前回から書いているスピーカーコンテスト作品の紹介は、まだまだ始まったばかりです。
今回は、対照的な2作品を紹介しようと思います。
一つめは、後藤さんの「普通のDB-Ⅲ」
今回でver.3となった(?)作品は、非常にオーソドックスなもの。
フレームが黒く塗装されたC080P33Sが、旧FE83を彷彿させるチャームポイントとなっていますね。
中身の構造は、ダブルバスレフ。エンクロージュア容積を約2.5Lと約4.5Lに設定し、理論上の共鳴周波数は115Hzと52Hzとしています。
サウンドを聴くと、基本に忠実に練り込まれた設計ならではのバランスの良さに加え、ユニットのカチッとした質感が映えるものでした。
ダブルバスレフも好ましく動作しているようで、POPSをリズム感よく、楽しく聴かせるスピーカーだと感じました。名前の通り「普通にイイ!」サウンドで、肩肘張らずに「楽しめる」良さがありました。
さて、こちらは塚田さんの作品。
大型の筐体は、聴く前から期待感を高まらせてくれます。
(同じ大型機で挑むカノン5Dとしては、不安と緊張が高まるのですがw)
内部は、「ダンプトダクト・バックロードホーン」です。
ちょうど私も昨年に「バックロードバスレフ」などを作製したことがあったので、バックロードの欠点を解消するこの構造の凄さは良く分かるのです。
さらに、なんとヘッド部分は「コンクリート」製なのです!
普通では躊躇するような材料ですが、それを使いこなし、さらには斜め構造まで組み入れる巧みさに感心しました。
サウンドは、意外にも静かで紳士的。コンクリート素材は、硬さより内部損失の高さが効いたようです。
木材では得られない密度感の高さに加え、ダンプトダクトBHのもたらす低音が合わさり、音楽の「コシ」や「深み」を感じさせる音となっていました。
音質・アイディア・ルックスがともに好ましい本機は、投票でも(今回唯一?)全ての項目で着実に票を集めていました。
さて、次回は精巧に作り込まれた2作品を紹介します!
今回は、対照的な2作品を紹介しようと思います。
一つめは、後藤さんの「普通のDB-Ⅲ」
今回でver.3となった(?)作品は、非常にオーソドックスなもの。
フレームが黒く塗装されたC080P33Sが、旧FE83を彷彿させるチャームポイントとなっていますね。
中身の構造は、ダブルバスレフ。エンクロージュア容積を約2.5Lと約4.5Lに設定し、理論上の共鳴周波数は115Hzと52Hzとしています。
サウンドを聴くと、基本に忠実に練り込まれた設計ならではのバランスの良さに加え、ユニットのカチッとした質感が映えるものでした。
ダブルバスレフも好ましく動作しているようで、POPSをリズム感よく、楽しく聴かせるスピーカーだと感じました。名前の通り「普通にイイ!」サウンドで、肩肘張らずに「楽しめる」良さがありました。
さて、こちらは塚田さんの作品。
大型の筐体は、聴く前から期待感を高まらせてくれます。
(同じ大型機で挑むカノン5Dとしては、不安と緊張が高まるのですがw)
内部は、「ダンプトダクト・バックロードホーン」です。
ちょうど私も昨年に「バックロードバスレフ」などを作製したことがあったので、バックロードの欠点を解消するこの構造の凄さは良く分かるのです。
さらに、なんとヘッド部分は「コンクリート」製なのです!
普通では躊躇するような材料ですが、それを使いこなし、さらには斜め構造まで組み入れる巧みさに感心しました。
サウンドは、意外にも静かで紳士的。コンクリート素材は、硬さより内部損失の高さが効いたようです。
木材では得られない密度感の高さに加え、ダンプトダクトBHのもたらす低音が合わさり、音楽の「コシ」や「深み」を感じさせる音となっていました。
音質・アイディア・ルックスがともに好ましい本機は、投票でも(今回唯一?)全ての項目で着実に票を集めていました。
さて、次回は精巧に作り込まれた2作品を紹介します!