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<S-040> センタースピーカー 試聴感想編

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前回からずいぶん時間が空いてしまいましたが、
センタースピーカーの製作・試聴記です。




まず、最初に感じるのが、16cmウーハー×2のバワー。
以前は一発で使っていましたが、その時では感じなかったパワフルさを感じます。

特に、男性のモノローグでは素晴らしい表現力を見せてくれます。



宇宙戦艦ヤマト2199での沖田艦長のセリフは、このセンタースピーカーが最高のパフォーマンスを見せてくれます。


で・す・が

女性のモノローグでは、ちょっとイマイチ。



中高域を担当するFE108EΣが、あまり上手く鳴っていないようで、声優さんの演技が上手く伝わってきません。

そこで、プチ改造。





写真にあるように、ユニットの磁石後部を木片で支える「積層リアマウント」を導入しました。

<「積層リアマウント」については、こちら。>


導入効果は抜群で、FE108EΣの高域が自然な方向へシフトし、耳障りな高域をしっかりと抑えるとともに、中域の表現力が数段階向上します。

ここで、FT7PRのコンデンサを0.68μF→2.0μFへ変更。高音域のバランスと指向性を改善します。

この状態であれば、女性モノローグをしっかり再生することができるようになりました。



流石の豊崎愛生さん、なかなかの名演です♪

センタースピーカーのクオリティを上げると、他のF,R,SRの音質も格段に上がったように感じます。

(私が視聴するのは2ch作品をコンバートした5.1chですが、)他の4chで構成される音場の中に、ボーカルを担当するセンターchが溶け込んでくる感じで、非常に好ましいサラウンド再生になりました。

3wayのスピーカーというのは難易度が高いといわれますが、箱の設計だけちゃんとしておけば後はじっくり調整していけば良いので、それほど難しいという感じではないですね。
ただ、ウーハーの能率が高いと(パッシブネットワークでは)ちょっと難儀するかもしれないので、注意が必要かもしれません。

これだけ能力の高いスピーカーの場合、真価を発揮するには、ケーブルや、ルームアコースティック、上流機器への電源供給など、総合的に追い込んでいくことが必要になりそうです。
これは、長期に渡って楽しめそうですね。

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今回はS-040ということで、40台目の記念すべき作品になったかなぁと思います。

次回は、久々にバックロード型を作りたいなぁ〜と思っています。スワン型とかイイなぁ・・・なんて妄想を膨らませているカノン5Dです。

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