前回の更新から、1か月近く経ってしまいましたが、
今度の話題も、「オーディオみじんこ」関係でお届けします!
本日の主役は...こちら!
「ちりめんRCAケーブル」です。
ケーブルに造詣が深い、代表の荒川氏のハンドメイドケーブルです。
「ちりめん」というのは、絹織物のことで、
ケーブルの被覆を、柔軟性に富んだ素材のみで仕上げることで、開放感のあるヌケの良い音を狙ったとのこと。
デザイン的には、和風テイスト仕上げの「花蓮」を思い出しますね。
さて、今回試聴する「ちりめんRCAケーブル」は、現代の線材を使ったモデルとなります。
実は、ほかにも兄弟モデルともいえるビンテージ線を使用したタイプなど、様々なものがあるようです(2018年5月現在)。
それでは、早速聴いていきましょう。
曲は「パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番」 。
演奏はヒラリーハーン、伴奏は大植英次の指揮するスウェーデン放送交響楽団です。
標準的な付属ケーブルとの比較では、やはり「ちりめんRCAケーブル」の圧勝。
バイオリンの音にフォーカスが合い、クッキリとした音を楽しませてくれます。
弦の動きが見えるようなリアルさを伝えつつも、
表情豊かな音色を感じることができました。
情報量は多いながらも、決して温度感が下がらない(音色としてはホット)のは、
真鍮素材のプラグが効いているのだと思います。
せっかくなので、小型の「PR-10」(写真内側)だけでなく、大型スピーカーの「RF-1000」(写真外側)でも聴いてみましょう。
30Hzまで伸びた低域再生能力をもつスピーカーで聞くと、伴奏のオケの動き、低音の和音の表情が明らかに良好になっているのが分かります。
RCAケーブルとしては細めの外観ながら、低域まで充実したレンジ感があるのは嬉しいですね。
ここで、曲を変えて、女性ボーカルを一曲いってみましょう。
ジーナ・ロドウィックの「All My loving」。
まずは、小型スピーカーPR-10での試聴スタートです。
こちらも、標準RCAケーブルでも決して悪くありません。
楽器の表情一つずつを大切にした、好録音ですね。
「ちりめんRCAケーブル」に変えてみると、
ボーカルの濡れ感、深みがグッと向上します。
オーディオ的に言えば、中低域のSNが向上したのだと思いますが、
これは想像以上の変化です。
空間に定位するピアノも、しっかりとした存在感を感じさせるものになり、
単純にハイを上げるだけでなく「本当の意味での解像度」を上げてくるところに、荒川氏のケーブル製作技術を感じますね。
こちらも、大型スピーカー「RF-1000」で聴いてみます。
先ほどのクラシックでは、低域の表現力に違いを感じましたが、
今度は、どちらかというと中域に軸を置く楽器の細やかな表情に耳がいく感じです。
ドラムの音色の多彩さは、標準RCAケーブルとは大きく差が感じられ、
打面のハリ・素材感、打法の一つ一つがより伝わってくる心地よさがありました。
さて、こうして「ちりめんRCAケーブル」を試聴してみましたが、
前回の電源ケーブルとも共通して、素直な音色のなかで確実な改善をもたらしてくれる、という印象を抱きました。
特殊な素材でガチガチに固めたような極太ケーブルは、概して固有の響きを持ちやすいのですが、
今回の「ちりめんRCAケーブル」は、大きな癖を感じることなく安心して試聴することができました。この辺は、振動を抑え込まない構造などが効いているのでしょう。
さて、試聴記は、ここでひと段落ですが、
ひとつ、お知らせがあります!
6月9日~23日に、桧スピーカー「PR-83Sol」が、「オーディオみじんこ」店頭にて期間限定展示をすることになりました!
詳細は、後日報告しますが、オーディフィルの桧スピーカーの中核を担うモデルをぜひ聞いていただければ嬉しいです。
webページ「オーディオみじんこ」
(秋葉原の店舗へのアクセスも、こちらのリンクからご確認ください。)
今度の話題も、「オーディオみじんこ」関係でお届けします!
