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 完成「スワン・ザ・バスレフ」

ミューズの方舟のコンテストが今月末に迫っているので、
いよいよ決め打ちをしなければなりません(汗

今までの経験からいくと、
・ホーンは長くする必要はない。
・ダブルバスレフの計算式で、動作を予測できそう。

そこで、今回はホーン長を1mと短くして設計してみました。

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第一ダクト(BHではスロートに相当する部分)を、あえてホーンと不連続にすることで、
バスレフとしての動作を効率的にすることを狙いとした形状としています。

ダクトの設計については、ざっと以下のようなイメージをもっています。

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目的とするダクトの共振周波数(fd1、fd2)を決めたところで、
ダクト面積や、ダクト長さを考えてS-045は設計に落とし込んでいます。


<本体内部の構造>
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<完成!>
命名:スワン・ザ・バスレフ
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実は、仮組みの段階で視聴を繰り返し、微調整を加えながら完成させています。
なので、設計図と完成写真では、第一ダクト(=ネック)の長さが異なっていますw

設計図の段階では20cmとなっていたネックですが、
試聴の結果、30cmとなり、ルックス的にも「スワン」に近づいたかな?と思います。


仮組み試聴の段階で気づいたこととしては…
①内容積は、普通のダブルバスレフ+αぐらいの容量が丁度良い。
S-045は、第二空気室(ホーン部分)容積が22L程度あり、大きすぎたかも。
②やはり、第二ダクトの調整は非常にシビア。ダクト長を4cmと6cmで試聴したが、その中間の長さである5cmのダクトが欲しくなる…というぐらい敏感です。
③逆に、第一ダクトの長さは、割と曖昧でOK.一応、10cm・20cm・30cmの三種類を視聴しましたが、20cmと30cmは最後まで迷って、全体のバランスや中音の質感から30cmを選びました。
④(バックロードバスレフに限らない話ですが、)高域を調整すれば、低域の最適ポイントも変わってきます。低域ばかり弄っていて、なかなか解が見つからないことがありました。
⑤S-045の作例だと、第一ダクトの効きが若干強かったため、第一ダクト内に吸音材を配して共鳴を弱めました。どうしても、f0に近いところに共鳴が来るので、ピーキーな感じになってしまうんですよね。この辺は、普通のダブルバスレフと同様でしょうか。



何はともあれ、このS-045では「人様に聴かせられる音」が出せています。
カノン5Dとしては、それが一番安堵できるポイントなのですw


11/30のコンテストまでには、塗装と最終調整を行っていく予定です!
測定と考察は・・・後回しということで勘弁してくださいw

<ミューズの方舟「自作スピーカーコンテスト2014」>
http://d.hatena.ne.jp/musenohakobune/

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