先日、FOSTEXの新型ユニット「P-1000K」の試聴会に行ってきました。
このユニットは、安いながら気合の入った商品らしく、
商品紹介webページも、充実の出来となっています。
「かんすぴ | 気軽にスピーカークラフト体験!コンパクトDIYスピーカー - Fostex」
場所は、秋葉原のコイズミ無線。評論家の浅生氏を招いての試聴会でした。
まず、浅生氏のトークから始まりました。
(上:8?「P800K」、下:10cm「P1000K」)
設計コンセプトとしては、ニュートラルな音を目指したもので、
レンジ的にも余り欲張っていない仕上がりとなっています。
値段としては、一本2000円以下というリーズナブルな価格で、
トーンゾイレのような、多発使いスピーカーにとって使いやすい商品だといえそうです。
同社の発売する、自作向けユニットの「FEシリーズ」や「FFシリーズ」のような、
特徴的なキャラクターを持たせていないのもポイントといえるでしょう。
シリーズ展開として、ステレオ誌の付録ユニットを商品化した「P-800K(8cm)」もありますが、
ことらの「P-1000K」は、完全なオリジナル設計です。
コーン紙は定番の、バナナパルプを中心としたもので、
エッジはゴム素材のため、低音量感は出しやすそうです。
センターキャップは、ボイスコイル直上にあるとのこと。
浅生氏の感覚としては、
エンクロージュアとしては、いろいろ使える万能タイプで、
小型バスレフから、ダブルバスレフ、バックロードホーンまでいけるだろう、とのことでした。
さて、早速FOSTEXの純正箱「P-1000E」を使っての試聴です。
一本、1900円という爆安設定ですが、
見た目も綺麗で、結構使えそうな感じです。
試聴曲は「テネシーワルツ」
高域は、16kHzというカタログスペック以上に伸びている感じを受けました。
むしろ、FF-WKのような無理して高域を伸ばした感はなく、
使いやすいユニットだといえそうです。
この箱との組み合わせだと、なかなかバランスが良く、
JAZZなどドラムの弾けっぷりを堪能することができました。
一方で、クラッシックではレンジの狭さが露骨に悪さを感じさせ、
ちょっと(悪い意味で)古典的な鳴りかただなぁ・・・という印象でした。
お次は、取扱説明書に掲載されているダブルバスレフでの試聴です。
やはり、低音の量感が一気に伸びてきます。
一方で、仕上げの問題なのか、やや中域での表現力が低下してしまったのが残念。
POPSの低音にはGOODな感じですが、
立ち上がりが重視されるJAZZにはマッチングが余りよくない感じです。
浅生氏としては、「60Hzまで低音が伸張している特性で、それが低音量感の源になっている」とのことでした。
ラストは、浅生氏の作品。こちらは、Stereo誌 2月号掲載のものですね。
ツイーターを付加し、高音楽器が一気に高級になった感じです。(というか、並みの質感になった?)
そのお陰で、かなり上品な鳴りっぷりに感じました。
低音は、かなり欲張った特性で、
弾力より、上品な沈み込みを重視した感じの音だと思いました。
今回は、P-1000Kを使ったバスレフ箱の試聴会でしたが、
来月にはバックロード箱での試聴会も行われるそうです。
ぜひ、行ってチェックしてきたいですね!
このユニットは、安いながら気合の入った商品らしく、
商品紹介webページも、充実の出来となっています。
「かんすぴ | 気軽にスピーカークラフト体験!コンパクトDIYスピーカー - Fostex」
場所は、秋葉原のコイズミ無線。評論家の浅生氏を招いての試聴会でした。
まず、浅生氏のトークから始まりました。
(上:8?「P800K」、下:10cm「P1000K」)
設計コンセプトとしては、ニュートラルな音を目指したもので、
レンジ的にも余り欲張っていない仕上がりとなっています。
値段としては、一本2000円以下というリーズナブルな価格で、
トーンゾイレのような、多発使いスピーカーにとって使いやすい商品だといえそうです。
同社の発売する、自作向けユニットの「FEシリーズ」や「FFシリーズ」のような、
特徴的なキャラクターを持たせていないのもポイントといえるでしょう。
シリーズ展開として、ステレオ誌の付録ユニットを商品化した「P-800K(8cm)」もありますが、
ことらの「P-1000K」は、完全なオリジナル設計です。
コーン紙は定番の、バナナパルプを中心としたもので、
エッジはゴム素材のため、低音量感は出しやすそうです。
センターキャップは、ボイスコイル直上にあるとのこと。
浅生氏の感覚としては、
エンクロージュアとしては、いろいろ使える万能タイプで、
小型バスレフから、ダブルバスレフ、バックロードホーンまでいけるだろう、とのことでした。
さて、早速FOSTEXの純正箱「P-1000E」を使っての試聴です。
一本、1900円という爆安設定ですが、
見た目も綺麗で、結構使えそうな感じです。
試聴曲は「テネシーワルツ」
高域は、16kHzというカタログスペック以上に伸びている感じを受けました。
むしろ、FF-WKのような無理して高域を伸ばした感はなく、
使いやすいユニットだといえそうです。
この箱との組み合わせだと、なかなかバランスが良く、
JAZZなどドラムの弾けっぷりを堪能することができました。
一方で、クラッシックではレンジの狭さが露骨に悪さを感じさせ、
ちょっと(悪い意味で)古典的な鳴りかただなぁ・・・という印象でした。
お次は、取扱説明書に掲載されているダブルバスレフでの試聴です。
やはり、低音の量感が一気に伸びてきます。
一方で、仕上げの問題なのか、やや中域での表現力が低下してしまったのが残念。
POPSの低音にはGOODな感じですが、
立ち上がりが重視されるJAZZにはマッチングが余りよくない感じです。
浅生氏としては、「60Hzまで低音が伸張している特性で、それが低音量感の源になっている」とのことでした。
ラストは、浅生氏の作品。こちらは、Stereo誌 2月号掲載のものですね。
ツイーターを付加し、高音楽器が一気に高級になった感じです。(というか、並みの質感になった?)
そのお陰で、かなり上品な鳴りっぷりに感じました。
低音は、かなり欲張った特性で、
弾力より、上品な沈み込みを重視した感じの音だと思いました。
今回は、P-1000Kを使ったバスレフ箱の試聴会でしたが、
来月にはバックロード箱での試聴会も行われるそうです。
ぜひ、行ってチェックしてきたいですね!