本日の主役は...こちら!
「ちりめんRCAケーブル」です。
ケーブルに造詣が深い、代表の荒川氏のハンドメイドケーブルです。
「ちりめん」というのは、絹織物のことで、
ケーブルの被覆を、柔軟性に富んだ素材のみで仕上げることで、開放感のあるヌケの良い音を狙ったとのこと。
デザイン的には、和風テイスト仕上げの「花蓮」を思い出しますね。
さて、今回試聴する「ちりめんRCAケーブル」は、現代の線材を使ったモデルとなります。
実は、ほかにも兄弟モデルともいえるビンテージ線を使用したタイプなど、様々なものがあるようです(2018年5月現在)。
それでは、早速聴いていきましょう。
曲は「パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番」 。
演奏はヒラリーハーン、伴奏は大植英次の指揮するスウェーデン放送交響楽団です。
標準的な付属ケーブルとの比較では、やはり「ちりめんRCAケーブル」の圧勝。
バイオリンの音にフォーカスが合い、クッキリとした音を楽しませてくれます。
弦の動きが見えるようなリアルさを伝えつつも、
表情豊かな音色を感じることができました。
情報量は多いながらも、決して温度感が下がらない(音色としてはホット)のは、
真鍮素材のプラグが効いているのだと思います。
せっかくなので、小型の「PR-10」(写真内側)だけでなく、大型スピーカーの「RF-1000」(写真外側)でも聴いてみましょう。
30Hzまで伸びた低域再生能力をもつスピーカーで聞くと、伴奏のオケの動き、低音の和音の表情が明らかに良好になっているのが分かります。
RCAケーブルとしては細めの外観ながら、低域まで充実したレンジ感があるのは嬉しいですね。
ここで、曲を変えて、女性ボーカルを一曲いってみましょう。
ジーナ・ロドウィックの「All My loving」。
まずは、小型スピーカーPR-10での試聴スタートです。
こちらも、標準RCAケーブルでも決して悪くありません。
楽器の表情一つずつを大切にした、好録音ですね。
「ちりめんRCAケーブル」に変えてみると、
ボーカルの濡れ感、深みがグッと向上します。
オーディオ的に言えば、中低域のSNが向上したのだと思いますが、
これは想像以上の変化です。
空間に定位するピアノも、しっかりとした存在感を感じさせるものになり、
単純にハイを上げるだけでなく「本当の意味での解像度」を上げてくるところに、荒川氏のケーブル製作技術を感じますね。
こちらも、大型スピーカー「RF-1000」で聴いてみます。
先ほどのクラシックでは、低域の表現力に違いを感じましたが、
今度は、どちらかというと中域に軸を置く楽器の細やかな表情に耳がいく感じです。
ドラムの音色の多彩さは、標準RCAケーブルとは大きく差が感じられ、
打面のハリ・素材感、打法の一つ一つがより伝わってくる心地よさがありました。
さて、こうして「ちりめんRCAケーブル」を試聴してみましたが、
前回の電源ケーブルとも共通して、素直な音色のなかで確実な改善をもたらしてくれる、という印象を抱きました。
特殊な素材でガチガチに固めたような極太ケーブルは、概して固有の響きを持ちやすいのですが、
今回の「ちりめんRCAケーブル」は、大きな癖を感じることなく安心して試聴することができました。この辺は、振動を抑え込まない構造などが効いているのでしょう。
さて、試聴記は、ここでひと段落ですが、
ひとつ、お知らせがあります!
6月9日~23日に、桧スピーカー「PR-83Sol」が、「オーディオみじんこ」店頭にて期間限定展示をすることになりました!
詳細は、後日報告しますが、オーディフィルの桧スピーカーの中核を担うモデルをぜひ聞いていただければ嬉しいです。
webページ「オーディオみじんこ」
(秋葉原の店舗へのアクセスも、こちらのリンクからご確認ください。)