先日は、スピーカー再生技術研究会の公開OFF会に行ってきました。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
OFF会といっても、仲間内だけでなく会員以外の方もいらっしゃるので、発表会のようなイメージでしょうか。
皆が思い思いの発表をして、和気あいあいと楽しむ・・・そんな感じのイベントだなぁ〜と感じました。
さて、今年は会場を中野ZEROに戻しての開催です。
天井高も十分にあり、スピーカーの実力を発揮するのに最適な会場ですね。
一番目の発表者は、加藤さん。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
一見して特徴のある形状のスピーカーは、
「エムズシステム」などが販売している「波動スピーカー」を模したもの。
内部はただの空洞で、
その両側にユニットが取り付けられています。
ただの紙筒といえば簡単ですが、
ポイド管に紙を巻いて固めた力作なのです。
実際に音を聴くと、FOSTEXの紙コーンらしい明るく華やかさのある音が印象的でした。シンプルな構造ゆえの、抑圧感のない音が楽しめました。
私は、スピーカーの左側から聞いたので、直接右側のユニットは見えないのですが、
意外と右chの音も聞こえるのには驚きました。
今回は会場が広かったので、反射音を利用するには不利なシチュエーションでしたが、
独特のSP構造のためか、違和感なく音楽を聞くことができましたね。
スピーカーをひととおり試聴した後、
音に対する「先入観」を体感できるデモを披露してくださいました。
早い話が「意識しないと聞こえない音は多い」という内容なのですが、
オーディオの楽しみ方として「楽譜を見ながら聞く」というのがあるのを思い出しました。
人の意識と、オーディオ趣味。 まだまだ深い世界が広がっていそうですね。
お次の発表は、高橋さん。
ステレオ誌のユニットを使った作例です。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
一見、ただの小型スピーカーですが、
実は複雑な構造をもつ「多自由度バスレフ型」。
簡単に説明すると、
バスレフを2つ組み合わせたのが「ダブルバスレフ型」。
バスレフを3つ以上組み合わせたのが「多自由度バスレフ型(MCAP方式)」といったところ。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
「名古屋型ダブルバスレフ」と「MCAP方式」を組み合わせた本機は、
小口径ながらバランスのとれた低音感を聴かせてくれました。
『マジンガーZ 40周年』のJAZZアレンジは、しっかりとした低音感を楽しむことができました。個人的にちょっと気になった一曲です。
そして、塗装にも一工夫。(こちらも言われないと気付かなそうw)
黒色の塗装は、シュラックという古典楽器(?)に使う塗料とのこと。
楽器の音再現を目指して、コーン紙にまで塗るという徹底っぷりが凄いです。
実際に聞いてみると、不要な誇張を抑えながらも、楽器の雰囲気をしっかり聴くことができました。
午前中のラストは、小沢さん。
大型で立派なSPですが、なんと一本300円のスピーカーユニットを使用しているとのこと。
3000円ではありません。300円です!
Image may be NSFW.
Clik here to view.
先に、音の感想を言ってしまいましょう。
凄いです。本当に凄いです。
正直「ああ、安さ自慢ね…」と構えていた私が恥ずかしくなりました。
ここまでCP比の高いユニットを見つける洞察力には、感服するしかありません。
話を聞くと、フォスター電機の防水型フルレンジユニットで、
現在は在庫切れとのこと。 う〜ん、残念。
内部のネットワークは、4本のうち一本がツイーターとして動作。
それ以外はフルレンジ接続となっています。
Image may be NSFW.
Clik here to view.![]()
下部の二本はセンターキャップをダンピングしたり、
振動板にアルミテープを張るなどで、帯域をコントロールしていました。
機械的な手法で帯域を制御するのは、電気的なネットワークとは違った面白味があるなぁ〜と感じました。
さらに、ユニットの固定方法に一工夫あるのです。
Image may be NSFW.
Clik here to view.![]()
S字フックを鉄板フレームに引っかけ、
そのまま背後から引っ張って固定しています。
本機の音質の良さは、この固定方法に起因するのかもしれません。
私もぜひ見習って実施してみようと思います。
午前中のデモは、ここで終了。
盛りだくさんのOFF会は、まだまだ始まったばかりです。
次回をお楽しみに!
Image may be NSFW.
Clik here to view.

