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オーディオマニアの見るCEATEC 2013

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先日CEATECに行ってきましたので、そのレポートを書きます。
基本的には、ディスプレイは4Kや8Kがメインで、自動車メーカーや家電メーカーは「スマート」がメインです。

気になるのが音響関係の展示です。

最大の注目は、京セラの「ピエゾフィルムスピーカー」でしょうか。
経済産業大臣賞の受賞もあってか、ブース前には常に人だかりができていました。




こちらが、実機。



有機フィルムにピエゾ素子を組み込んだ構造です。
ピエゾを使ったスピーカーとしては20年前に音響メーカーがやっていたことと同じなのですが、「薄型化のニーズが時代にマッチした。音響特性を上げるための最適化を行った。(担当者談)」とのこと。


試聴コーナーもあったので、行ってきました!


こちらも常に長蛇の列!
音響機器にこれほどまでの注目が集まっていること自体、驚きなのです。



まずは、従来型のスピーカーの視聴からスタート。
強烈に籠った音が出てきて驚いたのですが、「(TV裏に設置されるSPを想定して、)下向きに音を出している」という説明を聞いて納得。

次に、ピエゾ型の視聴。
ユニットが正面を向いているぶん、明瞭さが確保されています。中高音がピーキーですが、チューニング次第で何とかなるのでしょう。

最後に、LG電子のTVの登場です。


こちらは、流石のサウンド。イコライザーの調整が巧みなのか、普及クラスのミニコンポと同等レベルの(TV付属スピーカーとしては驚異的な)サウンドだと思いました。



さて、大注目の京セラでしたが、
なんと、NEC/TOKIN ブースにも「ピエゾスピーカー」を発見しました。





動作原理は、ほぼ京セラと一緒。
巨大な紙コップの裏に、ピエゾ素子が貼り付けてありました。

これ、凄く音が良いのです。
クラッシックが鳴っていましたが、弦楽は切れ味よく、かつ滑らかで、非常に上質な音だと感じました。

もちろん、ナローレンジなのは言うまでもないですが、ダイナミック型を超える利点はあるのかなぁ、と感じさせた一品でした。


そして、こちらはFOSTER電気のブース。



薄型スピーカーとして、振動板を裏返したようなユニットが出ていたので、チェック。


音は聞けませんでしたが、周波数特性は良さそうです。


ラストは、ニチコンのブースです。


オリジナルのコンデンサはもちろん、音響機器への搭載例なども展示してあり、興味深く見てきました。
写真はソニーのポタアンですが、他にはマランツのSA-11S3(電源部)や、アキュフェーズのパワーアンプも展示していました。


CEATECは、土曜までやっているので、
興味のある方は、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか!

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