今日は少し「低音」についてお話しようと思います。
低音といっても、一言ではくくれない幅広いものです。
そんな中で、「周波数」での区分けが分かりやすい思います。
自作派はに馴染みの深い「周波数」ですが、市販派ですと余りピンと来ないかもしれません。
そんな場合は、様々な周波数の音を鳴らすことができる「WaveGene」というPC向け無料ソフトで、音を聴いてみるのが手っ取り早いでしょう!
さて、本題に戻り、ざっくりと周波数と音について説明してみたいと思います。
ただし、主観が混じる話なので、「そんな捉え方もあるんだなぁ~」という感じで読んで頂けると嬉しいです。
500~200Hz
この辺は、低音というより中低音と呼ばれることも多い帯域です。
音の柔らかさ、コクを生み出す帯域で、(一般的に高音が大切と言われる)女性ボーカルやバイオリンの表現にも大きな影響があります。4wayスピーカーのミッドバスが担当する帯域で、名機の音はここにミソがあるとか?
ここの音を響かせるか、キッチリ締め上げるかは、設計思想で分かれるところかもしれません。
200~120Hz
低音の中でも、一番上の帯域。先の中低音と同じく、音のコクや厚み感を生み出します。
小型スピーカーでも出る帯域ですが、「ちゃんと出す」のは結構難しいもの。箱鳴りなどによるモヤ付きも起こりやすく、再生音全体の解像度を決める大切な所です。
120~80Hz
低音のノリ、脈動感を生み出す帯域。「低音」の王様的な帯域。ドンドンとリズムを刻むのはここ。
いくら低音が伸びていても、ここの帯域が不明瞭だったり音圧不足だと、不満が湧き出てきます。
小型バスレフなどでは、ここを重点的に出すと案外よいバランスの再生音で楽しめたりします。
80~50Hz
いわゆる重低音の帯域。ドラムのズシンとくる感じはこの辺り。
この辺が充実してると、本格的な音楽鑑賞ができるレベルになってきますね。楽々出すには16cm口径ウーハーが欲しいところ。小口径でも箱共鳴で出せますが、無理な設計をすると先に挙げた他の帯域がダメダメになってしまうので、慎重に作り込みをしたいところです。
また、部屋による定在波などの影響を受けやすく、現実空間と無響室(理論設計)とで大きな差が出る帯域でもあります。優秀な高級スピーカーでも、部屋の響きが制御できず低音が暴れてしまう事があるのはこのため。
50~30Hz
グラグラッと空気を揺する帯域。超低音、ローエンド、最低音、、等の呼び名があります。
オーディオならでは喜びを感じることができる帯域で、この帯域を出せるか否かは、大きな差になります。
難しいのは、この帯域をしっかり出しつつ、上記の帯域も精度よく出すこと。安価なサブウーハーを追加するだけでは、低音の悩みは解決されないのです。
30Hz以下
風圧として感じる帯域。
今まで数回経験しましたが、低音感は余りなく、服が揺れるのを肌で感じる、、といった感じ。しっかりとした部屋でないと、ガタガタと物が揺れてノイズになるので、本気でここを狙うべきか?は設計コンセプト次第かも。
こうしてみると、スピーカー設計で一番気を遣うのは「120~80Hz」「80~50Hz」かな?と思います。
前者はより心地よい低音感を出すため。後者は、不快な低音にならないよう制御するため。
私の場合は、スピーカー製作でも「箱作り」が一番の力の入れ所なので、どんな低音にするかは毎回悩みます。
普段なかなか意識しないかもしれませんが、帯域ごとの特徴を知っていると音の聴き方が変わってくるのでお勧めです!
低音といっても、一言ではくくれない幅広いものです。
そんな中で、「周波数」での区分けが分かりやすい思います。
自作派はに馴染みの深い「周波数」ですが、市販派ですと余りピンと来ないかもしれません。
そんな場合は、様々な周波数の音を鳴らすことができる「WaveGene」というPC向け無料ソフトで、音を聴いてみるのが手っ取り早いでしょう!
さて、本題に戻り、ざっくりと周波数と音について説明してみたいと思います。
ただし、主観が混じる話なので、「そんな捉え方もあるんだなぁ~」という感じで読んで頂けると嬉しいです。
500~200Hz
この辺は、低音というより中低音と呼ばれることも多い帯域です。
音の柔らかさ、コクを生み出す帯域で、(一般的に高音が大切と言われる)女性ボーカルやバイオリンの表現にも大きな影響があります。4wayスピーカーのミッドバスが担当する帯域で、名機の音はここにミソがあるとか?
ここの音を響かせるか、キッチリ締め上げるかは、設計思想で分かれるところかもしれません。
200~120Hz
低音の中でも、一番上の帯域。先の中低音と同じく、音のコクや厚み感を生み出します。
小型スピーカーでも出る帯域ですが、「ちゃんと出す」のは結構難しいもの。箱鳴りなどによるモヤ付きも起こりやすく、再生音全体の解像度を決める大切な所です。
120~80Hz
低音のノリ、脈動感を生み出す帯域。「低音」の王様的な帯域。ドンドンとリズムを刻むのはここ。
いくら低音が伸びていても、ここの帯域が不明瞭だったり音圧不足だと、不満が湧き出てきます。
小型バスレフなどでは、ここを重点的に出すと案外よいバランスの再生音で楽しめたりします。
80~50Hz
いわゆる重低音の帯域。ドラムのズシンとくる感じはこの辺り。
この辺が充実してると、本格的な音楽鑑賞ができるレベルになってきますね。楽々出すには16cm口径ウーハーが欲しいところ。小口径でも箱共鳴で出せますが、無理な設計をすると先に挙げた他の帯域がダメダメになってしまうので、慎重に作り込みをしたいところです。
また、部屋による定在波などの影響を受けやすく、現実空間と無響室(理論設計)とで大きな差が出る帯域でもあります。優秀な高級スピーカーでも、部屋の響きが制御できず低音が暴れてしまう事があるのはこのため。
50~30Hz
グラグラッと空気を揺する帯域。超低音、ローエンド、最低音、、等の呼び名があります。
オーディオならでは喜びを感じることができる帯域で、この帯域を出せるか否かは、大きな差になります。
難しいのは、この帯域をしっかり出しつつ、上記の帯域も精度よく出すこと。安価なサブウーハーを追加するだけでは、低音の悩みは解決されないのです。
30Hz以下
風圧として感じる帯域。
今まで数回経験しましたが、低音感は余りなく、服が揺れるのを肌で感じる、、といった感じ。しっかりとした部屋でないと、ガタガタと物が揺れてノイズになるので、本気でここを狙うべきか?は設計コンセプト次第かも。
こうしてみると、スピーカー設計で一番気を遣うのは「120~80Hz」「80~50Hz」かな?と思います。
前者はより心地よい低音感を出すため。後者は、不快な低音にならないよう制御するため。
私の場合は、スピーカー製作でも「箱作り」が一番の力の入れ所なので、どんな低音にするかは毎回悩みます。
普段なかなか意識しないかもしれませんが、帯域ごとの特徴を知っていると音の聴き方が変わってくるのでお勧めです!