「第6回PARCサウンド鑑賞会」の後編です。
17cm級の大型ユニットを搭載した力作や、
オーディオの様々な楽しみを提案する作例など、興味深い作品が盛りだくさんです♪
まずは、今井さん。
DCU-C172PPを使用した密閉型です。
得意のPST方式と、大型ユニットの組み合わせです。
容量は11Lとコンパクトながら、吸音材(フェルト)を十分に使用して、反射音を減らす設計です。
いつもながら、丁寧で安心して聴けるサウンドに感心しました。
吸音材が多いにも関わらず、詰まり感は少なく自然なサウンドです。男性Voの再現性は非常に優れていて、小口径やバスレフ方式では得がたいサウンドとなっていました。
お次は、磯口さん。
Parcの常連(!?)さかどんさん に続く、期待の若手の登場です!
DCU-F131Wを搭載た本機は、制振材やスリットダクトなど、かなりの拘りが感じられます。上部のアルパインDLX-Z30Tはスーパーツイーターとして、床面に置かれたサブウーハー(DCU-F121W搭載)は100Hz以下を担当する設計で、それぞれ効果的に動作しているように感じました。
アニソンやユーロビートなどの再生に重点を置いたというサウンドは、ギュッと濃縮した独特の音場感のある表現です。
磯口さんの狙いどおり、一般的な(クラッシック向け)スピーカーとは異なる表現力で、丹念に音質調整を行った様子が伝わってくるものでした。
そして、S.O.さん。
最近では珍しい、4chシステムの発表です。
写真左のDCU-F081PPを使用した小型スピーカーを部屋の4隅に配し、
写真右のオリジナルサウンドデコーダー・アンプなどで、駆動しています。
私自身、デコーダーを介しての4ch再生は初めて聴きましたが、ch間の移動感や、包まれ感は、BDなどディスクリートマルチチャンネルと比較しても遜色ないものでした。特に、全チャンネルが同一スピーカーであることも、この魅力的なサウンドを作り出すキモなのだと思います。
発表も残りわずか、大型3wayを持参したFさんのご登場です。
DCU-T115S(トゥイーター)、DCU-F131K(ミッド)、18WU/4741T00(Scan-Speakウーファー)を搭載し、貫禄十分です!
3wayシステムゆえか、クラッシックでは自然なレンジ感を堪能でき、大編成でも余裕のある豊かなサウンドを奏でていました。
3wayシステムは、音をまとめるのが難しいですが、こちらは各音域に違和感がなく、音調整のテクニックに感心しました。
そして、PARCの冨宅代表。
10周年記念モデル(13cm青パーク)の試作品デモでした。
パワー減磁に強い磁気回路を用意したなど、今回も拘りの逸品として仕上がっているようです。
青パークを聴く機会は少ないのですが、推奨バスレフ箱との組み合わせでは、濃いめの表現力で、とくにJAZZボーカルなどのマッチングが良好なように感じました。
ラストは、A&CオーディオのMr. Hippoさん。
完成品システム(Illusionist-8と10)のデモでした。
双方とも、「フローティングマウント・アダプター」や「超軽量吸音材」など、独自技術が随所に投入されています。
Illusionist-8は、澄み切った表現が印象的です。ツイーターの上限領域まで濁りや歪が少なく、瑞々しいボーカルは好印象でした。
Illusionist-10は、基本的には(Illusionist-8と同じく)キレの良さや爽やかさを特徴としつつ、そこへ中低域の厚みが加わります。この辺はしっかりと付帯音対策がなされているための効果かと思いますし、他のスピーカーでは代えがたい表現力だと思いました。
ユニット口径が大きくなった分、沈み込む低音が出るようになり、音楽再生に十分な帯域(50Hz付近)まで十分に再生できていると感じました。
前編・後編でお伝えしてきたPARCサウンド鑑賞会ですが、
今年も入魂の作品が多く、楽しめる一日となりました。
作品の個別詳細を知りたい!という時は、下記リンクに配布資料などが格納されていますので、ご参照ください♪
「第6回PARCサウンド鑑賞会 作品紹介」(Hippo日記)
また、来年も開催予定とのことで、
今から待ち遠しいですね!
