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ALPINE DLS-108Xのネットワーク回路調整 〜その4 (最終回)〜

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前回の日記の続きで、ALPINE DLS-108Xのネットワーク回路を煮詰めます。

ウーハー側は、0.13mH(5kHzクロス)でフラットになることが分かったので、
それに合うように、ツイーター側のコンデンサ・アッテネーターを調整します。


<ウーハー(0.13mH)+ツイーター無し>


まずは、6.8μF(6kHzクロス)から。
<ウーハー(0.13mH)+ツイーター(6.8μF)(適宜ATT調整済)>


計算上はベストなはずですが、聴感上は全くダメダメでした。ウーハーの高域共振やインピーダンス上昇が影響しているのでしょう。
ATTは限界近くまで絞り込んでも騒がしさが残ってしまいます。高域の潤いも感じられません。


というわけで、2.7μF(15kHzクロス)、1.0μF(40kHzクロス)、と
どんどんクロスを上げていきます。

<ウーハー(0.13mH)+ツイーター(2.7μF)(適宜ATT調整済)>


<ウーハー(0.13mH)+ツイーター(1.0μF)(適宜ATT調整済)>


コンデンサ容量を小さくしていくと、相対的にアッテネーターを開く事ができるので、
最高域をしっかりと確保する事ができました。
これで十分に爽やかな最高域を得ることができましたが、あと一歩か。



最後に、0.47μF(80kHzクロス)
<ウーハー(0.13mH)+ツイーター(0.47μF)(適宜ATT調整済)>


測定系が15kHz以上を測れないので違いが分かりにくいですが、1.0μFと比べても大きな違いがありました。
高域に潤いが感じられ、高音がスムーズに伸びているのが分かります。また、超高域効果が出たようで、低音を含めた全ての帯域の質感がupしました!


ということで、ネットワーク関係は一段落。
ウーハー(0.13mH)+ツイーター(0.47μF)に固定して、次は箱(吸音材)を煮詰めたいと思います。

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