OFF会といっても、仲間内だけでなく会員以外の方もいらっしゃるので、発表会のようなイメージでしょうか。
皆が思い思いの発表をして、和気あいあいと楽しむ・・・そんな感じのイベントだなぁ〜と感じました。
さて、今年は会場を中野ZEROに戻しての開催です。
天井高も十分にあり、スピーカーの実力を発揮するのに最適な会場ですね。
一番目の発表者は、加藤さん。
Image may be NSFW.
Clik here to view.

一見して特徴のある形状のスピーカーは、
「エムズシステム」などが販売している「波動スピーカー」を模したもの。
内部はただの空洞で、
その両側にユニットが取り付けられています。
ただの紙筒といえば簡単ですが、
ポイド管に紙を巻いて固めた力作なのです。
実際に音を聴くと、FOSTEXの紙コーンらしい明るく華やかさのある音が印象的でした。シンプルな構造ゆえの、抑圧感のない音が楽しめました。
私は、スピーカーの左側から聞いたので、直接右側のユニットは見えないのですが、
意外と右chの音も聞こえるのには驚きました。
今回は会場が広かったので、反射音を利用するには不利なシチュエーションでしたが、
独特のSP構造のためか、違和感なく音楽を聞くことができましたね。
スピーカーをひととおり試聴した後、
音に対する「先入観」を体感できるデモを披露してくださいました。
早い話が「意識しないと聞こえない音は多い」という内容なのですが、
オーディオの楽しみ方として「楽譜を見ながら聞く」というのがあるのを思い出しました。
人の意識と、オーディオ趣味。 まだまだ深い世界が広がっていそうですね。
お次の発表は、高橋さん。
ステレオ誌のユニットを使った作例です。
Image may be NSFW.
Clik here to view.

一見、ただの小型スピーカーですが、
実は複雑な構造をもつ「多自由度バスレフ型」。
簡単に説明すると、
バスレフを2つ組み合わせたのが「ダブルバスレフ型」。
バスレフを3つ以上組み合わせたのが「多自由度バスレフ型(MCAP方式)」といったところ。
Image may be NSFW.
Clik here to view.

「名古屋型ダブルバスレフ」と「MCAP方式」を組み合わせた本機は、
小口径ながらバランスのとれた低音感を聴かせてくれました。
『マジンガーZ 40周年』のJAZZアレンジは、しっかりとした低音感を楽しむことができました。個人的にちょっと気になった一曲です。
そして、塗装にも一工夫。(こちらも言われないと気付かなそうw)
黒色の塗装は、シュラックという古典楽器(?)に使う塗料とのこと。
楽器の音再現を目指して、コーン紙にまで塗るという徹底っぷりが凄いです。
実際に聞いてみると、不要な誇張を抑えながらも、楽器の雰囲気をしっかり聴くことができました。
午前中のラストは、小沢さん。
大型で立派なSPですが、なんと一本300円のスピーカーユニットを使用しているとのこと。
3000円ではありません。300円です!
Image may be NSFW.
Clik here to view.

先に、音の感想を言ってしまいましょう。
凄いです。本当に凄いです。
正直「ああ、安さ自慢ね…」と構えていた私が恥ずかしくなりました。
ここまでCP比の高いユニットを見つける洞察力には、感服するしかありません。
話を聞くと、フォスター電機の防水型フルレンジユニットで、
現在は在庫切れとのこと。 う〜ん、残念。
内部のネットワークは、4本のうち一本がツイーターとして動作。
それ以外はフルレンジ接続となっています。
Image may be NSFW.
Clik here to view.

下部の二本はセンターキャップをダンピングしたり、
振動板にアルミテープを張るなどで、帯域をコントロールしていました。
機械的な手法で帯域を制御するのは、電気的なネットワークとは違った面白味があるなぁ〜と感じました。
さらに、ユニットの固定方法に一工夫あるのです。
Image may be NSFW.
Clik here to view.

S字フックを鉄板フレームに引っかけ、
そのまま背後から引っ張って固定しています。
本機の音質の良さは、この固定方法に起因するのかもしれません。
私もぜひ見習って実施してみようと思います。
午前中のデモは、ここで終了。
盛りだくさんのOFF会は、まだまだ始まったばかりです。
次回をお楽しみに!