17cm級の大型ユニットを搭載した力作や、
オーディオの様々な楽しみを提案する作例など、興味深い作品が盛りだくさんです♪
まずは、今井さん。
DCU-C172PPを使用した密閉型です。
得意のPST方式と、大型ユニットの組み合わせです。
容量は11Lとコンパクトながら、吸音材(フェルト)を十分に使用して、反射音を減らす設計です。
いつもながら、丁寧で安心して聴けるサウンドに感心しました。
吸音材が多いにも関わらず、詰まり感は少なく自然なサウンドです。男性Voの再現性は非常に優れていて、小口径やバスレフ方式では得がたいサウンドとなっていました。
お次は、磯口さん。
Parcの常連(!?)さかどんさん に続く、期待の若手の登場です!
DCU-F131Wを搭載た本機は、制振材やスリットダクトなど、かなりの拘りが感じられます。上部のアルパインDLX-Z30Tはスーパーツイーターとして、床面に置かれたサブウーハー(DCU-F121W搭載)は100Hz以下を担当する設計で、それぞれ効果的に動作しているように感じました。
アニソンやユーロビートなどの再生に重点を置いたというサウンドは、ギュッと濃縮した独特の音場感のある表現です。
磯口さんの狙いどおり、一般的な(クラッシック向け)スピーカーとは異なる表現力で、丹念に音質調整を行った様子が伝わってくるものでした。
そして、S.O.さん。
最近では珍しい、4chシステムの発表です。
写真左のDCU-F081PPを使用した小型スピーカーを部屋の4隅に配し、
写真右のオリジナルサウンドデコーダー・アンプなどで、駆動しています。
私自身、デコーダーを介しての4ch再生は初めて聴きましたが、ch間の移動感や、包まれ感は、BDなどディスクリートマルチチャンネルと比較しても遜色ないものでした。特に、全チャンネルが同一スピーカーであることも、この魅力的なサウンドを作り出すキモなのだと思います。
発表も残りわずか、大型3wayを持参したFさんのご登場です。
DCU-T115S(トゥイーター)、DCU-F131K(ミッド)、18WU/4741T00(Scan-Speakウーファー)を搭載し、貫禄十分です!
3wayシステムゆえか、クラッシックでは自然なレンジ感を堪能でき、大編成でも余裕のある豊かなサウンドを奏でていました。
3wayシステムは、音をまとめるのが難しいですが、こちらは各音域に違和感がなく、音調整のテクニックに感心しました。
そして、PARCの冨宅代表。
10周年記念モデル(13cm青パーク)の試作品デモでした。
パワー減磁に強い磁気回路を用意したなど、今回も拘りの逸品として仕上がっているようです。
青パークを聴く機会は少ないのですが、推奨バスレフ箱との組み合わせでは、濃いめの表現力で、とくにJAZZボーカルなどのマッチングが良好なように感じました。
ラストは、A&CオーディオのMr. Hippoさん。
完成品システム(Illusionist-8と10)のデモでした。
双方とも、「フローティングマウント・アダプター」や「超軽量吸音材」など、独自技術が随所に投入されています。
Illusionist-8は、澄み切った表現が印象的です。ツイーターの上限領域まで濁りや歪が少なく、瑞々しいボーカルは好印象でした。
Illusionist-10は、基本的には(Illusionist-8と同じく)キレの良さや爽やかさを特徴としつつ、そこへ中低域の厚みが加わります。この辺はしっかりと付帯音対策がなされているための効果かと思いますし、他のスピーカーでは代えがたい表現力だと思いました。
ユニット口径が大きくなった分、沈み込む低音が出るようになり、音楽再生に十分な帯域(50Hz付近)まで十分に再生できていると感じました。
前編・後編でお伝えしてきたPARCサウンド鑑賞会ですが、
今年も入魂の作品が多く、楽しめる一日となりました。
作品の個別詳細を知りたい!という時は、下記リンクに配布資料などが格納されていますので、ご参照ください♪
「第6回PARCサウンド鑑賞会 作品紹介」(Hippo日記)
また、来年も開催予定とのことで、
今から待ち遠しいですね!