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<S-037> ブックシェルフ型SP製作 (ユニット編)

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5月連休も近くなってきたので、そろそろスピーカー製作を開始します。

今回は、ジャンク品のラジカセから、スピーカーユニットを取り出すところからスタートです。




アンプも、ラジオも壊れてしまった、
ラジカセです。



ある程度解体して、ユニットを取り出します。



多少の汚れがありますが、
コーン紙、エッジの状態は良好です。


スピーカーを見ると、
フルレンジ+パッシブラジエーター(ドローコーン) という構成でした。

フルレンジのほう。





しっかりとした作りですね。


ドローコーンのほう。





フルレンジと同じ振動板で、
センターキャップ部は繊維質のもので出来ています。



さて、ユニットの素性を知るために、
周波数特性と、インピーダンス特性の測定を行いました。(フルレンジのほうだけ)

軸上1?でのf特(ユニットは裸で鳴らす)

<クリックで拡大>

高域は干渉して分かりにくいですが、低音に関してはQが高そうな感じです。

軸上10?でのf特(ユニットは裸で鳴らす)

<クリックで拡大>

ちょっと微妙な特性ですが、あくまでも参考ということで。

インピーダンス特性

<クリックで拡大>

f0=115Hz、 Q0=1.03。
10cmフルレンジとして非力さは否めませんが、箱側で対応できそうな範囲です。


このユニットに合わせた箱設計に関しては、また次回。

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