰めたものです。
当初、「和紙」の吸音特性に期待して、紙系の吸音材を試してみたのですが、
やはり高域ばかり吸ってしまい、好ましくありませんでした。
そこで、和紙の高域吸音を抑えつつ、効果的に中域を吸わせてやろう・・・というのが、この吸音材の発想です。
塩ビ管の吸音効果(1~10kHz)に加え、内部に吸音材を入れることで、その吸音特性をブロードにしています。
効果は狙い通りで、いわゆる「エンクロージュア由来」の悪い付帯音を、すっきり取り除いてくれました。
単独の吸音材では難しい選択的な吸音を、構造を用いることで実現しているのです。
と、偉そうに言っていますが、
エンクロージュア内部の吸音を「筒」で行うのは、パイオニア製SPなどで既に実践されており、さほど珍しくありません。
自作スピーカーでも、吸音素材だけでなく、構造を用いた吸音はもっと注目されても良いのかな?と思ったカノン5Dでした。
それでは、コンテストでお会いしましょう!
雑記のような感じで日記を書いてみます。
今回は、コンテストのお題ということもあり、
Stereo誌の10cm付録ユニットということでScanSpeakのユニットを使いましたが、
なかなかの好感触でした。
当初、酷い音だなぁ~~~なんて、思っていたのですが、
吸音材や、「桧アンカー」などを試していくうちに、ユニットの潜在能力の高さに気付くことができました。
(コンテストでは、もっと凄い人が、凄い使いこなしをしているのだと思いますがw)
私は、いつもFostexのフルレンジユニットを愛用しているのですが、
FostexのFE系より、今回の付録ユニットは「甘い音」だと感じています。
マグネシウム系と比較すれば、若干「遊び」要素のあるFE系の紙コーンの音色ですが、
それでも今回のScanSpeakと比べると「真面目」な感じです。
たまたま、メインシステムにFE103Solが載っているので、聴き比べると、
官能的な音色感は、ScanSpeakの付録ユニットのほうが一歩上手であることが分かります。
以前、ParcAudioとScanSpeakの高級ウーハーを聴く機会がありましたが、
そのときも、ScanSpeakの独特の音色感に好印象を覚えていました。
一方で、やはりFostexの紙コーンでしか出せない音(特に「和楽器」の音色など)もあり、
手持ちのFE-103Solの魅力も、もっと引き出してやりたい!と思っている、今日のこの頃です。
(押入れに眠っているFE138ES-RやFE168EΣの箱も作らねばww)
さて、吸音材の吟味は、「シルク」で落ち着いたのですが、
今回のS-045には、もう一種類吸音材を仕込んでいます。
それが、これ。
長さが5cmぐらいの塩ビ管に、「習字用 半紙」をやんわりと詰めたものです。
当初、「和紙」の吸音特性に期待して、紙系の吸音材を試してみたのですが、
やはり高域ばかり吸ってしまい、好ましくありませんでした。
そこで、和紙の高域吸音を抑えつつ、効果的に中域を吸わせてやろう・・・というのが、この吸音材の発想です。
塩ビ管の吸音効果(1~10kHz)に加え、内部に吸音材を入れることで、その吸音特性をブロードにしています。
効果は狙い通りで、いわゆる「エンクロージュア由来」の悪い付帯音を、すっきり取り除いてくれました。
単独の吸音材では難しい選択的な吸音を、構造を用いることで実現しているのです。
と、偉そうに言っていますが、
エンクロージュア内部の吸音を「筒」で行うのは、パイオニア製SPなどで既に実践されており、さほど珍しくありません。
自作スピーカーでも、吸音素材だけでなく、構造を用いた吸音はもっと注目されても良いのかな?と思ったカノン5Dでした。
それでは、コンテストでお会いしましょう!